ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
剣道道場。
吠と翼が、ゴジュウイーグルこと猛原禽次郎。
またの名を、猛原譲二を連れ戻す為に来ていた。
だが、そんな猛原譲二がいる剣道道場に、熊手と新たな指輪の戦士が現れる。
「全く、面倒な事になりやがって」
「なんだ、二代目?何か不満そうだな」
「不満というよりも、訳が分からないんだよ」
そうしながら、熊手の隣に立った。
そんな熊手に対して、吠は怪訝な表情で呟く。
「何よりも、なんでお前がこんな所に」
「何、決まっているだろ。道場破りだって」
それと共に、見つめた先はこの道場にいた剣道道場にいるユニバース戦士である刃白は構えていた。
「・・・まさか、師範代も。けれど」
そうしていると、刃白は、既に指輪を構えていた。
「戦いを挑まれた以上、戦う。それが強くなる事に近づくから」『シンケンジャー』
「なるほど。その気概、気に入った」
それと共に、熊手も、刃白も互いに構えていた。
「「エンゲージ」」『ゴジュウポーラー』『シンケンジャー』
その言葉を合図に、剣道道場の真ん中で変身した2人。
ゴジュウポーラーこと熊手。
シンケンレッドこと、刃白。
2人は互いに剣道道場の真ん中で構えていた。
「素手で、戦うのか」
シンケンレッドこと刃白は、腰にあるシンケンマルを構える。
「何、これが俺様の剣術でもあるからな」
その言葉を証明するように、熊手は武器なしで構えていた。
「ならば……いざ、参る!」
その一言と共に、シンケンレッドこと刃白は真っ直ぐと熊手に近付く。
シンケンレッドの刃が疾風のごとく翻る。シンケンマルを両手で握り締めた刃白は、流れるような動作で上段からの斬撃を繰り出した。しかし—
「甘い」
ゴジュウポーラーはわずかに半身を引いただけで避ける。その動きは自然でありながら無駄がなく、まるで相手の剣筋を読んでいるかのようだった。
続けて水平に薙ぎ払われる刃を、今度は左掌で受け止める。金属音が道場内に響き渡る。
「っ!?」
刃白の瞳が驚きで見開かれた。ゴジュウポーラーの左手には傷一つついていない—いや、それどころか掌が刃を押し返すほどの力強さを示していた。
「どうした? それで終わりか?」
挑発的な言葉とともに、ゴジュウポーラーの右足が弧を描いて跳ね上がる。それは紛れもなく蹴り——しかし普通の蹴りではなく、鋭利な"刃"のような鋭さを持っていた。シンケンレッドの脇腹を狙った一閃を辛うじて避けたものの、刃白の動きが一瞬乱れる。
「面白い……本当に拳法のような動きだ」
翼が小声で呟く。
「いや、あれは拳法というよりも、むしろ鋭い剣技のようだ」
「えっ」
禽次郎の言葉に、翼は驚きを隠せなかった。
「自らの身体を刃に見立てているのだ。しかもただの模倣ではない……あれは独自の境地に達した技だ」
禽次郎の言葉通りだった。
ゴジュウポーラーの戦い方は圧巻だった。手刀が空を切り裂けば真空波を生み出し、足刀が床を打てば衝撃が波紋となって広がる。それは単なる格闘術を超え、まさに"武の結晶"と呼ぶべき美しさを持っていた。
「こんな戦い方もあるとは」
「そうだな、これでも俺様はかなり長い間、戦っていた。そんな俺様だから言える」
そうして、そう、構える。
「長い人生、一つの価値観だけで決めてはならない」
「一つの」
ゴジュウポーラーの言葉が、禽次郎の胸に深く突き刺さった。
剣道場を守るために厳格な師範代として振る舞ってきた。その生き方は決して間違いではなかった。むしろ正しさの象徴だったはずだ。
「一つの価値観だけでは見えない物がある」
その言葉が何度も頭の中で反響する。若者の間で流行する「パーリーピーポー」という言葉。最初は単なる若者文化の一過性の流行だと思っていた。
しかし吠がそれについて語る様子を見るうちに、どこか懐かしい感情が蘇ってきた。
だが師範代という立場がそれを封印していた。
だが、ゴジュウポーラーの一言で。その封印が音を立てて崩れ始めた。
「どうした?攻撃の勢いが落ちているぞ!」
ゴジュウポーラーの鋭い叱咤が飛ぶ。確かにシンケンレッドこと刃白の太刀筋が鈍くなっていた。
「まだまだ!」
その戦いの最中。
聞こえて来た悲鳴。
「どうやら、ここにいるようだねぇ、ハニー」「そうねぇ、ダーリン。テガナグール様の指輪、渡して貰うわぁ!」
それと共に見つめた先には、Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク。
そして、引き連れて現れたアーイー達がいた。
「あいつは、ブライダン」
「まさか、ここに」
それを見た吠と翼がそのまま睨む。
「・・・2人の戦いは、邪魔させない」
すると、禽次郎が立ち上がる。
その手には、ゆで卵が。
「ゆで卵?」
疑問に思う翼を余所に、禽次郎は見つめ、食べる。
次の瞬間。
「儂はっ、ワシは!」
「なっ」
翼は、それを見て、驚きを隠せなかった。
「ワシはパーリーピーポーになるっ!」
その姿を、老人から若者へと戻る。
「吠っち!頼む、あの2人の戦いを」
「まぁ、良いだろう」
「・・・何がなんだか分からない」
そうしていると、吠と禽次郎は並び立つ。
「「エンゲージ!」」『ゴジュウウルフ!』『ゴジュウイーグル!』
それと共に、2人は並び立つ。