【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
ある日、島と一緒に竹炭を作るために竹藪にて、竹を切ろうとしていたところ、白い竹が何本か生えていた。
「白い竹?」
「不思議ですね……枯れているわけではなく、ただ白い……」
俺は不思議に思いとりあえず竹を切ってみると、竹からブシュっと白い液体が大量に噴出し、俺の顔にかかる。
「ま、又兵衛様大丈夫ですか!?」
「ああ、問題は無い……甘い……どこかで味わったことのある味だ……」
俺は切り倒した竹に残った白い汁を指で舐めて味わってみる。
「ん~……あ、カ◯ピスだ。カル◯スそっくりなんだ」
竹からカルピ◯の原液が出てきた。
何故と思ってふと場所を見ると……ここはじめと一時期よく青姦していた場所だと思い出す。
そしてドロッドロの精液を大量にこの地にばらまいていた……ハズ。
「俺の精液には乳酸菌でも入ってるんか!?」
「どうしました又兵衛様」
「いや……島、この液体どんな味に思う?」
俺は島に竹に溜まっている液体を指さし、島も液体に指を付けて舐める。
「あ、甘い……脳に甘さが直接届けられるくらい甘い! なんですかこれ?」
「確か中華に伝説の酒が竹から出来上がると聞いた気がする」
俺は咄嗟に竹白酒という中華で竹を使って作られる高級酒の事を出して誤魔化したが、それが自然に出来たのでは無いかと説明する。
「この竹の他の場所にはまだ竹白酒が溜まっていそうですね! 持って帰って家でのみましょう」
恐らく俺の精液が原料なので、正直飲む気は起きないが、川に精液ばらまいて作物作って食べてる時点で今更かと割り切り、俺は島と一緒に竹を家に持ち帰るのであった。
で、この竹の神秘性は◯ルピスの原液もどきを取り出した後も続いた。
そんな神秘的な竹を竹炭にするのはもったいないと島は言い出し、この竹を使ってコップを作ることを提案し、俺が1個1個コップを作っていったのだが、その竹のコップに水を入れていると、いつの間にか白く濁りだし、数分もすると飲みやすい水で割ったカル◯スに変わるのである。
甘い物に飢えていた子供達はこれに大喜び。
皆ガブガブ狂った様に飲むようになり、最終的に1日2杯までという制限が俺達によりかけられることになり、甘い物大好き信長様がどこからか聞きつけて白い竹で作ったコップが欲しいと駄々をこねたので譲ると、竹茶白濁と言う名前をつけて毎食でそのコップを持ち歩き、カ◯ピス擬きをほぼ毎日飲むようになるのだった。
絶対これ種付けおじさん的に白濁液をカルピ◯の隠語として認識したってことだよな……酷い言葉の事故を見た気がする……。
ちなみにであるがこんな事故、早々起こらないと思っていたが、茶碗が足りなくなり、熱田に茶碗を買いに行った際、なんか女性器みたいな壺を見つけた。
いや、女性器……子宮と卵巣がくっついた形をした壺と言えば良いか……。
まぁこの時代の人はレントゲンなんかで子宮の形は見たことは無いと思うので、本当にたまたまだと思うが、そこには恥部の形をした壺があった。
衝動買いで買ってみて、何か起きるかなと力を込めてみたところ、黒い液体が壺から溢れ出した。
「……コーヒーだ。コーヒーが湧き出した」
何故にコーヒーが……と俺は考えたが、日本語のコーヒーの言葉をタイでそのまま発言すると、マンコという意味で伝わるという話を前世で聞いたことがあることを思い出した。
「マジで応用広すぎねぇか!?」
多言語対応とは恐れ入った……。
ちなみに出てくるコーヒーはタイコーヒーで結構甘い。
まぁ美味しいし、子供達や嫁達にコーヒーゼリーの代わりにコーヒー寒天に蜂蜜をかけて食べさせたところ凄く喜んでくれたのでこれで良しとしよう。
「余にも無いのか!?」
マジでどこからか聞きつけるか分からないが、温泉に入りに来た信長様が何故かコーヒー寒天を知っていて、俺にたかるのであった。
