【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

59 / 202
松永久秀と珈琲 長女の嫁入り準備

 1569年が始まって早々に将軍襲撃事件パート2が発生し、撃退に成功したものの、明智殿から俺を幕臣達が一方的に妬んでいるという話をされて、信長様は俺のマッサージ(意味深)を受けたかったこともあり、美濃に帰還する様に命令され、約5ヶ月ぶりに美濃に戻ることが出来た。

 

 美濃に戻った俺は嫁達とイチャイチャするのも程々に、信長様に早速寝床に呼び出されて、歓ゲイされることになるのだった。

 

 女性陣に俺は幾ら中出ししても萎えることは無いが、やはり男性にとなると話は変わってくる。

 

 ガッツリ搾り取られ、俺はしなしな、信長様はツヤツヤになるまでヤラされた後、恒例のピロートークが始まる。

 

「うむ、馬と行為をすると体の不調が良くなる。やはり馬の神通力か何かか?」

 

「温泉に浸かった時はどうでしたか?」

 

「その時も痛みがスゥッと引くが、数日もするとまた頭痛に襲われる時がある」

 

「……ちょっと見過ごすことができませんね。この際です不調部位を徹底的に探してみましょう」

 

 頭痛に悩まされ、それを緩和するために俺が呼ばれるのの繰り返しは、俺が今回みたいに京に遠征しなければいけない時とかに信長様に不利益を被らせてしまう。

 

 だったら不調の原因を徹底的に治していくのが健全である。

 

 信長様が女性だったら一発で治せるが、あいにく信長様は男性。

 

 なので原因を見つけて改善していくのが俺にできることだ。

 

 まず信長様は甘い物が好きなので虫歯を疑った。

 

 歯磨きはしているようであるが、歯磨き粉の用途は歯を白く見せる物で、殺菌作用があるかと言えば微妙。

 

 なので歯を見させてもらうと親知らずが虫歯になっていることを発見した。

 

 この虫歯が頭痛の原因かもしれないので早速抜くことにする。

 

 信長様にも許可をもらい、糸を対象の歯に結びつける。

 

 そして俺は精気を信長様に大量に注入して少しでも痛みを我慢できる状態を作り、一気に糸を引っ張った。

 

 ギャァァァ

 

 信長様はたまらず悲鳴を上げ、控えていた堀等の小姓達が部屋に突入するが、口から血を流す全裸の信長様と糸を引っ張る全裸の俺という最悪な構図が完成しており、俺は理由を説明してなんとか納得してもらった。

 

 俺は血をダラダラ流す信長様の傷口に精気を注入して自然治癒力を高めさせると、すぐに血が止まった。

 

 その間に若い小姓に抜いた歯を水で洗ってくるように指示し、洗ってきた歯を信長様に見せると、虫歯によって穴が空いていた。

 

「甘い物を食べすぎると虫歯になるのです。この穴が深くなり体の気を扱う場所(神経と言っても分からないので)に到達すると脳を蝕みます。血を腐らせる病気にかかることもあり、1本で済んで良かったです」

 

「甘い物を食べてはいけないということか?」

 

「いえ、食べてもいいですが、歯磨きを毎日時間をかけてやることと、後日虫歯の予防になる歯磨き粉を贈りますので、それで歯を磨いてみてください。歯も白くなり、口臭も爽やかな感じになりますよ」

 

 と説明した。

 

 俺が渡す予定の歯磨き粉は自宅で使っているココナッツオイルの代わりにローションオイルと重曹で作った歯磨き粉である。

 

 そこに海藻由来の粘りを混ぜるとフッ素入りの歯磨き粉が完成する。

 

 長期保存は出来ないので、作ったら1ヶ月以内に全部使うことをお勧めする品である。

 

 ちなみにこれを俺は基本毎日嫁達や子供達に歯磨きする習慣を付けさせているので、俺含め、虫歯0で今のところきている。

 

 虫歯を抜いた次は肩こり等の体のコリやリンパの詰まり等による頭痛。

 

 体をよく動かす信長様であるが、小姓にマッサージをさせることがあっても、その小姓達もマッサージ師の資格があるわけでも無いので表面的な痛みを和らげることしか出来ないのだ。

 

「いたたたた!」

 

「我慢してくだされ、血の流れが良くなり一気に気持ちよくなりますから」

 

 基本俺と信長様がホモセした時はマッサージをやることが多かったので、多少は良くなっているが、それでもコリ固まってしまっている場所やリンパの流れが悪いところがある。

 

 俺は今回は信長様の隅々までほぐしていく勢いでマッサージを行うと、信長様も頭や体が軽くなったと上機嫌。

 

 ただし

 

「でも馬以外がやったら不敬に当たるがな」

 

 と釘を刺すことも忘れない。

 

 涙目になっていたから相当痛かったのだろう。

 

ただ、虫歯と体のコリというコリを揉みほぐした信長様は体の不調が一気に改善し、大喜び。

 

「ただコリは定期的にほぐさないとまた頭痛に繋がるかもしれないので、またやりましょう」

 

