【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「馬! 今夜も頼むぞ」
「は、はい……」
あれから信長様は俺のイチモツで前立腺を刺激するプレイにハマってしまい、甲高い喘ぎ声を上げながらよがり狂うことをするようになってしまった。
俺の中での信長像は崩壊し、今では俺のイチモツにハマった哀れなおじさんである。
誰得だよ……30歳のおじさんとのホモプレイ……。
いや、この時代では普通であることは分かるんだけどさ……。
で、俺が精力を注入(白濁)するので、毎回ツヤッツヤになった信長様は俺と性行為が終わると、女性を寝所に呼んで2回戦を始める。
俺の能力の一部を宿しているので、信長様は女性を孕ませまくっている。
あれ?
種付けおじさんって信長様のことだったっけ?
「馬! 狩りに行くぞ! 準備せい!」
「は、はい!」
すっかり俺の名前も馬に定着してしまったし……。
まぁ男根と呼ばれるよりは良いか……。
この日は信長様は狩りをするらしく、俺は獲物を探す係りを任じられた。
気配を消して獲物を探していると、親子の熊を見つけた。
「信長様、熊が居ましたが倒されますか?」
「熊か……領民のことを考えれば倒した方が良いな……案内せい」
「は!」
信長様とお付の小姓達が移動すると熊達が倒した鹿を貪っている。
「むう!」
信長様はスパンと矢を放ち、小熊に矢が命中する。
すると、母熊が小熊が殺られた事に怒り狂い、咆哮を上げながら襲いかかってきた。
信長様は落ち着いて矢を放つが、熊は止まらない。
「危ない!」
俺は信長様と熊の間に割り込み、熊に思いっきり抱きついた。
がっぷり四つに組んだ俺はそのまま巴投げで熊を木に向かって投げ飛ばし、大きな熊が5メートルほど吹き飛んだ。
木にぶつかった熊はそれでも起き上がろうとするが、刀を抜いた俺は、熊の首を切断。
熊の首は宙を舞い、体は血を噴き出して倒れ込む。
小姓達は驚いていたが、信長様は大笑いして
「なんだ、馬は体術にも優れていたのか! 見事な腕前だったぞ!」
と褒めていただいた。
「ありがとうございます。熊はいかが致しますか」
「勿論食す。解体せい」
「は!」
俺は小刀で熊を手早く解体し、肉に分けていく。
「毛皮は敷物にしたい」
「分かりました」
信長様からの要望で敷物にしたいというので、綺麗に毛皮を剥いでいき、皮、骨、肉、内臓に分解し、内臓は埋めてしまって、肉はその場で焼いて食べていく事になった。
「火の番! 火を用意せよ」
「は!」
小姓が持ってきた火打石で火をつけようとするがなかなか着火しないので、俺は木の棒と木の板を用意して、摩擦での着火を試みた。
俺の筋力に任せた摩擦熱による着火は1分もかからずに着火し
「馬は何でもできるな!」
と信長様はお喜びになられる。
そのまま焼いた肉を小姓達と信長様と食べていき、余った肉は近くの村に分け与えるのであった。
そうこうしていると小牧山城が完成し、拠点を移動し、引っ越し作業が一段落した頃、帰蝶様の懐妊が発覚し、徐々にお腹が大きくなりつつあった。
度々俺は帰蝶様に呼ばれて安産祈願をさせられることとなった。
「度々悪いわね又兵衛」
「いえ、織田家にとって大切な子供になりますので、私の祈願で安産にさせますので安心してください」
「頼もしいわね」
俺の目にはもう見えているが、胎内の赤ん坊の性別は男の子で、今のところ健康そのものである。
「元気な男の子が産まれてきますよ」
「だと良いのであるが……」
少し不安そうな帰蝶様を時に励ますのであった。
本来主君の奥方と面会は、気軽に行えるものでは無いのだが、主である信長様の許可と当人である帰蝶様に呼ばれるので普通に女性達が生活する空間に出入りすることができるようになっていた。
「ねぇ又兵衛、今日もお話しましょうよー」
「お市様、マズイですって、俺との身分差を考えてください!」
