姉の過保護で一日八時間睡眠が解除できない 作:かりん2022
親身なお言葉、ありがとうございます。
ココスキも嬉しいです。
今回は宿儺戦です。
12月25日。後始末の最中に、私達は飛んだ。
硝子の医務室だった。
「来たね。受肉した宿儺に殺されるって言ってたしね」
静かに五条先生が告げる。
そこには教祖の私もいた。
左腕を失っていた。
「や。今回も運命が変えられるよう願うよ」
それと知らない人。
「彼らがポケモンマスターな五条さん達ですか。私は貴方達の後輩の七海建人です」
「ポケモン使いはこっち。よろしくな、俺は五条悟」
「夏油傑だよ」
悟が私を前に出す。
「悪いけど、今回は君らの出る幕はないかな。大丈夫。勝つよ」
「悟。ギャラドスの力も借りられたら助かるんじゃないかな」
「ギャラドス制御できないじゃん」
「わ、私、頑張るよ。一緒に戦わせて欲しい、悟」
「傑のフォローは俺がする。俺と傑の身を守る事ぐらいならなんとか出来ると思うし」
「どうかな。訓練してみてだね。ああ、あれからの一年についてノートを用意してる。持っていって」
「わかったよ」
「……過去の傑。僕一人じゃダメなんだ。それを、この一年で痛いほど分かったよ。未来を、傑を救ってくれてありがとう」
「私は夏油さんに救われました。貴方がたのおかげでもあります。ありがとう。元の時間軸に戻ったら、そこでも私と灰原を助けていただけるとありがたいです。貴方にいてほしい」
五条先生と七海?の言葉に、私は嬉しくなる。
「私が存在していいって言ってくれるのなら、これほど嬉しいことはないよ」
だって私、ずっと自分の事、足手纏いだって思ってたから。
そんな事に、今更気づいた。
そうだ、それはそうだよね。だって私、一日に八時間も寝ちゃうんだもの。
それでも、友達でいてくれて任務に一緒に行ってフォローまでしてくれる悟と硝子には感謝しかないよ。
という事で軽く現状説明を受ける。
私と悟は絶句した。そもそも東京が壊滅していた。
悟とギャラドスの決戦で助けてくれた乙骨は、壮絶な決意をしていた。
奥の手は使わせない。
ミミッキュの優を抱きしめ、呟く。
「ミミッキュ。私、悟を死なせたくないよ……」
「キシャア……」
ミミッキュが慰めてくれる。辛いのは悟だよね。足を引っ張らないよう、頑張らないと。
「あー。そんな心配しないでよ。大丈夫だからさ、傑」
五条先生が声を掛けてくる。
「君らは君らで、倒せるようになっていてほしい生徒がいるんだ」
「?」
「前に渡したノートに書いただろ? フィジカルギフテッドの甚爾に、君ら殺されかけるんだよね」
「フィジカルギフテッド……真希だっけ。禪院家の……」
「そー。真希から身を守る程度の事はできるようになっててもらいたい」
「でも私、ギャラドスを抑える為にうずまき使っちゃったから、呪霊持ってないよ」
「呪霊の捕獲は当てがあるけど、自分だけでもある程度身を守れるようになって欲しいかな。君のお姉さんに、ポケモン攻撃できなそうだし。必要でしょ?」
「キシャ!」
ミミッキュは頑張るという様子だったが、確かにご主人様と戦えるかというと。
ギャラドスはおとなしく従ってしまったし、難しいだろう。
「悟。わかったよ。私、頑張る」
ということで、悟と一緒に真希の胸を借りる事になった。
ボッコボコにされた。
悟も、相手の攻撃を止める事はできるけど、意識外から攻撃されるのを止めるのは難しい。
悟は五条先生との手合わせもあり、大変そうだった。
私は私で、特級呪霊を捕獲して回る事になったんだけど。
硝子は治療の手伝いと訓練と勉強。
それはそれで大変そうだった。
ポケモン達は大人気で、休憩時間に生徒達に可愛がってもらって良かった。
最初の一撃は、悟の勝ち。
それと同時に私達は飛び出す。
「龍滝! 君に決めた!」
「ぎゃおおおおおおおん!」
「ピー……カー……ヂュウウウウウウウウウ!!!」
ギャラドスが顕現して、ハイドロポンプをぶっ放す。
同時に10まんボルト。
「は! そうだな、勝てないという結果はわかっているものなぁ! だが、烏合がどれほど集まろうと烏合よ!」
宿儺の嘲りながらの攻撃を乱丸のひかりのかべが軽減し、五条が術式を使いつつ、身を挺して防ぐ。
「使ったな」
「プリンー!」
「キシャア!」
優と夢美のモノマネで、宿儺の攻撃をそのまま返す。
「何!? ありかそん」
そこで、五条先生の右ストレートが当たる。
クリーンヒットした所で、私と未来の私のうずまき!
