【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
性的な隠語の1つに潜望鏡と言う言葉がある。
風呂場で湯船から出た男根を女性がフェラする行為を潜望鏡というのであるが、種付けおじさんなら潜望鏡……もしくはその前身である望遠鏡を作ることができるんじゃね?
……という超こじつけであるが、試したくなり、ガラス職人の元でレンズを作ってみたが、案の定レンズ作りは上手くいき、鉄製の筒も用意して、慎重にレンズをはめ込み、壊れないようにゴムで緩衝材を覆った黒塗りの望遠鏡が完成した。
黒い理由はゴムの強度を上げるために炭を練り込んだための色で、決して黒光りする男根に見立てたわけではない……無いのだが、種付けおじさんの能力がガッツリ反映されてしまった。
ハンマーで叩こうが、地面に落とそうが壊れなくなり、レンズも曇ることのない聖遺物の完成である。
小さい物は片手で扱うことができるが、大きい物は三脚を使ってささえないといけないくらいの大きさである。
小さい物でも数キロ先の隣の山を鮮明に見ることができ、大きい物は月のクレーターを見ることができた。
大きな望遠鏡は嫁達や子供達が月を覗いて大興奮。
ただはじめが
「月にかぐや姫やうさぎは居ないんすねー」
と言っており、他の皆も月に大都市があると昔話で言っていたので、クレーターばかりの月を見て、若干がっかりしていた。
月だけでなく、方角が合えば火星も結構な大きさで見えるので、子供達の間で星を見つけることが流行るのであった。
「こうして見ると月も火星も球体なのじゃな。となると宣教師達が言っていた地球も球体であるというのに信憑性が高くなるな」
「なに! この地球は球体なのか!?」
銀子が驚いているが……そうか、銀子の方には宣教師とかも来てないから地球が丸い事知らないんだな……。
「銀子お姉ちゃん! 地球は丸いんだよ! 遠くを見ると木の高さが自分と同じ高さにあるように見えるじゃん! あれ、地球が平面だったらおかしくない?」
「た、確かに」
どちらかと言うと海を観た時に水平線が見えるのが平面だとおかしくなるのだが、なんか子供達の言うことに納得しているし、そのままで良いか。
天体観測は特に珠子が凄い興味を示し、多少知見があるマリアが珠子と一緒に天体観測をするようになるのだった。
「望遠鏡は色々使えるな」
天体観測から帰ってきて、俺の部屋で抹茶ラテを飲みながら銀子がそう呟いた。
「軍事転用できるよな」
「ああ、戦の情報伝達速度が変わる」
現状遠方に情報を発信する時に一番使われるのは狼煙であり、次に伝令兵を用いた伝達が基本とされていたが、望遠鏡を使えば、やり方次第では遠方の情報を伝えることができる。
「例えば旗を使い、城や砦が攻められた際に安全な場所に兵を詰めておき、異常の種類の旗を城側が示し、それを兵が確認して、他の城に伝えることができれば、城から兵を遣わせるよりも確実かつ安全に情報を伝えることができるんじゃないか?」
流石軍神。
軍事面の事だと即座に有用性を認識して活用方法を出してくる。
「旗の色や旗の振り方で情報を伝えるのと木材を組み合わせて情報を伝えるのどちらが良いと思う?」
「木材を使う?」
「そう、例えば」
初期状態は折りたたんで棒状にしておき、情報伝達する際に棒を横に倒したり、複数の木材を組み合わせることでEやF、Tみたいなのを示したり、途中で折り曲げられる様にして、横に倒したL字みたいに上や下に横棒プラス上下で形を更に増やすことができるだろう。
自衛隊の時に習ったが、ヨーロッパで伝書鳩と共に使われていた腕木通信と言うやり方である。
「確かにそれならば固定しておけるから、兵が見落とす心配はしなくて済むが……それなら旗振りと一緒に組み合わせれば良いだけではないか?」
「確かに」
マニュアルさえ作っておけば、多少複雑化したところで、扱えない事は無いだろう。
「となるとこの望遠鏡を量産しないといけないわけか」
「職人達はこの望遠鏡を作れるのか?」
「現状俺が作らないと出来ないが、時間をかければ作ることは可能だろう。それよりも遠方と言っても見える高さがあるからな」
地球が球体故に地平線……見える限界位置が存在し、真っ平らの場所で障害物がなかったら約4キロ先が限界地点になる。
勿論対象物に高さがあったりすれば別であるが……。
「各地の城や砦が使えるか?」
俺は地図を取り出し、信長様の居る安土城の上階から観た時に近江の佐和山城が見えた事を思い出し、その位置まで糸を伸ばす。
「安土城の上階から旗振りできるなら佐和山城を経由し、秀吉殿の居る長浜城まで届くな。そこから木ノ本の町までは平地が広がっているから、届くだろう」
ただそこから越前へと情報を届けるには山が邪魔するため、伝令兵を使わないといけないが……それでも上手くいけば70キロ近くの距離でも1時間以内に情報を伝達することができそうである。
「逆に京にもこれを応用すれば……」
途中光秀殿の坂本城を経由し、山に京は囲まれているので、中継地点を3つほど追加すれば、安土城から5カ所を経由して京に情報を伝達することが可能になるだろう。
そこから中継地点を3つ経由すれば堺まで伸ばすことができる。
「整備する価値は十分にある!」
その為にも長距離がくっきり見える望遠鏡の量産が不可欠。
俺は銀子に礼を言って、翌日にガラス職人を訪ねて、望遠鏡に必要なレンズを、鍛冶屋には望遠鏡のフレームや三脚等のパーツの製造を依頼するのであった。
「父上」
「ん、どうした高貞」
ある日、高貞が俺のことを訪ねてきた。
高貞は普段津田屋敷ではなく、別の屋敷で元武田のくノ一達50人と50人以上の赤ん坊、その赤ん坊を育てる侍女達や家臣数十人と一緒に暮らしていた。
「もし宜しければ加賀の復興事業、自分も加わってもよろしいでしょうか」
「ん? それは構わないが、お前は毛受家や津田家一門の長男として側に置いておきたいのだが……」
「いや……自分が孕ませておいてあれだけど、子供達の事を考えると荒れ果てている加賀で子供達に配れるような土地もしくは利権が欲しいなって思って」
「うん……なるほどな」
正直忍びの利権も高貞と初鳴で被ってしまっていることもあり、高貞に加賀の開発を任せて、利権の整理をしてしまった方が、将来御家騒動にはならなくて済むか。
「ただそうなると高貞の今抱えている養蜂とかの利権を手放す事になるが良いか?」
「それは……そうなんだけど、加賀への開発資金ってこれからも継続して父上や津田家が支払ってくれるのか? 加賀の一公って税率でやっていくのは無理だぞ」
「それもそうだな。まぁ人口が回復したと思うまでは資金投入し続けるし、加賀で高貞が管理できるんなら養蜂や色々な事業を始めても良いし」
「父上、言いましたね」
「ああ、約束しよう」
「じゃあ性産業を発展させたいと思うので、その手の人員を越前から引き抜きますからね」
「は?」
というわけで高貞は加賀で性産業を発展させていくことにしたらしい。
加賀がどの様な国になるのか……見当がつかなくなるのだった。
2月1まで 今年のバレンタインデーに特定キャラを掘り下げたSSを投稿しますので、ヒロインの誰に登場してほしいかアンケート 1位は確実、2位と3位は出せたらになります
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玉
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紅
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雫
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望
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鈴
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里子
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もも
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はじめ
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文
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白
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奈々
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お市
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マリア
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珠子
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銀子