【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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男根を槍と例えることもあるよね……じゃあ槍も手足の様に操れないかな?

「というわけで嫁が増えた」

 

「嫁が増えた……じゃないわよ! 嫌な予感はしたけど、すーぐ嫁を増やして!」

 

 プリプリと雫が怒るが、玉と紅はまぁ俺だしと諦めていた。

 

 直ぐに大工を呼んで新しい家を建ててもらい、それまでは離れで新しい4人は暮らしてもらうことになった。

 

 ちなみに嫁が増えたことを左近様に報告すると大笑いされた。

 

「そうか忍びの娘を側室にしたのか……しかも4人も」

 

「不味かったですかね……」

 

「いや、養えるなら問題は無いだろう。これが他国の武士の娘とかだと外交問題になるが、地侍や忍びであれば問題は無い。まぁこれで尾張の様子を調べる間者としての活動をするようであれば処罰するけどね〜」

 

「武家を調べるような真似はさせませんが、忍びの情報を通じて諸国の情報収集はしますが……」

 

「それはどんどんやってくれ」

 

 忍びの地位は低く、そのため大きな問題にはならなかった。

 

 修行の方はしてきたのかとも聞かれたが、忍びの人達から習った投石術や弓の曲射のやり方、忍びの間で使われる槍の型を習った成果を見せると納得してくれた。

 

「成長して糧になったのなら良い。嫁さん大切にしなさいな」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 忍びの娘達は実際有能であり、家畜の世話や畑の手入れも手慣れていた。

 

 穢れるとして避けられがちの乳製品も直ぐに受け入れて食べてくれた。

 

 理由を聞くと

 

「伊賀含めて忍びは基本貧乏なので、食に関しては色々食べます。調理方法や保存方法の研究も行っていますが、特に牛の乳や肉は食べないと生活出来ない事も多いので、進んで食べるのですよ」

 

 とのこと。

 

 なので鶏も食べるし、卵も食べる。

 

 なんなら彼女達の身のこなしで鹿や猪等の村からしたら害獣を狩人顔負けの技術で狩ってくるので、村人達も直ぐに受け入れてくれたし、他の嫁達とも馴染んでいった。

 

 若い女性が集まっているので女子校の様な雰囲気に家がなっている(女子校より風俗の待合室の方が近いかもしれない……)が、プチ大奥みたいに変化していた。

 

 で、人数が多くなってくると生活用水の確保も大変になってくる。

 

 現状は川から水を汲んできているが、井戸があった方が楽だと思い、俺は穴掘りを開始したのである。

 

「えっほ! えっほ!」

 

 俺がガンガン地中を掘っていき、嫁達が掘った土砂を滑車を使って地上に排出する。

 

「旦那様〜、ずいぶんと深く掘ってますが大丈夫ですか!」

 

「はじめちゃん大丈夫だよ! もう少し掘るね!」

 

 そう言って農具として自作したスコップを地面に突き刺すとガチンと硬い音と共にジョロジョロと水が噴き出した。

 

 触ってみると熱湯であり、どうやら温泉を掘り当てたらしい。

 

「女性の潮吹きみたいに水源を掘り当てられるかと思ったけど……湯源にぶち当たるとは……」

 

 俺は上からロープを降ろしてもらい、ロープを伝って地上に戻ることが出来た。

 

 で、お湯が噴き出した事を伝え、飲料としては適さないかもしれないが、洗濯や湯浴みをするのには適していると伝えた。

 

 俺はそのまま木材で木枠を作り、風呂の形を整えると、屋根を建てて、雨よけを作り、露天風呂を完成させた。

 

「人肌より少し温かい感じだな……風呂の完成だ!」

 

 こうして俺の家に露天風呂が出来上がるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「まさか旦那様は湯源を掘り当てるとは……凄いお方です!」

 

 私はじめは伊賀の忍び衆の中でも上忍……里の評定衆に属する家に産まれ、他のくノ一達とは違い、武家の女性と同じ様な政略の駒としての教育を受けてきた。

 

 そんな私のお父様は又兵衛様の教育をすることになったのだが、溢れ出る才能に驚愕し、これほどの能力があるのであれば織田家でも出世するだろうからと私を側室に送り込むことにしたのだった。

 

 私もあっという間に決まった婚姻に慌てふためいていたが、又兵衛様は優しく私を抱きしめながらこれから愛を育んでいこうと言ってくださったので、恐ろしさや怖さは吹き飛んでしまった。

 

 初夜では又兵衛様の性欲が凄すぎて、潰れたカエルの様になってしまいましたが、くノ一で房中術を会得しているはずの3人も、全員で挑んでも負けると言われたので、そりゃ私1人では勝てるはずもなく……。

 

