ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVS戦姫絶唱シンフォギア ユニバース大戦   作:ボルメテウスさん

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その手を伸ばす為に

「行くわよっ!」

 

最初に動いたのはゴジュウユニコーン──角乃だ。

 

右手に握った「ユニコーンドリル50」が唸りを上げて回転し始める。

 

父母ノーワンが、角乃に向けて、攻撃を仕掛けようとした。

 

「ふん」

 

それに対して、角乃は笑みを浮かべる。

 

「甘いわよ」

 

それと共にユニコーンドリル50を振るうと、その風圧だけでノーワンの攻撃を粉砕した。

 

ユニコーンドリル50は先端部が螺旋状になっており、凄まじい貫通力を秘めている。

 

「妹を取り戻したい願いを思い出させてくれたのを決して無碍にしないために!」

 

決意と共に猛進。ドリルがフボノーワンの貝殻状装甲に叩きつけられる!

 

ギィィィィン!!!甲高い金属音が響き渡る。

 

貝殻の硬質な表皮にヒビが走る。

 

「くぅっ……硬すぎる!」

 

ドリルが滑りそうになり、角乃が歯を食いしばる。

 

フボノーワンが怒号を発し、内部から触腕が無数に湧き出てくる。しかし──

 

「遅いわよ!」

 

角乃は瞬時に上空へ跳躍。ドリルを空中で高速回転させながら急降下する!

 

「これでも喰らいなさいっ!!」

 

ズガァン!!!爆音と共にドリルが貝殻の中心部に突き刺さる!ヒビが急速に広がり、遂に装甲が砕け散った!

 

「父さんっ!!母さんっ!!」

 

父母ノーワンの貝殻の内側に囚われた二人の姿が露わになる。

 

「よし!突破口は作ったわ!」

 

角乃が叫ぶと同時、俺達が一気に動き出す。

 

「吠!今だ!!」

 

角乃が叫ぶのと同時に、父母ノーワンの貝殻が砕け散る。内部に囚われていた二人の姿が露わになった!

 

「行くぞっ!」

 

「ドジ踏むなよ、二代目!」

 

俺と熊手が同時に飛び込む。それぞれが左右から父母ノーワンの貝殻部分を押さえ込み、全開に維持する!

 

「グオォォ!!」

 

ノーワンが激しく身を捩る。無数の触手が俺達を襲う。

 

「邪魔すんじゃねぇ!」

 

俺が左手に装着したテガソードを振るう。刃が青白く輝きながら、触手を切り裂く。

 

「お前が2人を離そうとしないのは、理解した!だが!」『シンケンジャー!』

 

熊手は、既にシンケンジャーのセンタイリングを装填させ、発動していた。

 

拳には氷と書かれており、それを直接ノーワンに叩き込んだ。

 

それにより、奴の身体は凍って、身動きが取れなくなった。

 

「うおおおっ!もっと広げてやるぜぇ!!」

 

それと同時に、レッドバスターが動いた。

 

「父さんっ!母さんっ!」

 

半壊した貝殻内へ突っ込み、二人の手を掴む。

 

「しっかり握って!絶対に離さないから!」

 

その時だった。瀕死の状態であったはずの父親がわずかに瞼を開ける。

 

「……ごめんねっ……」

 

弱々しい声が漏れる。その目には涙が滲んでいた。

 

「やっと……会えたよ……ごめんね……遅くなって……」

 

ユミことレッドバスターの瞳からも涙が溢れ出す。

 

「私も……ごめん……帰る方法を探してたけど……時間ばかり過ぎちゃって……」

 

母親もか細い声で応える。

 

「私達こそ……ごめんなさい……」

 

三人が固く抱擁する。

 

家族の温もりが再び交わる。

 

レッドバスターは二人を抱え上がり、外へと飛び出す。

 

「今だ!」

 

俺と熊手が同時に父母ノーワンから離れる。灼熱の衝撃波が肌を焼く。

 

その瞬間──

 

「HORIZON†CANNON!」

 

マリアの左腕アーマーが砲身へと変形。砲口に光が凝縮する。

 

青白い破壊光線が大地を抉りながら突き進む!

