……めっちゃ遅れましたぁっ!許してください!!!
……その、違うんです。留年をかけたテストやってたんです。英語とか数学むずすぎ。なんとか突破しても部活とか部活の大会とかがたくさん! それも終わらせて、ようやく執筆じゃあ! ってなったら祖父に不幸が起きて昨日祖父を四十九日の旅に送って今ここっす。疲れたぁ……。
私が投稿サボってる間に評価ゲージがフルなってました。マジでありがたい! 本当にありがとうございます。亀投稿ですが、それでも許してくださるのならこれからもどうぞよろしくお願いします。
「……どうか、したんですか?」
「こんな夜更けに訪ねてくるってことは緊急なこと?」
「……いやぁ、ちょっとねぇ」
頬を掻いてあっけらかんと、
「今ちょっとセリカちゃんが行方不明なんだ」
「……へっ?」
素っ頓狂な先生の声が教室に響いた。
「で、先生、シャーレの特権とかで調べられたりしないかな〜って」
「へ、え、あっ、う、ううん、やってみる、……アロナ、できる?」
このままじゃ、情報が足りなすぎて考察も思考も何もない。
先生がシッテムの箱に話しかけるのを横目に、ホシノさんに話しかける。
「――いつから、連絡が取れなくなったんですか?」
「えっとね、バイトの定時に上がってそれっきり、あっスマホの電源も数時間前から切られちゃってたらしいよ」
「……そう、ですか」
身代金の要求、人身売買、臓器売買、食人、人体実験、性被害、芸術の素材、快楽犯による犯行、裏路地のよ――違う、都市の常識で考えるな。ここはキヴォトス、都市みたいに殺されることはないし、死ぬこともない。あったとしても身代金の要求、そのくらいなはず……。
「あ~……ごめんホシノ、出来はするらしいけど少し時間もらうね」
「わかったよ先生。ん~、ユーリさんは悩んでるとこ悪いけれど、ちょっとみんなの様子見てきてくれないかな、みんな不安なはずだから。シロコちゃんとか、ノノミちゃんとか、特にアヤネちゃんとか今頃涙目なんじゃないかなー」
「……わかりました」
ホシノさんの言うとおりに情報収集は先生に任せて、私は皆さんのそばを落ち着かせよう。それくらいしか、今の私は役に立てないし。……いや、私が皆さんのそばにいたから何が変わることはあるのか、って話ではあるけど。
教室のドアを開けて、対策委員会へ向かう廊下を通る。窓からは雲が月の輪郭をぼやかし、隠すのが見えた。
対策委員会の看板、暗闇に慣れたこの目は、例え隻眼だったとしてもわずかな月明かりで読み解くことができた。
微かに、先生なら何とかしてくれるはず、という声が聞こえる。
「……」
少し、躊躇してノックを3回
「ッ、先生ですか?」
瞬時に明らかに期待の色が入ったアヤネさんの声。
それと同時に勢いよく扉が開かれた。
アヤネさんの目は赤く、腫れていた。
「あの……ごめんなさい。私です」
「ユーリさん、でしたか」
私の姿を視認したアヤネは、わずかに落胆の色を漏らす。
「ん、ユーリ、いま先生はどうしてるの?」
「えっと、先生はセリカさんの行方を調べてます。時間はかかるけれど、できそうと言ってました」
「……あの! ……ユーリさん、セリカちゃんは本当に大丈夫なんですか?」
「……大丈夫ですよ。シャーレですよ? 女の子一人探せないと思いますか?」
「……そうだと、いいんですが」
「……」
スカートの裾を掴み、目を伏るアヤネさん、不安と静寂がこの場を包む。なんとかこの空気を打破しようとするけれど、私には何も言う事が出来なかった。
「みんな、お待たせー」
が、その空気はホシノさんの底抜けに明るく、呑気な声によって掻き消された。
……やはり、私がいても何も変えることは出来なかったな。
「ホシノ先輩! 先生」
「やぁ、ただいま〜……えっと、まずはアヤネちゃんのことだよね」
「ん、どうだった? ホシノ先輩、先生」「」
「えっとね、私が持つ権限で連邦生徒会のセントラルネットワークにアクセスできたよ。……こっそりだけどね」
「そうそうこっそり、バレたら先生が始末書書かないとだからみんな黙ってあげてね〜」
「そ、そんなことして先生は大丈夫なんですか!?」
「まー。セリカちゃんのためなら背に腹は代えられないし。あっ、だからといって始末書書きたいわけじゃないから、ね?」
少し首を傾げ、指先を唇に当てる先生。酷く様になっている。顔面蒼白、冷や汗ダラダラ、それに合わせて指先を震わせてなければ、だけど。
大丈夫かな。
「……大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないかなー……うん。普通にバレたら始末書だね……ま、まぁ、バレなきゃ犯罪じゃないって言葉もあるし……ね?」
大丈夫かな。
本当に。
「それでね、セリカちゃんの連絡が消える直前の場所がここだったんだよ〜」
「これは……砂漠化が進んでいる市街の端、ですね 住民の皆さんもいなくなって廃墟になっているところですよね」
ホシノさんが地図を広げながら指さす。それにアヤネさんがのぞき込む。
ホシノさんが指さした場所を見て、
「……このエリア、カタカタヘルメット団の主力が集まってる場所だよね。……ということは、やっぱりヘルメット団の仕業?」
「学校襲うくらいじゃ物足りなくなって……脅迫しようと思ったんですかね」
シロコさん、アヤネさんと、口を開いた。
ほとんど、結論はついたと思う。まだ細かいとこは後回しにして私たちはセリカさんの救出に向かった。
次は1週間以内に出してみせます。
それはそれとしてエイプリルフールのユーリちゃん登場シーンで、発狂して目頭熱くなって2、3分進めなかった。 やっぱりユーリちゃんだわー……。君L社前そんなんだったんだな。……というか目の眼帯は病なのかしら、てっきり傷かと……。