【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
ひやむぎ……そうめんとうどんの中間の麺を意味する言葉で、材料は小麦粉、食塩、水……まぁうどんと同じである。
違いは麺の太さであるが、室町時代だと食べ方でも区別されている。
まずそうめんであるが、調理方法は蒸す。
蒸して麺を柔らかくし、熱いまま食べるのがこの時代のそうめんの食べ方。
一方で現代で食べられるようなうどんはひやむぎとそうめんと混ざっており、温かければ温麦、冷たければ冷麦、そのどちらを示す言葉としてうどんが使われていた。
だからなんだという話であるが、ひやむぎが形になったのは室町時代から、うどんの形が出来たのは室町以降の時代である……ということだ。
ちなみに汁は前にも話したが味噌を濾した物を使う。
作り方としては味噌を水に入れて溶かしてから布で濾していく。
濾した液体を弱火で数分熱し、この時に出汁となる材料を入れていく。
高級順でしいたけ、かつお節、昆布、煮干し……これらがない場合はそのまま味噌の汁だけで煮ていく。
で、出来上がった実質味噌汁をもう一度濾せばこの時代に使われていためんつゆこと生垂れの完成である。
まぁ簡単に言えば現代の味噌汁の汁部分。
味噌汁をめんつゆとして使っていたので、これでそうめんやうどんを食べろというと味に飽きて多くは食えない。
そこで俺は今ある材料で麺つゆを作ったのである。
麺つゆの材料は現代だと醤油、かつお節、酒、みりん、砂糖であるが、これらほとんど戦国時代だと1から作ったり代用する必要がある。
醤油は自家製のがあるので大丈夫。
かつお節は粗削りのが熱田や津島では売っているので値は張るが買えないことはない。
料理酒に関してはこの時代一般的に売られているどぶろくという白濁したにごり酒(どぶろくとにごり酒は厳密には違うが)に灰を少量入れ、化学反応を起こさせる。
すると酒が仄かに赤みを帯びるのでここで1回目の濾す作業が入る。
次に沈殿させて沈殿物を取り除き、上澄み酒を更に細かい布で2回目の濾す作業を行う。
こうすることで灰持酒という清酒の一種の酒が完成する。
灰を入れることで腐敗させる細菌の抑制になり、どぶろくが作ってから10日ほどしか持たないのに対して灰持酒は約2ヶ月ほどは賞味期限が持つのである。
俺は前世で自家製の梅酒を作る時に色々調べた際にこの事を知っていたし、種付けおじさんとしてはわかめ酒という言葉があり、それに使われる酒は清酒でないといけないので、何故か清酒の作り方が頭に入っていた。
ちなみにわかめ酒は女性の股と太もものくぼみに酒を注ぎ、陰毛が揺らぐことでわかめの様に見えるという意味である。
太ももが太い人が適任なので、雫にやりたいって言ったらぶん殴られた過去がある。
それはそうと、これで清酒のアルコールを茹でてある程度飛ばせば料理酒の代用品となる。
みりんと砂糖ははちみつで代用するが、はちみつのほうが甘いので、みりんと砂糖の総量の8割程度に抑えるとちょうどよい味になる。
これを混ぜて布で濾せば特製めんつゆの完成である。
ちなみにこうして作っためんつゆは夏場は1週間、冬だと2週間で味が変わるし、食あたりを起こすので作ったらなるべく早く食すのが良いのである。
そして薬味は柚子の皮と梅干し、刻みネギ、わさびがこの時代で用意出来る物だと定番で、高価だが胡椒という手もある。
ちなみにこのめんつゆは信長様が温泉に入りに来た際にそばを食べた時に大層気に入り、作り方を信長様付きの料理人に教えたりもしていた。
和の麺料理には大抵合うのがめんつゆなので、広まって買えるようになった方が俺的にもありがたいのであるが……。
まぁ灰持酒が寺の利権と絡むし、蜂蜜は高価なので無理だろうな……。
