姉の過保護で一日八時間睡眠が解除できない 作:かりん2022
さらなるココスキ、感想をお待ちしてます!
「質問! なんでリアルポケモンがいるのよ!」
「そうだ、私にも見えるんだから呪霊じゃねーだろ」
野薔薇のツッコミに、真希が続く。
「世界的レジェンドアイドルの乱丸パイセンがいてくれたら、友達もすぐにできると思って」
「真人が見つかるまでの短い間だけどね。短い間だよね……?」
「ちゃんと協力してくれるんだよね、五条先生」
不安そうに五条先生に注目する3人。不安なのは生徒達もである。
「ちゃんと説明するとね。並行世界の傑のお姉さんが、マサラ人でもあって、ポケモンを傑に六体譲ったんだって。ピカチュウ、ミミッキュ、プリン、コイキング、ニャース、ヒトカゲの六体ね。で、今回、真人って特級呪霊を捕まえて帰らないと戻れない呪いを掛けて並行世界に飛ばしたらしいんだ。って事で、情報収集に皆、協力してあげてね。前にも他の並行世界の未来に飛ばされた事があったらしくて、色々情報もくれたよ。って事で、伏黒は宿儺の器だから、悠仁が急に指を食いちぎって飲ませようとしても防げる距離を保つことと、指を取り込まないこと。真希は未来で禪院家ぶっ潰した件について面談するよー。気持ちはわかるけど、ただでさえ呪術界は人手が少ないからね!」
「は?」
「ええ……先輩、こわ」
「真希が?」
「明太子!」
「こっちの僕と傑も先生目指してるそうだから、面談してる間の授業任せちゃおうかな! じゃあ、真希おいでー。君の一生を左右する大事な話があるから、覚悟しておいて」
「なんだよ、こえぇな……」
真希と五条先生が去り、初対面の先生見習いと生徒達が二人が残された。
「えっと、一応カリキュラムを用意してきたんだ。傑。魁斗出して」
「うん」
「ニャースの魁斗にゃ! よろしくにゃ!」
「悠仁は私がマンツーマンで教えるよ。頑張るよ」
「他の皆は、基礎は出来てるそうだから、乱丸と魁斗に領域展延って技を習ってもらう。俺も補佐する」
そうして、授業をしていると、真希が戻ってきた。
生徒達に動揺が走る。真希は泣いていた。
「やってるねー! お疲れ!」
「ちょっとなんで泣いてるのよ!」
「おかか!」
「真希の夢に、妹の真依の命が必要だってわかってちょっとね。真希、よく考えてね」
「考えるまでもねぇ。真依が死ぬんじゃ例え当主になっても意味ねぇよ……」
「だよね! 僕としては宿儺討伐に手を貸してほしいとこだったけど、こればっかりは強要できないかな! 僕も宿儺の器の恵を殺すつもりなんてないしね!」
「ジジィはわかってたのかな」
「さぁ? 聞いてみたら? 皆は授業何したのかな?」
「領域展延習ってました」
「レベル高っ 最初の授業だし、親睦深めるのに組み手でも良かったと思うけどね。じゃ、皆でご飯食べよっか。仲良くなるのも大事だよ」
ということで、お昼ご飯である。
「うわ、なんだよ、この高級フルーツ!」
「乱丸パイセンのご飯。こいつら、いつも俺らよりいいご飯食べてんだよ」
「五条先生より!?」
「何せレジェンドだからな!! 貢物とかいつもすげー貰ってるし、自分たちの口座あるし、貯金多いし」
「こっちでも頑張って稼がなきゃだね」
「そのうち冥冥さんが来るだろ。乱丸パイセンのプロデュースしに」
そして食事タイムである。
「乱丸パイセン、アーン」
「カチュー♡」
「ゆーう、アーン」
「キシャシャシャ」
「夢美、アーン」
「ププー♡」
「魁斗」
「自分で食べれるにゃ!」
「すぐる♡ アーン」
「あーん」
「おいしーな♡」
「隠し味がいいからね」
「乱丸パイセン、次何食べたい?」
「チャアー♡」
「キシャシャ」
「優もな、あーん♡」
ラブラブラブラブイチャイチャイチャイチャ。
ハートが溢れて洪水を起こすような光景である。あまりの圧に押し流されそう。
五条と家入、夏油と4匹のポケモン達は楽しげに食事をしている。
「毎食やってんの、それ……!?」
虎杖が驚愕の叫びを上げる。急がない時は毎食やってるのである。
「バカップルじゃない。それはそうと乱丸先生には私もあげたい。いちご食べる? あーん」
「あっ 俺も!」
「パンダも可愛いぞー!」
「しゃけしゃけ!」
