ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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応援団!

「燃え上がる友情で世界を変える!キズナレッド参上!」

 

ファイヤキャンドル改めキズナレッドはそう叫ぶ。

 

それと共に。

 

「握手カリバー!」

 

奴の叫びに合わせるように、その手に持った双刃剣を構え、地面を踏みしめる。

 

赤いスーツから立ち上る熱気が周囲の空気を歪めている。

 

「来いよ!」

 

キズナレッドが挑発する。その背後には大量のアーイー軍団が控えており、彼らは一斉に鐘を鳴らす。「友情!」「団結!」「絆!」の声が波紋のように広がる。

 

「……しょうがねぇな」

 

俺は舌打ちしながらも。

 

「エンゲージ!」『ゴジュウウルフ!』

 

ゴジュウウルフへと変身すると共に片手にウルフデカリバー50を持ち、テガソードとの二刀流で構える。

 

「恩人は、下がってな」

 

「はぁ!?けど…」

 

「これは、俺とあいつのタイマンだ」

 

「分かった」

 

恩人は渋々了承し、距離を取る。

 

それを見届けると同時に二人の間に緊張感が高まる。

 

「行くぞ!!」

 

キズナレッドが先に仕掛ける。

 

双刃剣『握手カリバー』を振り回しながら突進してきた。

 

左右からの同時攻撃を避けるべく跳躍する。

 

空中で身を捻りながら『ウルフデカリバー50』を振るうと次元の狭間から無数の斬撃が飛んでいく。

 

「甘い!」

 

キズナレッドがそれを察知すると体ごと回転し受け流すだけでなく更なる加速で接近してきた。振り抜かれたカリバーの一閃を受け止めるべく交差させた両腕が軋む音を立てる。

 

火花散る鍔迫り合いの中で彼我の視線が交錯した刹那───!

 

「バーニング・キズナパンチ!!」

 

突如放たれた炎拳による直撃を受ける寸前に『テガソード』を使い防御体制に入るも衝撃により弾き飛ばされてしまう。

 

「っくそ!」

 

後退しつつもすぐさま立ち上がると眼前には既に追撃を仕掛けようと迫る敵影があった。

 

「まだまだ行くぜ!!」

 

その瞬間地面から無数のアーイー達が現われて、そのまま応援を続ける。

 

「キャキャキャキャ!!これこそ、このキズナレッドの力!友情パワー!俺の部下達の熱い応援があれば、俺は無敵だぁ!」

 

キズナレッドはその声と共に周囲を焼き尽くす。

 

しかし俺は怯まない。

 

「それに比べて、ゴジュウレオンはなんだ!お前のピンチにも駆けつけねぇとはよぉ!」

 

そう、陸王に向けて言っただろう。

 

この戦いの音で隠れているだろう。

 

けどな。

 

「別にどうでも良い」

 

「何?」

 

「記憶がなくても、奴と俺はいずれ戦う運命には変わらないからな」

 

「お前」

 

俺の言葉に恩人は見つめる。

 

「けどなっ!俺の知っているあいつなら、少なくとも応援した奴の言葉を無下にはしない。アイドルとしての誇りがあるなら」

 

それと同時だった。

 

「まったく、吠君に言われたら終わりだな」

 

「陸王」

 

見つめると、そこには陸王がいた。

 

ダサい格好なのは、変わりないが、マルメガネを取り外し。

 

「そうだね…これ以上、ファンを悲しませる訳にも、ライバルを失望させる訳にもいかないからね」

 

そうして、自らのダルマを地面に落とす。

 

「何度落ちても、輝いて甦る!その歌を見せるさ、エンゲージ!」『ゴジュウレオン!』

 

同時に、あいつは再び、ゴジュウレオンへと変身した。

 

「吠くんと君の戦いは邪魔しないさ。けれど、そこにいる応援団は僕が相手になるよ」

 

「えぇ!」

 

それには、思わず恩人は叫んでしまう。

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