【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ムダ毛を剃られる信長様

 冬の間、俺はお市に新しい子供を種付けし、他の嫁達にも何人目になるか分からない種付けを行なって、ほぼ同じ日に受胎。

 

 お市が月物が来なくなったと喜んでいたりしている頃、信長様も疲れを癒しにと姪っ子である茶々と初を見に俺の領地の温泉によく来ていた。

 

「馬、市と仲良くやっているそうでなによりだ。市から惚気の手紙がよく届くぞ」

 

「お市から俺も信長様の返書を見せてもらいますが、お市の食べた食べ物を食ってみたいって話ばっかりじゃないですか」

 

「いいだろ。食べてみたいんじゃから」

 

 信長様と俺は今蒸し風呂の個室にて2人きりで話し合っている。

 

「正直馬を戦に出せないのは辛い」

 

「そう言ってもらえると何よりです」

 

 信長様や家臣の方々から、俺のこれまでの戦績から撤退戦が得意であると見られ、俺が殿をすれば他の部隊は被害を受けずに安全に逃げ切り、敵は俺の部隊に逆襲されて被害を被ると思われている。

 

 なので、激戦の予想される伊勢長島に俺を投入したかったらしいが、同腹で産まれ、信長様と仲の良いお市をこれ以上悲しませたくないと、信長様なりに気を使って、俺を1年休ませるという判断であった。

 

「そう言えば聞きましたが……加藤達小姓の一部を追放したと」

 

「ああ、奴らのことか」

 

 俺に嫉妬の視線をいつも向けていた小姓頭の加藤達、古参の小姓は信長様の愛馬を誤って殺してしまい、激怒した信長様は彼らを追放したのである。

 

 噂だと徳川家康様が彼らを拾ったと聞いているが……。

 

「度々馬は危険だ、これ以上近づくと呪われるなどと理由の分からん事を言い始めていってな。奴らの気が触れてしまったとしか思えぬ故に余の愛馬を殺した罪で追放した」

 

「なに、堀含めて優秀な小姓は充実している。馬の子も小姓にするか?」

 

「お戯れを……身分が低すぎますので」

 

「余は気にしないのだがな……それよりも馬はこれからどう立ち回るのだ?」

 

「どうとは?」

 

 信長様は森可成様が亡くなった事で、美濃衆と尾張衆のパワーバランスが崩れたことを危惧していた。

 

 それに今織田家の継承順が2位になっている帰蝶様の子供の峰丸の後ろ盾が消えてしまった事も意味する。

 

 一応美濃三人衆と呼ばれる、うちの稲葉重通の親父である稲葉一鉄殿、氏家直元殿、安藤守就殿の3名が新たに後ろ盾となったが、彼らは元々斎藤家の家臣。

 

 次点で急成長している明智光秀殿が入ってくるが、峰丸と相性が良くなく、その次となると領地の広さ的に俺となるのである。

 

「でも信長様、俺は将来的に朝倉の領地に替えるのですよね?」

 

「うむ、それを考えておる」

 

 信長様の考えだと、俺を北陸に飛ばす代わりに峰丸……恐らくその頃には元服して名前が変わるが、峰丸を大将、副官に柴田のオヤジ殿、その補佐に信長様の親衛隊の一部を付けて、北陸軍を形成しようと考えているらしい。

 

 で、美濃、尾張という織田家の根幹領地は信忠(信長様の嫡男)に任せて、こちらも信忠軍を作り、次世代の織田家の根幹を作っていこうと考えていた。

 

「米五郎左(丹羽長秀)と滝川(一益)、猿(秀吉)、金柑(明智光秀)に権六(柴田勝家)……将来的には馬にも軍団を任せると思う。佐久間の奴が派閥を作っておるが、奴自身もそうだが、嫡男の教育に失敗し、とんでもない毒になる可能性がある。そのうち解体しなければな」

 

 最古参の家臣である佐久間信盛は重臣達の中で俺が唯一相性が良くない人物で、俺の急激な出世を警戒している人物だった。

 

 また酒癖が悪く、家臣を大切にしないことも有名で、酒を控えるように忠言した家臣を追放する事もやっていた。

 

 戦での強さがあるのと信長様的には使い道がまだあるので放置しているが、後々の粛清リストの筆頭に位置している。

 

 あと尾張に5万石以上の大領を有しているのもいけない。

 

 信長様としては尾張は織田家の直接統治をしたい場所なのに、彼が頑として領地替えに応じないので困っていたのである。

 