 

「グギャアアアア!!」

 

断末魔の叫びと共に父母ノーワンの巨体が光の中へ溶けてゆく。

 

崩れ落ちる貝殻。残るのは静寂だけだ。

 

「やった……」

 

「あぁ、本当にね」

 

「っ」

 

気味の悪い声。

 

それが聞こえた瞬間、俺は見つめた先には、レッドバスターの奴の後ろに立っていたガリュードの姿がいた。

 

「逃げろ!!」

 

「っ」

 

俺の叫びが聞こえたレッドバスター。

 

けれど、奴の銃弾から両親を守るように立っていた。

 

「がっ」

 

それにより、レッドバスターは、そのまま両親の上に重なるように。

 

そして、そのセンタイリングはガリュードの手に。

 

「ガリュードっお前!!」

 

「やぁ、吠。これは思った以上に面白い事になっているじゃないか」

 

そうしながら、俺はガリュードを睨む。

 

「良かったよねぇ、約束を果たす事が出来て。けど、本当だったら片方しか救えずに罵倒されるのを望んでいたけど、そこにいる邪魔な奴のせいで出来なかったけどね」

 

「あんた!私の依頼人から離れなさい!!」

 

同時にガリュードに、角乃が放った攻撃。

 

それを、ガリュードは避けると。

 

「まぁ、でも、これはこれで面白い事が出来るからね」『ジュウレンジャー!』『ゴーバスターズ!』

 

鳴り響く音声と共に、手に持つ銃の引き金を引く。

 

それと共に、現れたのは、また見た事のないロボット。

 

「あれは」

 

「ゴーバスターエースか」

 

「それだけじゃないけどね」

 

「何?」

 

そうしていると、ゴーバスターエースの周囲に現れたのは、何かのパーツ。

 

熊手は、それを見て驚く。

 

「あれはっパトカイザーにグレートファイブっ!」

 

そうしている間にも、パトカイザーと呼ばれるロボットの両腕が、グレートファイブの両脚が装着される。

 

「本当に、面白いよねぇ、吠」

 

そう呟く奴に対して、俺は前に歩く。

 

「あの人達は、ずっと娘の事を思って、生きていた」

 

「僕達の両親と違って、ずっと思ってくれた娘がいたからねぇ」

 

「父さんも母さんも悪くねぇよ。父さんも母さんも前を向いて、歩いてくれた。待ってくれたのも、前に歩くのも、どちらも悪い事なんて思わねぇ!けれどなぁ!」

 

それと共に、ガリュードを睨む。

 

「てめぇは、それらを全て、踏みにじるような事をした!許せる訳ねぇだろ!!」

 

「・・・なるほどな、その言葉に間違いはないな」

 

すると、熊手が隣に立つ。

 

「邪魔するつもりか」「しねぇさ。それに、お前と同じように彼らを無碍に扱う奴を俺様も許せないだけだ」

 

そうして見たのは、変わり果てたゴーバスターエース。

 

「だから、俺様もやらせて貰うぜ」

 

「勝手にしろ」

 

そうして、俺達は同時に構える。

 

「「アウェイキング!!」」

 

俺と熊手の言葉が合わさると共に、現れたテガソードとグーデバーン。

 

2体が同時に並ぶと。

 

「グーデバーン、あいつらと一緒にやるぞ」

 

「・・・熊手さんが言うならば。それに、少なくともテガソードには力は貸したくないですが、さっきの彼の力にはなりたいですから」

 

「はぁ?何を言っているんだ」

 

俺がそう伝えると。

 

「俺様とグーデバーンが特別に力を貸してやると言うんだ、ありがたく思え」

 

「・・・まぁ、向こうも色々と合わさっているからな。こっちもごちゃごちゃとやるか」

 

「ごちゃごちゃではない、ゴッドネス合体だ!」

 

それが合図だった。

 

テガソードを中心に、グーデバーンが、そのまま装着されていく。

 

これまでの合体とは違い、それ以上に比べものにならない程の巨大な姿へと変わる。

 

「「リングイン! 超人神一体…!テガソードホワイトバーン!!」」

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