ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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新たな指輪の争奪戦

「結局、お前も指輪バトルをやるって事だな?」

 

吠の問いに熊手は苦笑を漏らす。

 

「やるにはやるが」

 

右手で黄金に輝くセンタイリングを見せつける。

 

吠は反射的に自分のポケットを探る。

 

だが、彼の持つニン二ンジャーのセンタイリングがなかった事に気づく。

 

「てめぇ!?」

 

「救世主の世直し料分だ」

 

「はぁ!巫山戯るんじゃねぇ!」

 

吠が怒りの声を上げる。

 

「こんな指輪、集めた所で何も変えられやしない」

 

熊手は無造作にセンタイリングを指で弾く。

 

「あなたに願いはないって事?」

 

未来が静かに問いかけるとセンタイリングが冷たい光を放った。

 

「返答には課金が」

 

ベアックマの声を熊手は軽く手を上げて遮った。

 

「いや、ある。だが俺はもうテガソードには頼らねぇ」

 

その呟きと共に握りしめられた指輪。黄金だった表面が徐々に青く染まっていく。

 

「テガソードを越え、俺様自身が新たな神になる」

 

「新たな神って、それじゃ」

 

響の声には明らかな危惧が含まれていた。

 

「おっと、アダムの奴と同じにするなよ。あいつとは違って俺様は犠牲を出すつもりなど毛頭無い」

 

「アダム?」

 

吠が首を傾げる。

 

「アダムを知っているって、熊手さん、あなたは一体」

 

その名前を聞いた瞬間、熊手の目に鋭い光が宿った。彼の声が低く沈む。

 

「奴は愚かだ、本当ならば、人間と共に歩み守る存在なはずなのに、自分自身の事しか考えなかったからな」

 

その言葉は落胆と哀れみ。まるでアダムという人物を近くで見ていたかのようだ。

 

「……もしかしてあなたはアダムと知り合いなの?」

 

未来が慎重に問いを重ねた。

 

アダム――その名は響と未来にとって特別な意味を持つ。

 

パヴァリア光明結社の統制局長。超高位の錬金術師にして、ヒトのプロトタイプたる原初のアダム。

 

存在自体が国家機密扱いのはずだ。

 

「なぜあなたがアダムのことを?」

 

響の声が僅かに震える。彼女の記憶には戦いの日々が鮮明に刻まれていた。

 

熊手は指輪を弄びながら肩をすくめた。

 

「さぁな。世の中には知らない方が幸せなこともある」

 

「はぐらかすなよ」

 

吠が一歩前に出る。だが熊手は構わず続ける。

 

「大事なのはこれからだからな」

 

その宣言と共に熊手は不敵に笑みを浮かべる。

 

「・・・アダムとか、意味の分からない事を」

 

それと共に吠は熊手を睨む。

 

「指輪の争奪戦に参加するって事でいいのか?」

 

「まぁ、そうなるな。俺様の目標は同じだ」

 

吠の問いに熊手はそう返す。

 

「だったら、決まっている」

 

そう、吠が構える。

 

「てめぇも俺の獲物だ」

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