【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「随分と長生きしたわね」
「雫もお婆ちゃんに老けたな」
「ふふ、人生50年って言われている中で90歳を超えるまで生きられれば十分でしょ……それを言うなら又兵衛はそろそろ100歳になるのに、40歳くらいから姿が変わらないわね」
「髪は無くなったし、眉毛とかも白くなったけどな……種付けも1日20発しか出せなくなったし」
「十分よ」
1640年……又兵衛はすっかりお爺さんに老けていたが、老けてなおお盛んだった。
性転換組の信長様や銀子、マリアの3人は今もなお元気だけど、自身が産んだ子供や孫に囲まれて生活している。
ただ玉とかはじめとか初期から俺を支えてくれた嫁達は80歳を超えたあたりで老衰で亡くなり始め、種付けおじさんの力が弱まった俺では延命させることも難しく、嫁達に先に旅立たれてしまっていた。
そしてつい先日市も天国に旅立ち、今雫も老衰で旅立とうとしていた。
「雫……天国に先に行っていてくれ。何年後か分からないけど後から俺は追いかけるから」
「うん、先に行って……待ってるから……絶対にまた会おうね……又兵衛」
雫は俺の手を握りながら、それが最後の言葉となり、息絶えてしまった。
雫との別れを契機に、俺は仏教的な修行をこの年から始めた。
せっかくだ。
俺の亡骸は残る形でと、即身仏になることを決めたのである。
体の水分を徐々に抜き、食事を制限し、体が腐らないように漆を少しずつ摂取して内臓をコーディングしていく。
子供や孫達は俺に最後まで美味しい物を食べて、楽しんで亡くなってほしいって言われていたし、幕府からも無理する必要は無いと4代目に変わった将軍直々にお言葉を頂いたが、俺の役割は……日ノ本が既に安定したことで終わりを告げた。
日ノ本の領土は拡張を続けて、東はアメリカ大陸西岸に到達し、南はオーストラリアやニュージーランドとかにも入植し、4000万人の人口まで増えていたし、更に今も子供が増え続けて人口爆発は止まらない。
それでも日本列島だけで1億人以上は養えるだけの農業基盤は整えたから当面は大丈夫だろう。
それに織田幕府が国際輸出で有り余る財源を確保して、全国に学校を作ったことや産業革命の土壌は整いつつあるので、近い将来、日ノ本から産業革命が起こるかもしれない。
その道標は俺が残しておいた。
石炭や油田は俺が各地に種を撒いて出てくるようにもしたし、男根島こと南場国も資源豊かな場所だ。
オーストラリアや東南アジアの島々も含めれば日ノ本は資源に困ることはないだろう。
「やるべきことはやった」
即身仏として最後に絶食し、地面の中でお経を唱え続けながら、俺は最後は酸欠で意識を失い。
約100年の生涯を幕を下ろしたのであった。
ただ死ぬ際に俺の体は絶頂射精で地面の中に埋めた木箱の中が精液で満たされ、俺の体はミイラの様なシワシワではなく、ヌメヌメ、テカテカの状態であり、その後に手足や男根がポロリとパーツの様に抜け落ち、体、両手足、男根で6分割されて各地の神仏ガブリエル教の祭壇で祀られることになるのだった。
最後まで種付けおじさんは種付けおじさんであった。
その後織田幕府は約300年、将軍は津田又兵衛の血が侵食し、5代目の将軍なんかは遡ると50%以上又兵衛の血が入っているくらい種付けおじさん化が進み、津田家、毛受家、織田家の一体化が進んでいった。
歴代将軍達は絶倫で多くの子供を残し、そして長生きだったために安定した政権が長く続いたが、幕府開府から約300年後に徐々に民主化していき、日本国として天皇を象徴に、将軍を権限のほぼ無い大統領みたいな立ち位置で首相が国家運営を行う体制に移っていき、新しい時代に進んでいく。
日本国は広大な国土は流石に維持できなかった為、アメリカ西海岸、オーストラリアやニュージーランド、東南アジアの国々は独立し、日本語を共用語として扱う共同体として緩い繋がりが残り、日本国は北は樺太と千島列島、東は南場国、南は台湾までの領地で落ち着き、石油産出国や技術大国として世界一のGDPを叩き出し、国内総上流とも言うべき他国からも憧れる国になっていた。
戦争も日清戦争と日露戦争はあったが、大陸に深く関わることはしなかった為、第一次、第二次世界大戦は戦禍無く生き残ることができ、アメリカとの貿易戦争、インターネット戦争と金や情報で殴る戦争が続いていた。
日本は少子高齢化とは無縁かつ、男は平均身長190センチ、女性は160センチで胸が皆大きく、そして運動神経抜群で、オリンピックで大抵の競技で世界記録を持つ選手が存在し、陸上競技は無類の強さを誇った。
そして黒人よりも大きな男根を皆持ち、AV産業も盛んな色んな意味で変態国家日本と呼ばれるのだった。
これはそんな変態国家日本を生み出すきっかけとなった1人の男の半生を書き記した歴史書である。
「ここは……」
俺は花畑の上にいつの間にか座っていた。
「又兵衛お帰り」
「お、雫」
「又兵衛さん」
「ご主人様!」
「玉にはじめ……鈴や紅も……」
「私も居ますよ」
「奈々も……うわ、懐かしい20歳頃の姿をしてるじゃん」
「又兵衛」
「市……君も若い時の姿をしているのか……じゃあここはあの世かな?」
『ええ、そうです。又兵衛……あなたはよくやってくれました』
すると俺を転生させてくれた女神様が現れた。
嫁達と会わせてくれたのは現世で頑張ったご褒美だと。
「最高の贈り物だ。もう一度皆に会いたかったからな。もしかしてこの後も信長様とか銀子、マリアとかも来てくれるのか?」
『ええ、嫁の皆さんは順次連れてきますよ』
「そっか……じゃあ天界でも種付けおじさんとしての役割を全うしますか!」
『え! ちょ! アー!』
俺は女神様を和姦して嫁達と天界で楽しく過ごし、多くの女神や天使を生み出すのでした。
どうやら俺の生み出した天使達がまた困窮している日ノ本を見つけて、転生者を送り出す様です。
「いいじゃん、チート与えて送り出しちゃえ」
俺は嫁達に囲まれて、天界で末永く幸せになるのでした。
〜おしまい〜
これにて種付けおじさんIN戦国は完結になります。
約1年半という長い間作品を応援していただきありがとうございました。
ただ又兵衛の物語はネット版は終わりですが、書籍版では続いていきます。
書籍版ではネット版に居ないヒロインだったりもっと物語が広がりを見せていますし、ネット版で書けなかったヒロインとのエッチシーンも加筆されているので、良ければ手に取っていただけると幸いです。
また、種付けおじさんIN戦国を通じて歴史に興味を持ってくださると幸いです。
3巻は年明けに発売できるように製作中なのでもうしばらくお待ちを!
最後に宣伝。
戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜
https://syosetu.org/novel/427507/
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種付けおじさんを楽しんでいただいた読者の方にはこちらも楽しんでもらえると思います。
ではまた何処かで会いましょう!
星野林でした!