◆
013 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
回転DEAD
014 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
ごっつぁんデス
015 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
上手に焼けました
016 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
非実在青少女
017 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
ハッピートリガー
018 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
顔面レモン
019 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
風呂キャンかい、ワイ
020 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
だいしゅきホール保守
021 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
保守乙
顔面レモンの犠牲者、昨日だけで4人ってヤバすぎだろ
022 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
この調子なら死亡者数、初代ニュージェネ超えんじゃね?
023 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
目指せ20人o(*゚∀゚*)o
024 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
さすがに不謹慎すぎだろ……
025 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
>>>024
このスレにいる時点で同類なんだよなぁ
026 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
>>>024
常識人ぶってるやつは帰りな
これから渋谷は戦場になるんだからよw
027 名前:名無しさん@渋谷 2025/8/02
マジで渋谷が血の海になりそう
◆
土曜日のコンビニ、
「胸くそ悪いな」
買い物をしながら、俺はネオジェネスレの内容に悪態をつく。
ネオジェネ事件の死亡者数が20人超えようだとか、不謹慎ネタでは済まないようなスレがいくつもある。
この空気はスレッドだけでなく、SNSも同様だ。
ミズキマン @mizukimanX 4時間前
顔面レモン四連コンボw
#ネオジェネ
#ニュージェネ
ベーコンレタスキュウリマヨ @burger_mayomayo 4時間前
昨日ので一気に10人超えたな
#ネオジェネ
俺はスマホをポケットにしまい、飲料品コーナーからフルーツオーレのボトルを二本取る。
そこへ隣の棚へ伸びる小さい手に、俺は振り返る。
「あ、鈴代さん。ど、どうも……」
横にいたのはオレンジ色の長い髪で目元まで隠した背の低い内気な少女、俺はその顔をじっくりと眺める。
「お前、良々だよな?」
「は、はい……良々、ですよ?」
良々はやや引きぎみに返事をする。
「ああ、ごめん。前にお前の妹と会ったから。つい」
「い、いえ。ロロに何かされたんですか?」
「何かってそりゃ……」
俺は首の後ろを押さえて、言葉をつまらせる。
そういえば、あいつは何がしたかったんだ。
やったことと言えば、俺の事件解決の手助けをしてくれたことだが。
「……なぁ、もしかしてロロから何か聞いてる?」
「何か……ああ、鈴代さん、Truth、裏切ったんですよね?」
特になんてことの内容に答える良々に俺は安堵と
「ぼ、ぼくは言いつけたりしませんよ。前に、言いましたけど、ぼくらは別に、樋上さんの思想に浸水したわけじゃないので」
「なら、いいんだけど……」
「こ、こういうのも、だ、醍醐味。鈴代さんみたいに、反抗する人、見るのも楽しい、です。ふひひ」
良々はそう不気味に笑う。
本当、可愛い顔が台無しだ。
「こんな危ない組織にいてまで、見たいもんなのか?」
「だ、だって、こんなの他じゃ味わえない、です。組織を信じて、破滅する人とか。陰謀を信じる人の思考とか、観察できますし」
「それを俺の前で言うか?」
「え?鈴代さん、は違いますよね?」
別の世界線の出来事なので、良々にとってはそういう認識なんだろう。
同じギガロマニアックスでも、世界線変動の観測は個人差があるようだが、彼女の様子からして、ロロも俺の世界線移動を認識しているわけではないのだろう。
俺たちはその後、並んでレジへ向かい、買い物を済ませてコンビニを出る。
「暑い……」
良々は早速、買ったばかりのコーラのキャップを外して、一気に半分ほど飲む。
俺は歩きながらスマホを取り出す。
「気温30度後半だって」
「死ぬ。地球は既に人が住める場所ではなくなっている」
自分が陰謀論みたいなこと言い始めた。
「そういえば、鈴代さんは次の集会の話聞きました?」
「ああ。今度は代々木公園でビラ配りだろ?今朝樋上から連絡あったよ」
夏は暑いし、Truthも在宅ワークを認めるべきだろう。
大人しくネットでの啓蒙活動、もとい荒らし行為に勝手に勤しんでおけば平和なのに。
「ぼ、ぼくも暑いから行きたくないです、けど。次サボったら、樋上さんから怒られそう……」
良々にとってはTruthの活動も所詮娯楽なのだろう。
夏の暑さには、陰謀論者の魅力でも勝てないようだ。
「まあ適当に片付けてサッサと帰ろう」
「そうですね……」
やがてスクランブル交差点まで来たところで、
「「っ!」」
不意に脳裏に、何かがちらつくような感覚を覚える。
顔をあげると、交差点の向こうから一人の人物が歩いてくるのが見えた。
端正な顔立ちと黒い髪、スタイルはいいのになぜか全く着こなせていない、違和感しかないファッション、そして目を引く青い瞳。
「やぁ」
その男性は、まるで友達と会ったかのように俺たちに挨拶をした。
「青目のギガロマニアックス……」
Truth幹部を襲撃した謎のギガロマニアックスを相手に、俺も良々も身構える。
「君たちと戦うつもりはないよ。言っただろう。僕は妹を探しているんだ。どうやら君たちのところに妹はいないようだからね」
「妹って……」
「き、聞いてたけど。やっぱり不気味……」
彼の異様さには、さすがの良々も興味よりも警戒心が勝るのか、俺の後ろに隠れてしまう。
「ああ。そういえば名乗っていなかったね。僕はネロ。博士からはそう呼ばれている」
今更ながらの自己紹介に俺は警戒心を強める。
「俺たちはお前の妹のことなんて知らないし興味もない」
「そのようだね。でも本当に知らないかい?」
「知らないって言ってるだろ。お前と同じ特徴のやつなんて……」
なぜかネロは微笑ましいものを見るように笑う。
「いいや。僕と妹はね。逆なんだ」
「逆?」
「黒の反対は白、青の反対は赤、男性の反対は女性、僕とは似ても似つかないよ」
俺はその言葉の意味を探る。
黒がこいつの髪色の話だとすれば、青は目の色、それらの反対ということは。
────御門!おかえり!
脳裏に今も帰りを待つ少女の顔が浮かぶ。
「君はもしかして、知っているのかい?」
ネロの言葉に、俺はとっさに首を振り、否定の意を示す。
「そうか。ならやっぱり、君たちに要はないよ」
ネロは残念そうに呟くと、俺たちに背を向ける。
「そうだ」
彼は俺たちに背を向けたまま、思い出したように呟く。
「ネットでお祭り騒ぎをしている人たちには朗報だ。もうすぐ次の事件が起こる」
「なっ!?」
唐突なネオジェネ事件の予告に、俺は目を見開いた。
「な、なんでそんなことが分かるんだよ……」
「ふふっ、未来予知、かな?」
彼はそれだけを言い残して、俺たちの前から去っていった。
「や、ヤバいやつ……ロロの言ってた通り」
「何なんだよあいつ」
あいつのとやり取りのせいで、喉奥に何かつっかえたような感覚がある。
「そ、そういえば、鈴代さんはあいつの妹のこと、知ってるの?」
「し、知るわけないだろ!」
良々を信用しないわけじゃないが、立場的にはTruth幹部で俺達の敵になる彼女に、ノワールの存在を知らせるわけにはいかない。
あいつが何者かは分からないが、俺はノワールを守らなくちゃいけない。
それは未来の俺から伝えられた義務感だけでなく、