「うむ……痛いのは嫌なのだが」

 

「でしたら体操を教えますので、それをやれば体のコリが溜まるのを大幅に軽減できますのでやってみてください」

 

俺は信長様にラジオ体操を教える。

 

ラジオ体操をする信長様って字面にすると凄いシュールだな……。

 

そんなこんなで体の不調を取り除いた信長様は上機嫌になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 体調が絶好調になった信長様は関係が悪化していた南伊勢の侵攻を、足利義昭様の権威を高めるために行なおうとし、幕府に工作活動を開始した。

 

 一方で俺は松永久秀殿に呼ばれて大和の筒井城にお邪魔していた。

 

「三好三人衆の襲撃事件大変であったのぉ……」

 

「松永久秀殿はこの件はどこまで見通していたのですか?」

 

 久秀殿は茶を点てる手を一度止めて、少し悩んだ後に、ゆっくりと口を開いた。

 

「見通せる者であれば三好三人衆がろくに戦いもせず、四国に退いた時点でおかしいと考えるじゃろう。信長様ほどのお方が見通せていないはずはなかろう。じゃから能力はあるが新参の明智光秀殿と武功を少しでも稼がせたい兄弟を京に置いたのであろう。まぁ正月に攻めてくるとは思わんかったであろうが」

 

 茶を俺に出し、ゆっくりと茶を味わう。

 

「なるほど……いやいや、私もまだ視野が狭いみたいで駄目ですなぁ」

 

「いや、兄弟は侍大将という立場から見れば十二分に広い。これより視野を広げるは武将でも持て余す。将で視野が広いと儂の様に邪念が湧くものよ」

 

「邪念ですか」

 

「ああ、邪念……いや、出世欲だな。それを操れる主君が居るうちは良いが、器が無ければ儂の様になるぞ」

 

「気をつけます……が、信長様の考えを少しでも理解し、先を見通すためには必要なのですよ」

 

「強欲じゃのぉ……まぁ兄弟なら年と経験を重ねれば自然と身につくじゃろう」

 

「結構なお点前で」

 

「うむ」

 

 茶碗を返して、俺は松永久秀殿に面白い物としてコーヒーの出る壺の効力を複製した物を持ってきていた。

 

 こっちは茶釜であり、女土偶の様な形をしていた。

 

「これまた珍妙じゃな」

 

「女性の神秘を宿した茶釜です。これに湯を注ぐと」

 

 俺は茶釜に湯を注ぐと、湯はみるみる褐色に変色していき、体内に入っているマグカップを取り出す。

 

「飲んでみてください」

 

「……んん!? 甘い……いや、じんわりと苦味がやってくる。これは!?」

 

「珈琲でございます。茶とはまた別の味わいでしょう」

 

「これはどうやってできているのだ?」

 

「神通力の一種で、本来であればはるか海の向こうの地に生えている豆を炒った飲み物ですが、私の神通力で器を作り出し、現象を起こしているのです。まぁ美味しい薬ですよ。飲みすぎれば害になりますが、1日1杯朝に飲めば眠気が覚め、1日中活力を与え、夜に飲めば精欲増強の効果があります」

 

「確かに頭が冴え渡る様な衝撃……」

 

「松永久秀殿であればこの茶釜の価値を高めてくれると思い、お譲り致します」

 

「良いのか?」

 

「ええ、私は幾らでも複製が作れるが、価値を高めるには正しい人に譲るが得策」

 

「……撤回しよう。兄弟……お主も十二分に先を見通す目を持っておるぞ」

 

「ありがとうございます」

 

 今度は松永久秀殿が茶釜に湯を注ぎ、コーヒーを作ってくれた。

 

「南蛮では茶器を軽くぶつけ、乾杯と言って飲む文化があるとか」

 

「ふむ……面白い」

 

「「乾杯」」

 

 コーヒーを互いに飲み干すと、次の話題に入る。

 

「兄弟から見た足利義昭公は武家の棟梁の器はあるか?」

 

「否。普通の武士にも劣るかと」

 

「ふむ……信長様は毒を掴んだかもしれぬな」

 

「毒ですか?」

 

「足利将軍家は応仁の乱以降多かれ少なかれ毒を含んでいた。担ぎ上げた者を弱らせる毒をな。足利義輝は劇物であったぞ、自ら他の大名に近づき、多くの者を衰弱死させた。我が主である三好長慶様も奴のせいで気を病み、亡くなられた。じゃから弱毒である堺公方を三好三人衆と共に儂は担いたが、本人が将軍の器に押し潰され、亡くなられてしまった」

 

「そして武家の器すら無い新将軍……信長様も一筋縄ではいかぬぞ」

 

「ではどうしろと?」

 

「毒を常に抜き続けるか、毒に打ち勝つ。どちらかであろう」

 

 2つの方法……毒を抜き続けるは幕府を完全に制御し、幕府を利用しようとする内側の者を排除し続ける。

 

 この方法をとったのが三好長慶である。

 

 しかし、彼は失敗して毒が全身に回ってしまった。

 