「でもでも、市は又兵衛に興味があるんだけどなぁ……」
俺は何故か市様に好かれていた。
というのも、信長様が俺が熊をほぼ体術で倒したことや、小姓達とやらせた相撲大会で圧倒的な成績で優勝したこと、信長様との肉体関係やそれに関するピロートークが面白いと受けて、信長様は俺をお気に入りに認定し、各所に自慢を始めた。
農民出身らしいが、面白い部下を手に入れたと……。
自慢は妹でもある市様にもしていたらしく、奥で一緒になることの多い帰蝶様からも色々聞いて、興味を持ったらしく、信長様の付き添いで紹介される機会があった。
その時に好意を持つ催眠をかけたのだが、市様は効きやすい体質だったらしく、友好的を飛び越えて恋愛の方に効いてしまったらしい。
また市様とは1歳差で市様の方が年上であるが、年が近いので気楽に喋ることができるし、俺の体臭が良いのかいい匂いがすると気に入られてしまい、度々話しかけられることがあった。
まぁ市様は美少女で、若干ツリ目であるが、織田家特有の美男美女因子を十二分に引き継ぎ、小顔ながらシュッとし、整った顔立ちをしていた。
それでいて肉付きがよく、顔に肉はつかないが、体に付くタイプらしく、ちょっとぽっちゃり系の体をしていた。
まぁこの時代はスラッとしたモデル体型よりデブの方が美しいとされる時代、その時代でちょっとぽっちゃりは愛らしいと感じて仕方がないだろう。
というか織田家家中では市様の美貌にアイドル的な人気もあるし……。
「帰蝶様の安産祈願を行いますので、その場にいらっしゃるなら話せますが……」
「それでいいよ! 前に聞いた千夜一夜物語のお話を聞きたいわ!」
「好きですねぇ……分かりました。今回も面白い話をしますよ」
「やった!」
千夜一夜物語の一部の物語は色々有名だし、アニメや漫画、映画になった作品も多かった。
それを俺なりにこの戦国時代に合わせてアレンジした物語を余興として話したら想像以上に受けてしまい、帰蝶様が俺に頻繁に祈祷させる原因でもあった。
信長様にもピロートークで物語を語ると、その物語が面白いから文字に起してくれと言われて、小姓の仕事はほぼ免除になり、執筆作業と武芸の鍛錬、帰蝶様の祈祷、夕方から信長様の相手をする生活になっていた。
空いた時間には熱田の商人が売ってくれた三味線の練習をして、現代の知っている曲をアレンジしたりしてストレスを発散していた。
ちなみにこの三味線の曲も信長様は気に入っており、練習中に現れては、お気に入りの曲を所望して、1曲聞いたらまた仕事に戻るということを連日繰り返していた。
まぁ趣味の延長線であるので、それが喜んでもらえて嬉しいが……。
「それよりも家に帰りたい……」
小牧山城に引っ越してから、俺は家に帰れない生活を続けていたのだった……。
「又兵衛の奴、上手く信長様や奥方に取り入りよって……」
小姓頭である加藤は急激に影響力を強める又兵衛を酷く嫌っていた。
そもそも又兵衛が来るまで寵愛を受けていたのは加藤の方であり、又兵衛によって寝取られてしまったとも言える。
言い方は悪いがホモの嫉妬である。
「他の小姓達は信長様との距離の近さに怯えておべっかを使いだす奴も居る……お主ら農民出の奴におべっか使うなど武士の風上にも置けぬ奴らよ……」
「しかしどうやって奴を排除しようか……」
そんな最中、信長様が織田信清の支城を攻める計画を立てているというのを耳にした。
「そうだ、戦場に送り込んで失態をさらさせれば良い、アイツも所詮1人が強いだけでは戦場を左右させるには至らない。将としての器量もあるか分からない! 信長様も又兵衛を出世させたいと思っているからこの話には乗るはず」
上手く行けば失脚、万が一将としての器があり、武功を挙げれば将として取り立てられるので小姓として信長様の周りにいつも居る状態は無くなる。
「さっそく信長様に進言してみよう!」