今年の収穫も無事に終わり、今年も大豊作の年であった。
3年連続の大豊作に村人達も歓喜の声が上がり、村中お祭り騒ぎ。
蜂蜜も俺が養蜂している分だけで1石分(液体だと180リットル)の蜂蜜の採取に成功し、信長様にほとんどを納める事になった。
信長様は大量の蜂蜜の入った壺を見て上機嫌になり、その蜂蜜を商人に売ることで軍資金の確保にも成功していた。
これで上洛に必要な資金の確保に成功したと言っても良い。
「まぁ蜂蜜も大切だけど……今年はこれだよなぁ〜」
それは松の木の根元に大量に生えている松茸の採取だった。
枕木に精子を振りまけば色々なキノコが生えてくるが、松茸が生える環境だけ整えて、生えてきそうなところに薄くした精子を塗りたくればどうなるか試したところ、予想通り、松茸だけが大量に生えてきてくれていた。
この時代松茸はそこまで高級食材ではなく、山に行けば生えている普通のキノコ扱いであったが、現代人の感覚を持つ俺にとって、松茸は高級食材。
香り松茸味しめじという言葉があるが、それでも松茸は普通に美味いキノコである。
焼いて良し、炊き込みご飯にしてもよし、吸い物にしてよし……特に焼き松茸にする時は柚子の汁を垂らして食べると良い匂いが周囲に広がるのである。
「それに今年は育て方を変えたお陰か……松露が生えているじゃん」
トリュフに似た、別名マツノツユと呼ばれるキノコで、高級食材として珍重されていたが、それも松茸に劣らない量が松の根元に生えていた。
「こっちは換金用にしようかな……お世話になっている柴田のオヤジ殿や森様、丹羽様にもお裾分けしようかな」
キノコを採取しながら俺は松露は贈り物として渡すことを考えるのであった。
「はっけよーい……のこった!」
ある日俺は庭にて相撲稽古を家臣達としていた。
廻し姿で俺相手に皆打ち込みの稽古をする。
戦場で相撲を取ることは無いが、乱戦時に最終的に物を言うのは自身の肉体である。
肉体を強くするための稽古として相撲は時代に合っていたのだ。
家臣達だけでなく、俺の家臣になりたいと言ってきた若者(村人)達を交えて稽古をつける。
まずは体操を行い体をほぐす。
慣れない人達は困惑するが、俺が稽古をする時は必ずラジオ体操と柔軟を行う。
稽古で怪我したなんて本末転倒であるからな。
続いて走り込み。
下半身がしっかりしていなければ、戦では直ぐにバテてしまう。
そして四股踏み。
相撲部屋などでよく見られる光景であるが、強靭な足腰を作るのに四股踏みは結構理にかなっているのである。
四股踏みで出来上がった下半身は剣術をするにしても、馬術をするにしても足腰の筋肉だけでなく、体幹も鍛えられるので、他の動作にも活きてくる。
種付けおじさんとしても下半身の頑強さは腰を振るのに生命線となるので鍛錬は怠らない。
これを数百やったら、続いてすり足。
中腰状態ですり足をすることによりこれも下半身を作っていく。
そしたら太い丸太に向かって張り手を行う鉄砲と呼ばれる稽古をする。
この丸太は剣術や槍術をする際の標的にもなり、両側は木刀や木槍にぶつけられた跡がくっきり残っている稽古柱である。
「ハイハイハイハイ!」
バチンバチンと張り手を綺麗に当てると木なのに大きな音が鳴り響く。
これを目安にして他の人々も稽古をしていく。
そしたらぶつかり稽古や何本もの試合形式での稽古を行い、近接戦の技量を高めていく。
なんなら雨の日は暇だからと温泉近くに相撲小屋という稽古をするためだけの場所を領主の力で作らせたくらいである。
そして稽古が終われば温泉で汗を流し、そしたら俺が嫁達にレシピを教え、嫁達が作るちゃんこ鍋が振る舞われる。
村の若者達はこれが目当てで稽古に参加している者もいる。
「沢山食べて量産型種付けおじさんになるんやで」
着々と俺の村の若者はお相撲さん体型になっていくのであった。
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