「馬の様に聞き分けが良ければどれほどありがたいことか……」

 

 信長様は手ぬぐいで汗を拭う。

 

 俺は泥を顔に塗って泥パックをする。

 

「でも馬も堂洞城を使える城にするのだぞ。一応お前の身分は城主なのだからな。屋敷で過ごすほうが快適だと思うが、ちゃんと整備しておくのだぞ」

 

「ええ、今陣張りを行なっていますので、使える城にはする予定です。ただ防衛よりも領地運営に適した城になりそうですが」

 

「ここまで突破されることがあれば岐阜城で防戦した方がマシであろうな。良い良い、元から防衛力には期待してない」

 

「そう言って頂けると助かります」

 

 蒸し風呂から出て、掛け湯で汗や泥を流し、水風呂に入る。

 

「ふぉ、気持ちが良いが、イチモツが縮こまる感覚は慣れんな」

 

「確かにそうですね」

 

「……馬のイチモツそろそろ本当に3本足に見えてきたぞ」

 

「もう大きくなることは無いですよ。ここ1年長くも太くもなってないですし」

 

 俺のイチモツは最終的に常時30センチ、勃起時40センチの戦艦の主砲並になっていた。

 

 おかげで嫁達も全て入る者はおらず、何故か入るのは信長様の尻のみであった。

 

 というかこんな長くてぶっといのが刺さっても内臓が破裂しないのが奇跡である。

 

「余としては気持ちが良いのだがな」

 

「小姓の人達はこれが中に入るのを見ると恐れ慄いていましたがね」

 

 水風呂を出て椅子に腰掛けて整いタイム。

 

 熱い、冷たいと急激な温度変化に血行が促進され、超絶リラックスモードに入る。

 

「かぁ……これよこれ」

 

「気持ち良いですね」

 

 信長様も満足そうである。

 

 もう何度か蒸し風呂、水風呂、整うを繰り返し、脱衣所に向かうと、小姓達が信長様の体を拭いていく。

 

「ん! 馬何をしている?」

 

「ムダ毛を処理しています」

 

 職人に作ってもらった髭剃りを使って、脇や腹のムダ毛を剃っていた。

 

「その泡立っているのは石鹸か?」

 

「ええ、体を洗う石鹸と女性達が髪を整えるリンスと呼ばれる油を混ぜて泡立てた物です。信長様も剃りますか?」

 

「ふむ、やってもらおうか」

 

 俺は水でカミソリを洗い流すと、シェービングクリーム擬きを泡立てて信長様のお腹や脇、腕に塗っていく。

 

 ジョリジョリっと剃っていき、最後に髭を剃ってムダ毛処理完了。

 

 上半身ツルッツルになった信長様が現れた。

 

 体をもう一度流してきた信長様はツルツルになった肌を触り

 

「うむ、これは良いぞ! 気分がよい!」

 

 と上機嫌。

 

「気に入ってもらえたようで何より」

 

「身だしなみを整えるのは武将として当たり前だからな。たまに頭にふけが付いている者を見ると体をよく洗ってほしく感じるな」

 

「今度柴田のオヤジ殿のムダ毛を剃りましょうか。綺麗になった柴田殿見たくはありませんか?」

 

「確かに見たい! 今度一緒に連れてくるから、全身のムダ毛を剃ってやれ」

 

「はい!」

 

 ちなみにだが、女性の陰毛を俺は剃ったりもしていたので、信長様のムダ毛処理を完璧にこなすことができた。

 

 女性の陰毛はジャングルでもそれはそれで味わい深いが、清潔感を考えると定期的に剃った方が良いだろう。

 

 俺の陰毛も定期的に剃って整えているし……。

 

 この前雫の陰毛剃ってハート型にしたら遊ぶなって滅茶苦茶怒られたっけ……。

 

 最後に信長様の足の裏……かかとの垢すりをして馬脂を塗って保湿したらパーフェクト信長様の完成である。

 

 なんだか輝いて見える……。

 

「うむ気持ちよかったぞ。今日の飯はなんだ?」

 

「今日は天ぷらを丼にした天丼を用意しましたので食べましょうか」

 

「うむ! 余は天ぷらが好きだ。鶏の天ぷらや卵の天ぷらも旨かったな!」

 

 そんな会話をしながら信長様を接待する1日は過ぎていくのであった。

 

 




歴史物で信長様のムダ毛処理をする作品はここだけだと思う
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