 そのまま又兵衛様が尾張に戻るのに合わせて、私と又兵衛様に骨抜きにされたくノ一達含めて尾張に移動し、広い離れの家に住まわせてもらうことになった。

 

 最初正室の娘である雫殿に嫌味を言われる覚悟をしていましたが

 

「正直夜の相手の人数が増えてくれて助かった」

 

 と言われ、そのまま夜を迎えると、雫殿だけでなく、玉殿、紅殿、望殿の4人が即座に倒され、私達新参の4人も挑むが、又兵衛様は底なしの精力で、あっという間に倒されてしまい、全員大量の精液を股から垂れ流しながらへばっていた。

 

 しかもそれで性欲が収まらなかった又兵衛様はそのまま何度も夜戦を行い、気絶するように眠ってしまった。

 

 そんな夜戦を行ったので、足腰が翌朝は動かなくなりそうであるが、そんな事は無く、それどころか過去一番に体の動きが良い。

 

 生気を吸った妖怪は力がみなぎるという伝承があるように、私達全員が翌朝は気持ちの良い目覚めで、肌や髪の毛にツヤが出ていた。

 

 里で交わった時にはこんなことなかったが、先の奥方達は慣れているみたいで、雫殿の母親である望殿も30を超えているらしいが、肌にしわ等が無く、20前半の若さにしか見えない。

 

「でもほら、お腹に出産すると出来る跡があるわよ」

 

 そう言われて、お腹のシワを見て、この人が経産婦であると認知するぐらい若々しく感じたりもした。

 

 で、又兵衛様が温泉を掘り当てた事で、私達は冷たい川の水で体を洗わなくて済むようになり、温かい湯船に浸かって体を芯から温めることが出来た。

 

 伊賀の里でも湯治という温泉に浸かって体を癒すという方法があることは学んでいたが、毎日体を洗うためだけに湯船に浸かるのはなんと贅沢な事か……。

 

 しかもこの温泉には活力を与えてくれる効果もあるようで、飲水としても仙水の様であった。

 

 特にこのお湯をよく飲んでいる鶏は毎日卵を産むようになったし、牛の乳の出る量も更に増えた。

 

 子牛や子馬もこのお湯を飲んですくすくと成長し、1ヶ月足らずで2回りも体が大きくなっている。

 

 私達もなんだが胸や尻が前より大きくなった気がする。

 

「洗い物する時も汚れが直ぐに落ちるし、この廃湯を使うことで又兵衛様は鶏を孵化させる装置も作ってしまわれた……きっと凄いお方になるでしょうな!」

 

 私は又兵衛様に嫁げて幸せ者です。

 

 

 

 

 

 

 

「それでは始め!」

 

「「ていりゃぁぁぁ!」」

 

 俺は修行の成果を見せるために左近様の前で、槍の集団試合をやらされていた。

 

 俺が倒したら、次の相手が直ぐに前に立ち塞がって、連続で戦う形式であり、普通の1対1だと俺の鍛錬にならないと判断されたからである。

 

(右にフェイントかけての横払い)

 

 槍で防いで、絡めながら突きを繰り出す。

 

(上段への振り下ろし)

 

 柄で返して、押し込む。

 

(よし、体の一部のように扱えている)

 

 俺は男根を槍と言い換える事もあるよなと気が付き、体の一部として扱うようにする技を忍の里で習得し、それを今回の試合で試してみたところ、自由自在に槍を振るうことが出来た。

 

 なんなら、槍の穂先がどの様にブレるか、何センチブレるか等の細かい調整もお手の物。

 

 野球選手がバットに神経が繋がっているという表現をすることがあるが、それと同じ感覚である。

 

「それまで!」

 

 10人抜きをして試合は終了。

 

 左近様も俺の上達ぶりを見てニコニコしている。

 

「よく頑張ったな又兵衛」

 

「はい! 左近様!」

 

 俺は左近様に褒められて嬉しくなるのだった。

 

 

 

 

 

 

「信長様、僕に預けていただいた毛受又兵衛を覚えておりますか」

 

 ある日、左近こと下方貞清は清洲城で政務を行っている信長に用事があった際に与力として貸されている毛受又兵衛の報告を行った。

 

「確か犬(利家)が世話になった小者だったな。左近に預けたのであったか……」

 

「忘れていましたね」

 

「……コホン、で、其奴がどうした」

 

「僕の想像を遥かに超える速度で成長をしておりまして、今後僕を操る様な武将になるかと」

 

「ほう……それほどか」

 

「ええ、信長様にお返しても既に問題は無いくらい立派になっておりますが、いかが致しますか?」

 

「ふむ……時期が来たら使えるか判断をする。それまでは左近が更に育てよ」

 

「は!」

 

 少しずつであるが信長の耳にも又兵衛の名前が聞かれる様になるのであった。

 

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