「烏合がなんだって? チームワークと呼んでくれ」
教祖の私が言った。
「貴様ら……ふ、面白い。かかってこ」
ギャラドスの体当たりがクリーンヒット!
「貴様あああああああ!」
宿儺は怒っているようだ。
すぐに虎杖と脹相、真希が参戦してきた。
レイド戦である。
そして、一時間後。
私達は、全員が這いつくばっていた。
悟を……悟を守らなきゃ……。
そんな私の伸ばされた手を、宿儺が踏み折る。
「うわああああああああ!!」
「キシャア!」
「ふん、着ぐるみが。なんだ、中身の方がいい面構えではないか」
宿儺の何気ない攻撃で、着ぐるみが引き裂かれた。
「あっ」
私達は、バタッと気絶したふりをする。
ミミッキュの中の人が出てくる。
「なんだ!? グゥ……」
「キシャア!」
「くっ まさかこんな事で使わされるとはな! ぐっ」
ばけのかわ→道連れ→宿儺が完全受肉してからの「痛み分け」コンボである。
「ミミッキュ!」
私は着ぐるみをミミッキュに投げてシーツで隠す。
ミミッキュはすぐに着ぐるみを着て、シャドークローで攻撃をしにいった。
もはやこうなれば、ミミッキュは宿儺を殺すまで止まらない。
「グオオオオオオオン!」
「治った!」
「復活!」
反転術式習得組が即座に立ち上がって追撃をする。
紅丸が進化する。
この隙に硝子達がギャラドスも回復させ済み。
第二ラウンドだ。負けてたまるか!
トドメを刺したのは虎杖だった。
きっちり伏黒から引き離しての勝利。完全勝利だ。
勝鬨を上げることも出来ず、さらに伏黒に追撃を加えようとするミミッキュを胸に確保してぐったりと今度こそ休む。
「未来、変わったぁぁぁ」
「ありがとう、過去の僕、傑。後は、やる事ひとつだけだね」
「ひとつ?」
「甚爾対策で最低限真希から身を守れるようにしてから帰ってもらわないと」
「またボコられんのかよ……!!!」
生徒達が笑う。
でも、私達も反転術式を覚えられたのは良かった。
この短い間に成長できたよね、私達。
じゃあ、今度は自分達だけで宿儺倒せる? って聞かれるとそれは疑問だけど!
私たちの時はどうしよう、宿儺……。
とにかく、訓練の最中、私達は突然に廃墟へと戻ってきていた。
呪霊は綺麗さっぱりいなかった。
電話が、メールを受信しまくる。
どうやら、2ヶ月も経っていたらしい。
ヒェェ。
「悟。私達、留年かな?」
「それはないだろ、まさか……まさかだよな」
「大丈夫だろ。ちゃんと向こうでも勉強したし、学校に所属してたし」
そうして、戦々恐々としながら、私達は連絡を入れたのだった。
私達は電話口で散々に怒られたけど、そもそも等級違いの任務を入れたのは総監部だったよね……?
迎えを待つ間にノートを読み、総監部に敵のスパイがいる事が書かれててびっくりする。悟が封印されて、私が誘拐されて、夜蛾先生が殺されてたなんて……。
なんか色々凄くピンチだったらしい。
悟はノートを全部読んで覚えてから燃やすように言った。
「お前らも記憶力はいいだろ」
「だけど、いいのかい?」
「今は知らないふりで力を蓄えるしかないだろ。灰原達は助けるけど。相手は宿儺の手駒だって持ってるんだぞ」
それはそうだ。姉さんも寛容さを持てと言っていた。それはこういう事なのかもしれない。
「考える事が沢山できたな……」
そういった悟は、五条家当主の顔をしていた。
「お前らも考えるんだよ。狙われてんのお前だぞ、傑」
ごもっとも。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
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