姉の過保護で一日八時間睡眠が解除できない   作:かりん2022

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上の「日本征服を頑張るAFO」もよろしくお願いします。
虎杖(AFO)TUEEEものです。

感想、ここ好き、お待ちしてます。


未来への準備をする為に未来へ行く

「ねぇ悟」

「んー?」

「術師増やしちゃダメかな。日車とか。未来の私はすごく嫌われてたけど」

「それなー」

 

 未来を知っているだけに悩みどころである。

 

「個別に目覚めさせるんじゃダメ? 呪詛師増えても困るし、覚醒者だって下手に力が目覚めても勝手がわからなくて相談先も不明で困るだろ。真人探して、見つけた後は個別対応しようぜ。天元様の結界を使うんじゃなくてさ。俺、術式持ってるやつわかるし。見えなくても術式ある奴って実は稀によくいるんだよ」

 

 そういう五条に、夏油は笑う。

 

「稀なのか多いのか、どっちなんだよ、それ。でも、そうだね。探そっか」

「天元様の結界の代わり、どうすっかなー。傑がしないにしても、後世で呪霊操術が生まれたらもうアウトだろ。やばいってそれは。準備はしっかりしないと」

「そうだね」

「協力を願い出てるんだけど、中々上手く行かなくてさー」

「その辺は一般出の私にはできない事だから、任せるよ。私にできる事ならなんでも言って」

「サンキュ。派閥の取り崩しと取り込みをしてくれるのは助かる。今の所、罠依頼も防げてるし。でもあんま誑し込み過ぎるなよ? 刺されるぞ」

「?」

「はぁ、分かんなきゃいいよ。俺が気をつけるから」

 

 五条は未来に行ってから、夏油に秘密が出来た。

 未来の五条が、総監部を殺していた事。

 これからの事も秘密だ。

 伏黒 甚爾から、五条は会いたいと言われていた。

 夏油には何も告げていない。

 五条に怖いものは殆どない。だが、怖いことが一つある。

 

 それは、ポケモンに囲まれて呑気に戦闘中に眠るような大事な親友を失う事だ。

 乱丸と夏油が眠る中夜更かししてゲームしたり、眠る夏油にちょっかいかけて十万ボルトを喰らったり、夢美の歌を聞いて一緒に寝ちゃったり、魁斗のラップを聞いて笑ったり、龍滝がピチピチするのを応援したり、紅丸の尻尾の炎で焼き芋を焼いたり、優がピカチュウグッズやアニメを見つめて真似をするのを眺めたり、夏油と一緒に遊んだり、戦ったり。夏油がいなくなったら、そういった夢のような生活が全部水疱に期してしまう。

 

 なので、夏油を失わない為なら手段を選ぶつもりはない。

 

 誰だって夢のポケモン生活を失いたくない。五条だってそう。そうなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、五条の坊。会いたかったんだろ。お前を殺すガキ連れてきた」

「恵です。父がご迷惑をおかけしてすみませんでした。後俺は貴方を殺しません」

 

 三つ指ついて深々と謝る幼児。事情を説明された幼児の心境を答えよ。

 

「やったのは乗っ取った宿儺だから気にすんなよ」

「気になる要素しかないですが」

 

 もっともである。

 

「俺はてっきり、お前らが俺に殺されるんだと思ってたんだがな」

「一回殺されかけたらしいけど、そんときに反転術式覚えて逆に返り討ちにしたってさ。それから、その子と津美紀の援助をして最終的に恵の担任になってる。10年後、その子は宿儺の指を取り込まされて受肉して未来の俺を殺してる」

「ふーん。俺の子が仇を取るのは喜ばしいが、受肉は面白くねぇな。殺されたくなかったらちゃんと防げよ。ガキはお前に預けるわ。津美紀もつける」

「いいのか?」

「俺といたって日の当たる場所は歩けねぇだろ」

「あー、確かに。恵はどう思ってるの?」

「姉共々、お世話になりたいと思ってます。図々しいお願いですが」「大丈夫、いいよわかった。ただし、10年後大きな戦いがある。一回だけ力貸せ」

「呪霊相手ならどうしようもねーぞ俺は」

「嘘つき。特級呪霊相手でもどうとでもなるって知ってる。後、倒したいのは羂索って呪詛師だから。人の体を次次と乗り換える、脳みそ野郎。そいつが傑の事を狙ってんだ」

「うつくしー友情ってやつかぁ?」

「そいつ、傑の体乗っ取った後に俺を殺すつもりなんだよ。傑も大事だけど」

「なるほどね。特別に受けてやるよ」

「後、わかる限り俺派閥は殺すな。未来の俺の生徒もな」

 

