ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦 作:ボルメテウスさん
刃と刃が空気を切り裂く音が響き渡る。俺のテガソードとレッドバスターのテガソードが火花を散らして交錯する。
「お前の両親だと!?ふざけるな、誰が知って――ぐっ!?」
言葉途中でレッドバスターの蹴りが腹部にめり込んだ。超高速の連撃が続く。一発一発が重く、的確に急所を狙ってくる。
「お前が知っている可能性がある!そう、話を聞いたから!」
レッドバスターの、その一言と共に放たれた回し蹴りを辛うじて受け止めた。鍛え上げられた脚力が直撃すれば骨まで砕かれかねない。
「…どこから出てきたんだよ!そもそもお前は誰なんだ!」
レッドバスターの動きが一瞬止まる。「私は……ただ真実を知りたいだけよ!」
その叫びと共に戦意が一段階上がる。全身が紅蓮に輝き始めたかと思うと――消失。
視界から完全に消えたレッドバスター。
だが――嗅覚が研ぎ澄まされる。戦闘中でも鋭敏になっていた鼻が捉える。空気が切り裂かれる独特の匂い。砂埃が僅かに巻き上がる方向。
「そこだぁああ!!」
右側面から襲いかかる赤い閃光。
予測通りの軌道に合わせて横薙ぎにテガソードを振り抜く。カキーンッ!金属同士が擦れ合う不協和音と共にレッドバスターの体勢が大きく崩れた。
「っ!」
「こっちの番だぜ!」
隙を見せた相手に対し、俺は猛然と間合いを詰める。連続斬りで追い詰める。地面を蹴りつけて跳躍し、空中で一回転して叩きつけるように斬撃を加える。
――だが、それは罠だった。
落下点で待ち受けていたのはレッドバスターの手には銃を構えていた。
『It's time for special buster!』
機械的なアナウンスと共にエネルギー充填音が鳴り響く。
「まずい――回避――!」
しかし遅すぎた。回避不可能な至近距離。視界が眩い光に包まれる刹那――
『デカレンジャー!フィニッシュ!』
それと共に俺に放たれるはずの攻撃を防いだ影。
「この攻撃はまさか」
「慌てすぎよ!まったく、体力ギリギリでやって」
「その声は」
そこには、角乃がいた。
「お前、もしかして」
「そこにいる依頼人のおかげで記憶をね」
「依頼人だと?」
それと共に戦いは止まる。
「あんたに、聞きたい事があるの」
「あぁ、だから、そいつには「そこにいる人は、昔、あんたと同じく行方不明になった人達が両親なのよ」はぁ?」
その言葉に一瞬、首を傾げる。
だが、これまでの矛盾した言葉に理解が出来た。
「まさか、お前、あの人達が言っていた娘か?」
「っ!」
それと共にまるで示し合わせるように、現れたのは一体のノーワン。
「ノーワンっ、こんな時に」
マリアがそう、呟くが。
「あいつは、まさか!?」
「知っているの、吠」
俺の言葉に、まるで合わせるように、そのノーワンの胴体が開く。
そこには、二つの顔が見える。
「父さんっ、母さんっ!?」