ひやむぎを美味しく食べるにしてもこんな工夫をしていたのでした。
田植えの時期に松永久秀殿の援軍で村を留守にしていた分、夏場の除草作業はしっかりやらせてもらう。
まぁ鯉を田んぼに放流しているので、鯉が泳ぐと田んぼの土を撹拌してくれるので、雑草はなかなか生えてこなくなる。
なので大変さはそこまで無いが、他の作物……野菜を植えている畑は肥料を撒いているからかぐんぐん雑草も生えてくる。
「旦那様、足腰が痛いよー」
「文、昼になったら揉みほぐしてやるからもう少し頑張ってくれ」
俺の畑で育てられていたのはナスとキュウリである。
両方共に奈良時代に大陸から入ってきた食材で、ナスは直ぐに広まったのに対して、キュウリはあんまり受け入れられず、しかも食べるとしても黄色く熟れてから食べる。
俺は緑の状態で料理に使う方法を教えたので、家では現代のような緑色のキュウリが漬物として食卓に並ぶこともしばしばである。
「だぁ、終わった! 文お疲れー」
「いやぁ僕もクタクタですわ……旦那様、お風呂行こうお風呂! 昼風呂と行きましょう!」
「お、良いねぇ、皆には内緒で行っちゃうか」
「はい!」
楽田城で姫だった和田の娘こと文……姉の方は胸のデカいボーイッシュな感じの娘に成長していた。
最近では髪をポニーテールの様に束ねることもあり、それが余計に凛々しさを強調している。
まぁ今は温泉に入るために髪がお湯につかない様に、髪をまとめているが……。
「ふぁ〜しみる〜」
「今日は付き合ってくれてありがとうな」
「いえいえ、これで美味しい野菜が食べられるなら僕頑張りますよ」
爽やかな笑顔で応えてくれる。
「なら今夜も料理頑張らないとな……他の嫁達とは上手くやれているか?」
「そうだねぇ……僕的には上手く出来ていると思うけど……雫とは色々あったけど、今は仲よくなれたし」
というのも文は小さな城とはいえ姫をしていた人物。
雫は武家でも下層の方で元の立場では雫が文の侍女をしていてもおかしくないくらいの身分差があった。
ただ家では雫が正室で文は側室。
しかも雫は時々口調が強くなることがある。
大人しい文の妹の白は強い口調にビビってしまい、文が雫に突っかかった事が結構前に有ったのである。
結局俺の仲裁と共に生活し、子育てをしていく中でわだかまりも消えて、今では雫の子供に文が算術を教えることもあるくらい仲良くなっていた。
「色々あったけど、今の生活にも慣れたし、旦那様なら必ず城主になれるって信じてますし……雫は城主の嫁としての矜持を学んでもらわないと」
「気は強いけど、勉強熱心だから大丈夫だろ……また今度愛情を注入してやろう」
「それは僕もお願いしたいな〜まだまだ若いから子供を産むよ」
「おう、子供は多い方が良いからな。文も含めてもっと産んでもらうぞ」
「でも不思議だよねー、妊娠、出産したら妊娠線が残るって聞いていたのに、皆残らないんだもん」
「そりゃ俺が按摩(あんま)しているからな」
「それだけじゃ無いと思うけどな〜」
「温泉の効果もあるんじゃないか?」
「あ~、確かにそうかも!」
そんな会話をしていたが、互いの裸を見て入浴していたので、その気になってしまい、温泉が濃い白濁色になるほど温泉の中で文とまぐわい続けてしまった。
メートル級のたわわがブルンブルン揺れてもう眼福眼福。
最終的に温泉に設置してあるベンチに座り、股から濃い白濁液をこぼしながらぐったりしている文だった。
「しゅ、しゅごかったぁ……」
「やべ、ヤりすぎたか?」
文の腹部を押すとゴボッと股から精液だか愛液だかが溢れ出し、綺麗に体を拭いて、肩を貸しながら温泉を出るのだった。
ちなみに昼間っから温泉でまぐわっていた事が雫にバレて俺は怒られるし、文には羨ましいと言うので
「そういうところがかわいらしいよね雫は」
と文に言われる雫であった。