【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
黄銅鉱の大鉱脈が見つかったことを信長様に報告すると長文のお手紙が届き、要約すると
『馬なら見つけ出せると信じていた! 流石馬だ!』
とべた褒め。
為福君は父親経由で朝廷に銭に使える銅鉱脈が見つかったことを報告し、俺は京で秋定の手伝いをしてから越前へと帰国するのであった。
「又兵衛お疲れ様」
「あ、はじめ。ただいま。今日も乳搾りか?」
「うん。牛の乳搾りで一番上手なの僕だからね」
越前に帰った俺は、久しぶりにはじめと2人っきりになったので、一緒に乳搾りをすることにした。
津田屋敷の裏には牧場と畑が広がっており、子供達や嫁達、家臣達が家庭菜園感覚で作物を植えたり、動物の世話をしていた。
ため池には大亀の玄武がいつも日向ぼっこをしており、小さな子供達を背中に乗せて動いていたりと完全に守り神になっていたりもするが……。
話は牛に戻って、美濃の加茂村に居た頃から繁殖を頑張っていた乳牛達は毎年数を増やし続け、加茂村時代は200頭くらいだったが、今では数千頭が飼育されていた。
勿論津田屋敷の裏の牧場でその数は飼えないので、二十数頭を残して、残りは忍び達の牧場で飼育させている。
うちの牛達はうちで消費するチーズや牛乳を提供してもらっている。
まぁ種付けおじさんの力で品種改良した牛達なので、普通の牛とは比較にならないほどの乳量を誇る。
あと牛だけでなく馬もうちの牧場で飼育している。
自転車に押されがちではあるが、乗り物として馬がやっぱり強く、一応武士である津田家でも軍馬として大切に飼育されていた。
今はめぼしい馬30頭ほどを残して、残りは家臣達に分け与えたり、津田家直轄の牧場で軍馬や荷駄馬、農耕馬として飼育されていたが。
「よしよし、今日も搾らせてもらうからな」
モーっと元気よく牛が鳴く。
「相変わらず上手だね又兵衛は」
「まぁ慣れもあるだろうけどな。はじめで乳搾りの練習もしていたし」
「相変わらず好きだね僕達の乳。又兵衛に揉まれまくって凄い大きさになっちゃったよ」
はじめは最初からある程度大きかったが、幾度の出産と種付けおじさんの力でボンキュボンの長乳お姉さんになっているからな。
最近だと30歳過ぎだけど20代前半から容姿が止まっていて、若さと魅惑が凄まじいことになっているからなぁ……。
まぁ胸の大きさだけだったら白が一番巨乳に成長して爆乳になっているけど。
乳搾りのコツは親指と人差し指でOKマークを作り、そこに牛の乳首と乳房の間に挟む。
そして下に向かって中指、薬指、小指を順に折りたたんでいき、搾っていくと、上手く乳搾りすることができる。
あと牛に近づく際にゆっくり近づき、お尻当たりを触りながら徐々に乳房にスライドさせてから乳搾りをしていく。
急に乳房に触られると暴れる牛も居るので……これ豆知識ね。
牛乳をはじめと搾っていくと、あっという間に桶が満タンになり、大きめの手桶に注いでいき、それを布で濾してから大鍋で煮ていく。
沸騰はさせずに70度くらいで煮込んでいき、20分から30分すれば安全に飲める牛乳となる。
それを煮沸消毒した瓶に注いで、ゴムパッキンで栓をすれば日持ちする牛乳の完成である。
日持ちと言っても2から3日で飲んでしまった方が良いけど。
うちの子供達や嫁さんは皆牛乳を飲んで生活しているし、抹茶とかは牛乳と混ぜると、まろやかになるので、好まれていた。
蜂蜜を入れてホットミルクにしている嫁も居たり……。
市がホットミルク好きなんだよな。
「又兵衛のお陰で乳搾り早く終わったよ」
「いや、毎日乳搾りさせて悪いな」
「ううん、皆で飲む分だけ搾ってるからそんなに大変じゃないよ。煮込むのだって家臣の人達がやってくれるし……牛と触れ合うのが楽しいからやってるだけだし」
はじめは母親になっても忍術の研鑽は続けていて、子供達に忍術を教えたりもしていた。
壁を登ったり、穴を素早く掘る技術、木登りや水泳等、忍びの嫁達は子供達に忍術の伝授をしっかりしていたのである。
そうして教えられた子供達が戦場でちゃんと活躍しているので、教えは確かである。
「はじめ、按摩してあげるから温泉行こうか」
「絶対にエッチなことするじゃん」
「ダメか?」
「……いいよ! まだ子供産みたいし」
乳搾りの後、汚れてしまったので温泉で綺麗に体を洗い、そのまま按摩した後、性行為をするのであった。
「もう! 帰ってきたのなら真っ先に屋敷に顔を出しなさいよね!」
温泉から屋敷に帰ってきた俺を雫がぷりぷり注意する。
「悪かった。はじめが大変そうだったから乳搾りの手伝いをしていたんだ。で、身体が汚れたからそのまま温泉にな」
「もう……はじめも内股になってるってことはお楽しみ済みでしょ」
「あはは……」
「はぁ……今に始まった事じゃないし、今回は嫁が増えなかったから小言言うのもこれぐらいにしておいてあげる。子供達にも早く顔を出してあげて」
「分かった」
広間に行くと子供達が遊んでおり、俺を見ると父上と寄ってきた。
「父上! 京の方に行っていたんでしょ! 秋定お兄様は元気だった?」
「今回のお仕事は何をしてきたの?」
等と色々聞いてくるので、子供達の質問を答えていくと、あっという間に夕食の時間になる。
「ささ、夕食の時間だ。手を洗ってきなさい」
「「「はーい!」」」
子供達が井戸の方に向かい、俺は台所で玉や鈴が作ってくれた料理を運んでいく。
今日はかき揚げが載ったうどんに各種天ぷらが複数個、それにいなり寿司が器に盛り付けられていた。
「さてじゃあ食べましょうか……いただきます!」
「「「「「いただきます!」」」」」
津田屋敷では明るい笑顔が絶えない。
その後の夜は女性陣の喘ぎ声が絶えないのだった。