 俺は金を詰めた鞄を出した。

 

「あー。了解した。お前とは敵対しないよう気をつける。にしても、随分高い評価くれてんじゃん」

「俺ら、未来で二代目フィジカルギフテッドに訓練でボコられてんの。後お前、イタコのバーさんに遺骨利用されて復活したりしたの。どんだけ強いかよーく知ってる」

「二代目?」

「そ。そいつも未来の俺の生徒。強くなっとかないと、その生徒を指導する時に俺達恥かいちゃう」

「フィジカルギフテッドが生徒に? 呪術師になれるってことか。冗談だろ」

「呪霊見えるメガネ使って普通に入学してた。時代が悪かったな」

「なるほどねぇ」

「流石に級を上げるのは苦労してたけど」

「そりゃそうだろうな。はっ おもしれぇ。その10年後の未来ってやつ、見たくなった」

「だったらまず人殺しやめてくんない? それとは別に就職先も斡旋するけど?」

「いや、そこまではいいわ。自由が好きなんでな。津美紀はホテルで待たせてある。頼んだ」

 

 恵は死んだ目で待機している。幼児には酷な試練である。

 会話が終わったと見て、頭を地につけて深々とお願いした。

 

「よろしくお願いします」

「任せとけ」

 

 そうして、会談は無事に終わった。

 後は傑にどう言うかである。

 

 

「あー。傑……」

「恵と津美紀を預かるんだろ」

「わり」

「謝らないでくれ。君は正しい。美々子と菜々子、利久に紹介してもいいかな?」

「おう! 仲良くしてやってほしい」

「約束しよう、悟。私は彼らを呪詛師に育てない。立派な呪術師に育ててみせる。だから、悟。悟も宿儺や万に乗っ取られないような子供に育ててあげてくれ」

「わかってる。約束だ」

 

 自分でも驚くほどにほっとして、傑の肩に腕を回した。

 

「じゃあ、早速ガキんちょどもにピカチュウとミミッキュを見せてやろうぜ! ぜってー喜ぶって!」

「そうかな」

「そうだよ」

 

 

 結果、乱丸は大人気となり、ミミッキュは美々子に捕獲され、津美紀は乱丸を見てご乱心。恵は夏油に謎の対抗心を持つのだった。

 心配してたのとは全然別種の緊張感が漂ってるが、五条は安心したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、学校を卒業し、成人した日。

 

 探していた夏油の姉が、成人を祝う3人の前に現れていた。

 火傷跡と傷跡で全身無事な所がなく、迫力がある。

 歴戦の戦士って感じである。

 

「悟くん。天内 理子の護衛任務の失敗は私が助けなかったからって言ったそうね」

「そ、れは」

 

 五条が謝ろうとした時だった。

 深々と夏油の姉は頭を下げた。

 

「ごめんなさい。確かにその通りだわ。助けに行けば良かった。傑には過ぎた試練だったわ。呪霊を使ってしまっていたんだもの。それに傑が、真人を探しているって。でもごめんなさい。早い者勝ちだから。真人は確定メンバーだしね。私、才能ある傑と違って、六体しか持てないの。その分、成長させられるけど。ああ、紹介するね。確定メンバーの真人、花御、漏瑚。花子。それと、保留のタイムカプセルくん」

 

 そして、夏油姉が出したのは、ツギハギと花の呪霊と火山と少女の呪霊。

 全て人型である。

 そして。

 

「「「特級呪霊……まさか6体全部!??」」」

「傑! お前! お前のねーちゃん血が繋がってないって! なんで……なんで! 呪霊操術なんだよ!?」

「何それ、めちゃくちゃミラクルじゃん。それにトイレの花子さん? マジで? 女王じゃん」

「し、知らないよ! それにあの呪霊は……!!」

 

 未来に行った時に襲ってきた、特級呪霊!

 

「だから、並行世界に取りに行けばいいわ。ただし、真人を捕らえないと帰って来れないから。姉からの試練よ」

「そんな事より八」

「?」

 

 夏油の八時間睡眠解除を願う渾身の叫びは姉に届く事はなかった。

 こうして、五条と夏油、家入はまたしても並行世界の未来に行くことになったのだった。




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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