【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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白山の宝石

「うちの領地でもできるんじゃないだろうか……」

 

 京の山城の国にて黄銅鉱の鉱脈を発見することができた俺は、うちの領地でも、トンデモ理論で鉱脈を発見することができるんじゃないかと思い立ち、越前と美濃と飛騨の国境にある白山に来ていた。

 

 まぁ以前に炭鉱を種付けおじさんの力で作ったり、石油を湧かせたりしている俺であるが、火山の力と種付けおじさんの力を合わせることでトンデモない現象を起こせるのではないかと考えた。

 

 白山は現代だと石川県と岐阜県の間の山であり、富士山、立山と並び日本三大霊山の1つとして呼ばれている。

 

 言い伝えとして水龍が十一面観音に姿を変えて、人々に水を分け与える伝説や仲裁の女神である菊理媛尊が祀られていたりと縁結びに関係する伝説等数種類の伝説がある山で、白山八伝説と呼ばれたりもしているのだとか……。

 

「縁結びであれば種付けおじさんの力と親和性が高い……きっと良いことが起こるだろう!」

 

 そんな期待を持ち大木を背負いながら白山に到達するが、雪で真っ白。

 

 ちょうど雪が降り積もる季節になっていたので、雪が振り積もって山が雪化粧をしていたが、種付けおじさん最盛期となっていた俺は雪の中をズンズンと進んでいく。

 

 上杉軍が履いていたかんじきを履いているので、雪に埋もれることなく進んでいくと、直近で火山が噴火したとみられる火山湖に到達した。

 

「確か道中に立ち寄った寺の住職曰く、23年前に大噴火が起こり、2年間噴火が止まらなかったと聞くからな」

 

 今は湖になってしまっているが、巨大な噴火の跡が残っている。

 

「さて、火山に種付けおじさんの力を使うとどうなるか……試してみるか」

 

 俺は山中に生えていた大木を切り出して、背負ってきたので、ノミと金槌を使ってとある形に整えていく。

 

 まぁご想像の通り男根である。

 

 種付けおじさんと言ったら巨大な男根を持っているのが普通であり、力の源でもある。

 

 亀頭部を掘り終わり、尿道部分に穴を空け、そこに俺の男根をはめ込んで思いっきり射精した。

 

 大きな男根に小さな男根を喰わせる尿道責め。

 

 特殊性癖の一種であるが男根の力を与えるにはちょうど良い。

 

 俺の精子をたっぷり蓄えた男根の木像の尿道に木の杭を打ち込み溢れ出ないようにすると、思いっきり火山湖の中に槍投げの様に放り投げた。

 

 男根像は湖の中に沈んでいき、数分すると、グラグラと地面が大きく揺れて、各所に穴が空くと、そこから間欠泉が飛び出し、30メートルくらい熱湯が噴き上がった。

 

 何度か細かい地震が起きるが、そのリズムは男性が女性と性行為をする時の出し入れする様な感じであり、最初はゆっくり大きく揺れて、次第に間隔が短くなり、激しい揺れを繰り返した。

 

 そして幾度か間欠泉が噴き出し、火山湖がなぜか真っ白に変色する。

 

 真っ白に変わった次の瞬間、ドンとマグマが噴き上がり、数メートルの火柱の様な見た目になるが、その後はダラダラと粘り気のあるマグマが溢れ出し、それが空気によって冷えると徐々に固まっていき、大爆発みたいな噴火とはならなかった。

 

 俺は冷えて固まったマグマに近づき、よく観察してから手で触れても大丈夫そうなのを確認してから、持ってきたスコップでマグマを割ってみると、マグマの中は色とりどりの宝石の結晶が生み出されていた。

 

 全体的に乳白色が混じっているが、俺は木像作りの為に削り出した破片から桶を即席で作ると、巨大な宝石の塊を幾つか掘り起こして桶に詰め込んでから撤収することにした。

 

 

 

 

 

 

 

「又兵衛お帰り、地震凄かったね。なんか不規則に揺れていたけど、被害が一切無かったって皆不思議がっていたわよ」

 

「ん、ああ、俺が地震を起こしていたからな。白山でちょっと色々やっていた」

 

 家に帰ると雫が飛び出してきたが、相変わらずぶっ飛んでるわねと話し、中に入り、戦利品を嫁達に見せていった。

 

「ほっほー……紅玉(ルビー)に蛋白石(オパール)、翠玉(エメラルド)もあるのぉ! しかもこの大きさ! 色合いも素晴らしいのぉ!」

 

 文化人であるマリアこと松永久秀は宝石にも詳しいのか、俺が桶から宝石の塊を取り出すと、幾らになるか分からんぞと大はしゃぎ。

 

 他の嫁達も美しい宝石を見て、目を輝かせていた。

 

「ちょっとこのままでは使い心地が悪いからな……整えていこう」

 

 俺は早速一乗谷の職人達を呼び寄せて、持ってきた宝石の塊を加工してもらうと同時に、山師達を募って再び白山に向かい、冷えて固まった宝石の塊をザクザクと回収していった。

 

 白山はこうして次の噴火まで上質な宝石が大量に産出する山となり、多くの山師達が宝石を回収して一乗谷の職人達が装飾品に加工して潤うのであった。

 

 

 

 

 

 宝石でできた器や宝石を裏に散りばめた鏡……なんて物が色々出来上がったが、俺は小さな宝石を銀のアヒルの卵の殻を溶かした銀でリングを作り、嫁達に指輪をプレゼントしていった。

 

 夫婦愛という石言葉があるエメラルドを使った指輪は、ちゃんと現代まで残されて、日本最古の結婚指輪として毛受家や津田家の秘蔵の品を管理する美術館や博物館で見れるようになるのであった。

 

 なお、この指輪にも種付けおじさんの力が宿ったらしく、指輪をはめていると、外面上殆ど老けなくなり、50歳を過ぎるまで嫁達はほぼシワもない20代の肌で過ごすことになり、噂を聞きつけた職人達が銀と宝石で装飾した指輪を売り出すのであった。

 

 なお白山の宝石を付けていれば何らかの効能があり、妊娠出産の回復が早くなったり、病気になりにくくなったり、美しい容姿に育ったり……大量の宝具が作られることになるのであった。

 

 

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