「夏油は何さりげに給餌される側になってんだよ、自分で食べろ、大人だろ」
「ニャースがちゃんと自分で食べてるのに、恥ずかしいと思わないんですか、夏油さん」
泣いていた真希が泣き止んで、真顔で突っ込む。恵も真面目に突っ込んでいる。
なお、スマホでラブラブっぷりは撮影済みである。
「コイキングとヒトカゲは?」
「モンスターボールに入れてれば、食事はグッと少なくて済むんだ。ギャラドスとリザードンは事故が怖いからね……」
「バッチ足りてねーの? そもそもジムがないか」
「私はマサラ人じゃないからね。従えるという概念があるのかも疑問だよ。マサラ人の姉はギャラドスをちゃんと従えていたし……」
「ギャラドス強い?」
「強い」
「ギャラドスは赫も痛いで終わるからな……」
「え。聞いてない」
「やべーじゃん」
「一生出さないでください」
「そういうわけにはいかないよ。だから、頑張って強くなる」
「とにかく、半年後の宿儺戦に備えて、皆には集中的に戦いを覚えてもらうよ。僕一人じゃ勝てないからね」
「は? 半年後?」
「宿儺復活に向けて動いている呪詛師がいるんだよ。最低でも展延、贅沢を言えば真希以外は全員領域展開ができるのが理想かな。悠仁は半年頑張れば出来ることが実証されてるから、頑張れ」
「はえー。でもそれって奥義だろ? 俺、半年でそこまで?」
「出来なかったらサボってたってことな。宿儺倒せば秘匿死刑もないんだから頑張れ」
「うぇー。頑張る……」
「一緒に頑張ろうね、悠仁」
「おお!」
「あんたは、フィジカルギフテッドについてどう考えてんの」
「術式の一種。極めれば領域展開を無視できるし、呪霊も把握できるし、強いよね。極めるのが大変なんだけど。普通だったら呪力なくても力も強くなったりしないよ」
「そーかよ」
「教祖の傑がやった事については散々責められてるし虐められてるから、そこは許してやって。この傑はやってないんだし」
「非術師を猿って思ったりしねーのか」
「教祖の私は、すごく強かったと思うんだ」
「確かに強かったな」
「だから、ずっと守る側で、手の届かない所まで守ろうと必死だったんだと思う」
「オメーは違うのかよ」
「私は守られる側だよ。で、この子達……ポケモンや悟や硝子が非術師に負けると思う?」
「ないな。それはない」
険しい顔をしていた真希は、納得した顔をした。
「今の私の敵は、宿儺、その器の恵、そして私の姉さ」
「傑、めっ 恵は被害者なのいい加減納得しろ。いい加減怒るぞ」
「お前の姉、敵なのかよ」
「10年後に譲ったポケモンごと屠るから頑張って強くなれって言ってたにゃ」
「修羅の人かよ」
「ポケモンバトルのある世界の人だから、そうなのかもしれない。彼女、六体まで呪霊を操れて、私達を未来へ飛ばした呪霊と、火山の呪霊と、華の呪霊と、今回捕獲する予定の人の呪霊と、トイレの花子さんの呪霊。全部特級呪霊で、更に選別と育成をするって言ってたから、今のままだと確実に殺されちゃう」
「「「「トイレの花子さん!???」」」」
「レジェンドじゃん」
「女王じゃん」
「それもう神の域じゃないの?」
「しゃけしゃけ!」
「いい方法があるよ。真人を祓っちゃって、ずっとこっちにいれば問題なし!」
「「「「いやいやいやいや」」」」
「本当に真人の情報寄越せよ!?」
「わぁーかってるって」
「そうだ。傑、一日八時間眠るって縛りをおねーさんに結ばされてるっていうか、眠らないと強制的にプリンが離反して眠らせてくるから。傑と出かける時はプリン対策で耳栓持って行ったほうがいいぞ」
「なんで」
「寝る子は育つって言ってたにゃ。呪専はブラックだからちゃんと寝かせてもらえないかもしれないし、対策しないとって言ってたにゃ」
「過保護!」
「もう私20歳だし、いい加減解除してほしい……」
そうして、お昼が終わる頃には親しくなっていたのだった。
なお、虎杖を狙う罠依頼は何度か発注されたが、全て呪専所属でない、任務を受ける立場にない五条と夏油によって粉砕された。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
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