姉の過保護で一日八時間睡眠が解除できない 作:かりん2022
あれはいいネタが多いですよね。「俺はやるぜ俺はやるぜ」「そうかやるのか」「やるならやらねば」とか好きです。
「傑。思ったんだけどさ。ちょっと甘えすぎ。このままだと、ポケモンのヒエラルキーで一番下だし、お姉さんの上に立てるわけない。ポケモンともっと模擬戦しよ……何何何!?」
学生家入が学生夏油を誤魔化し、学生五条が五条先生を引っ張る。
「なんて事言うんだよ!」
「僕間違ったこと言ってる? 言ってないでしょ。ご主人様を塗り替えれば、八時間睡眠だって解除できるだろうし」
「傑はなぁ! ラジカセに繋がれた大型犬なんだよ!」
「は?」
「小さい時から繋がれてて、ラジカセが動かせるなんて思いもよらない、可愛い大型犬なんだ。それで、俺がラジカセ動かすと、その範囲内でうろうろする可愛い大型犬。ちょっと引っ張れば自由になれるなんて、傑は知らなくていいの!」
「「はぁ?」」
ちょうどゴタゴタがあったと聞いて海外から帰ってきていた乙骨が五条先生と共に声を上げる。
「その紐を解いてあげようとは思わないわけ?」
「そうですよ。それでいいんですか? 親友なんですよね?」
「あいつ、すぐ迷子になるから繋いでおくぐらいでいいんだよ。今のままだと、俺らいないとどこにも行けねーもん」
「うっざ。そんなの全然傑の為じゃないね!」
「自由にやらせて自分でとどめ刺すのは幸せか? 俺と傑にとって!」
「は?」
「ポケモンの五条さん、友人相手にそれは無責任では?」
「責任は取る。俺と傑と硝子、3人はずっと一緒にいるって誓ったし、傑のねーちゃんに対しても命懸けで戦うし」
「……それでも。それでも、夏油さんには選択肢が与えられるべきです」
「それに、乱丸に勝てない相手だって出てくる。その時に寝かしつけてる場合じゃないでしょ。傑のこと、もっと考えなよ」
「考えてる。俺が傑を守る」
「はっ そんなの傑を尊重してない」
「わかってるよ」
こうして、この話は乙骨→二年生一同→一年生一同へと広まったのだった。
「せんせー、ヤンデレになっちゃったかー」
「いやでも、わかるわー。あれは魔性。ポケモンブーストあるし」
「あの人も道を踏み外すんだな」
一年生一同。
「いやでも、このままじゃいかんだろ」
「僕は良くないと思う。20歳にもなってあれはちょっと」
「おかか!」
「おい、男を見せろ夏油傑! 私は一人でも生きていけるって言ってやれ!」
二年生一同。
「悟……。私、甘ったれかな」
「傑はそこがいいんだろ!」
「ずっと私らに介護されろ」
「か、介護……やっぱりそうなんだね」
先生見習い達。
「僕がサポートするから、一人で行動できるようになろう!」
「乱丸の授業より優先すべきものがあるだろ。しばらくはそっち頑張ろうぜ。な!?」
「そっちの私もクズのヤンデレになってるじゃん。夏油、魔性の男だな」
応援する先生一同。
「「「頑張れ!!」」」
「しゃけ!」
「手伝いますから、頑張って鍛えましょう」
「メソメソしてる場合じゃねーぞ、男だろ!」
「まあ、一人である程度はできたほうがいいだろ」
「五条先生。皆。応援してくれるかな」
「おう!!!」
こうして、夏油のポケモン介護脱却作戦が始まったのだった。
と言うことで、夜更かし作戦である。
「夢美、私はもう大人なんだ。八時間睡眠は無しにしてもらえるかな?」
「ププ!!」
首を振ってノー。
「ごめんね。私はもう、君の歌を聞けないよ」
プリンが歌い出すのを耳栓で防ぎ、逆に呪霊を使って眠らせようとする傑。
「ピッカー!」
「キシャシャシャシャ」
「ププー!」
その呪霊を即座に祓われる。
ピカチュウが現れた!
ミミッキュが現れた!
プリンが現れた!
「さ、3対1?」
「傑、諦めようぜ?」
「いつでもリタイヤ受け入れるぞー」
「傑! むしろ6体敵に回らなくて良かったでしょ、最悪お姉さんに支配権取られて6体と同時に戦う羽目になるかもなんだし、気合い入れな!」
こうして、五条先生はビシバシと戦闘訓練を生徒達と過去の自分達に行うのだった。
「せんせー。映画館の報告、まだ来ないの?」
「しっ! あれはみんな忙しいから、僕がチャチャッと行ってくるよ」
親友の事を一番に考えてくれる五条、どこ……? ここ……?
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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