 ならば取るべきは毒に打ち勝つことである。

 

 つまり利用するだけ幕府を利用して信長様自らが幕府から権力を奪取することである。

 

「儂にはまだどちらを取るか信長様の考えは分からぬ。しかし、兄弟ならば近くで信長様を見ているから分かるのではないか?」

 

 俺は考える。

 

 歴史が正しいなら信長様は将来後者の選択を取る。

 

 そして本能寺で散る。

 

 ただ信長様は俺という歴史に居ない存在の介入により変化が起こっている。

 

 どうなるか……完全に未知数である。

 

 知らないことだらけ、そして変化していく未来は誰にも分からない。

 

 ただ自分は種付けおじさんとしての役割を全うする者。

 

 城から出た俺は、松永久秀殿の居る場所を眺めながら……

 

「松永久秀殿の様な忠臣に私はなれるのでしょうかな」

 

 と、呟いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 南伊勢侵攻はお留守番に俺はなったが、その分家臣達を鍛えることができる。

 

「お前らも強弓使えるようにならないとな」

 

 というわけで、弓道場を村に作り、弓の扱いを教えながらも、基礎鍛錬の比重を増やしていった。

 

 走り込みの量を増やし、筋力鍛錬で腹筋や腕立て伏せ、スクワット等も取り入れた、より現代に近いトレーニングを四股踏みなどと同様に増やし、あとは馬術や流鏑馬といった技術も教えていった。

 

 馬は少しずつ数を増やしているものの、軍馬と言えるのは20頭そこら。

 

 ただこいつらは大柄な馬達で人に従順ながら、戦場では勇猛果敢に戦える勇気を持った馬達である。

 

 俺の力を入れられて産まれた子供なので雄馬達は馬の種牡馬マシーンになっており、牝馬をあてがえば必ず孕ませる立派なイチモツを持っていた。

 

 そして毎日厳しいシゴキに耐えたら、美味しい食事が振る舞われる。

 

 京での祭りで、料理番を目指す家臣も増え、更に経験を積んだことで一皮剥けた優秀な者達が現在40人。

 

 料理番として鍋を振るう。

 

 そんな美味い飯をたらふく食べ、温泉に入って体を清めたら、早く寝る。

 

 そんな生活を続けていた為か、それとも俺の力のこもった飯を食べ続けている影響か、若い家臣達はどんどん大きくなり、平均身長も170センチを超えるに至っていた。

 

 巨人軍の完成である。

 

 そんな中、俺は訓練の疲れを癒すためにワイン風呂に浸かっていた。

 

「ういー、ワイン風呂に浸かると疲れだけじゃなくて、体全体が活性化している感じがするんだよなぁ……今日はこのワインで豚肉の赤ワイン煮でも作ろうかな」

 

 そんな事を思いながら、相変わらず垂れ流しになっている肉壺ことワインの壺から流れているワインを少し飲んで、アルコールを体に入れる。

 

「んん~ぶどうの風味がほのかに香る……まぁ普通のワインだな」

 

 嫁達はあんまりこのワイン風呂を好んではおらず、どちらかと言うと苦手意識を持っているみたいである。

 

 まぁ身体が不調の時には浸かるらしいが……。

 

 赤色の液体が血を連想させるからだとか。

 

「まぁ苦手なら仕方がないよな」

 

 すると風呂場に足音が聞こえてきた。

 

「「お父様〜」」

 

「おお、二人で来たのか?」

 

「「うん!」」

 

 現れたのは玉と紅の長男と長女である。

 

 年齢は数え年で9歳になり、来年には元服を迎える。

 

 長男は身長150センチを二次成長期前に超えており、長女はロリ巨乳体型である。

 

 あと長男はショタ巨根で精通しており、こっそり年上の村の娘とイチャイチャしていることも俺の耳に入っていた。

 

 順調に種付けおじさんの血が通っていることが分かる。

 

「お父様、島殿に流鏑馬を習って的に当てることが出来ました!」

 

「私はお母様達から衣服の作り方を習いました!」

 

「そうかそうか、2人共に立派だね」

 

 長男は元服したら雫の養子となり、雫の男子が嫡子になるので、毛受家の分家を立てて貰うつもりだ。

 

 長女の方は……島か稲葉のどちらかに嫁入りだろうなぁと思っている。

 

 2人ともまだ20代だし、長女も2人に懐いている。

 

 他所だと前田利家の長男や木下秀吉の息子と婚姻させても良い気がするが、家臣との繋がりを深める為にやっぱり2人のどちらかに嫁入りが現実的だよなぁ……。

 

 まぁ島とかこっちから嫁を与えないといつまでも結婚しなさそうな雰囲気出てるし……。

 

「なぁ、2人共、島は好きか?」

 

「うん、僕島さん好きだよ!」

 

「私も! あ、お父様とお母様達がやっている交わりを島さんとしたいかも!」

 

 俺の思っていることを汲み取ってくれたのか、娘がそう言う。

 

 まぁ雫達との嫁入りの時も10歳前後だったし大丈夫か。

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