【書籍化決定】種付けおじさんIN戦国   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

77 / 202
種付けおじさんの歌

 カツオは食べても良いが、鰹節に加工することにした。

 

 家に戻った俺達は魚の処理を始める。

 

 例えば黒鯛だったら刺身にする分は、刺身に切って、昆布締めを行い、タコは嫁達が大根おろしでぬめりを取る。

 

 比較的小さい魚やエイ、ヒラメ、カレイ等はすり身にしてかまぼこを作っていく。

 

 この時代のかまぼこはちくわと混同されており……というかちくわをかまぼこと呼んでいた。

 

 ただ俺が作るのは半円のかまぼこであり、皆からは未知の食べ物として認識されている。

 

 作り方は魚の皮をはぎ、骨を取ったら粗く刻み、冷水に漬ける。

 

 そしたら包丁でペースト状になるまで叩く。

 

 とにかく叩き続ける。

 

 ペースト状になったらどぶろくを濾した酒、蜂蜜、卵白、昆布のだし汁、片栗粉を適量投入して混ぜる。

 

 するととろろ芋の様に粘り気が出てくるので、空気を入れないように木の板に半円状に成形して、20分から30分蒸す。

 

 蒸し終わったら冷水で再び冷やして、かまぼこの完成である。

 

 冬場なので、この状態でも1週間は普通に食べることが出来るが、それ以降は食べる前に焼くか燻すかした方が良いだろう。

 

「こりゃ明日の家臣達のおかずは、かまぼこだな」

 

 白身魚があれば他の食べ物も作ることが出来る。

 

 さつま揚げやはんぺんなんかも作れるので、おでんを作っても、良いかもしれない。

 

 さつま揚げなんかは具だくさんなので、栄養満点だし、揚げているので保存もある程度効く。

 

 量が作れるのであれば、冬場の携行食にも良いかもしれない。

 

「まぁ海釣りが頻繁に出来る海に近い領地じゃないとダメだけどな」

 

 美濃からは遠すぎるし、買うにしても白身魚は高いので、朝倉の領地を得てからの話になるだろう。

 

「さて、こっちも鰹節にしないとな」

 

 鰹節は、鰹を3枚におろして、沸騰間際の熱湯で1時間煮込む。

 

 骨抜きをしたら燻製を作る要領で水抜きを、繰り返していく。

 

 ひび割れたらカツオの肉で補修し、繰り返し、最後に天日干しをすると、水分が抜けて、叩くと金属のような音になる。

 

 ちなみに10キロのカツオは1.6キロ程度まで軽くなるし、日数も約半月かかる。

 

 今日は燻製にするところまでやって、ちょくちょく作っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「んん!? かまぼこ美味しいですね!」

 

「ほんのり甘さが出ていてとても美味しいわ! やるじゃない又兵衛!」

 

 お市と雫もかまぼこの美味さに絶賛の言葉をいただいた。

 

 他の嫁達も美味しそうにかまぼこを食べている。

 

 わさび醤油に付けて食べるとご飯と酒が進むんだこれが……。

 

「これ信長兄様も食べたがるでしょうね……」

 

「流石に量の関係で、明日には無くなってると思うぞ」

 

「なら味わって食べないといけませんね」

 

 信長様がズルいぞと言うのが思い浮かぶ。

 

「市、困ったこととかは無いか?」

 

「いえ、皆さん良くしてくれるので特に困ったことはありませんよ。新しい事ばかりで楽しいです!」

 

「そう言ってもらえるとありがたいな」

 

 結婚して約2ヶ月……正月も過ぎて現在元亀2年……1571年になる。

 

 雪もちらつき始めているし、今年はより寒い冬になりそうである。

 

「こういう時こそ温かい物を食べて、体を温めないとな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うへぇ〜」

 

 股からは精液を垂らし、乳首をビンビンに勃起させて奈々が俺の横で倒れていた。

 

 部屋の奥の方では他の嫁達もアヘ顔晒してくたばっている。

 

「んん、よいしょっと……奈々は食べても食べてもヒョロっとしているな」

 

 最初はガリガリであばら骨が浮いていた奈々も、今では肉が付いて、女性らしい膨らみもでてきていたが、それでもメートルおっぱい集団に比べると肉付きが悪かった。

 

 奈々の特徴としては長乳首と大きめのクリトリスであり、赤ん坊に吸われて乳首が長くなっていた。

 

「恥ずかしいです」

 

「いやいや、可愛いと思うぞ」

 

「うう……」

 

 そう言えば奈々と2人で話すのは久しぶりだと思い、俺は用意していた麦茶を奈々と回し飲みして一息つく。

 

「奈々はどうだ? 今の生活は気に入っているか?」

 

「はい、体も丈夫になり、無理だと思っていた子供も作れて……また孕んだら3人目ですよ……京に居た頃だったら考えられないですよ」

 

「あの時は本当に巡り合わせだったな……奈々と会えた事は」

 

「又兵衛様は津田家になられましたが、官位には興味がありませんか?」

 

「ん? 官位? ……うーん、今のところ興味は無いけど……」

 

「無位無官ですと将来格好が付きませんので、何かしらあった方がよろしいですよ」

 

「ふむ……それは信長様と今度相談してみよう」

 

 俺は奈々に動けるかと聞き、腰が抜けてしまってと言われたので、お姫様抱っこをしながら外に出て、温泉に向かった。

 

 湯で精液を洗い流し、俺と奈々は湯に浸かる。

 

「ふう、気持ちが良いな」

 

「ええ、本当にそうですね」

 

「他の嫁達とは仲良くやれているか?」

 

「そうですね……雫さんは気が強いですけど、正室として奥を纏めようと必死な姿が可愛らしいです」

 

「そんな雫さんを玉さんと紅さんが良く支えていて……」

 

「望さんも最年長として雫さんを支えていますね」

 

「鈴さん、里子さん、ももさんの3人は子供達の世話が上手で、小さい子供達をよく見てくれています。はじめさんは家臣の方々と家畜の世話をしたり、人を仕切るのが上手いと思います」

 

「白さんは道具の補修等が上手くて、今では服の修繕や草履を編むのとかは早くて綺麗に作れるのですよ」

 

「文さんは大きな女の子達に武芸を教えるのが得意で、良き師匠として武家の女性の育成をしていますよ」

 

「お市様は……まだ慣れてないのでオロオロしてしまう時がありますが、好奇心旺盛で、積極的に家畜の世話をしたり、編み物をしたり、料理を習ったり……可愛らしい人だな……と思います」

 

 奈々は全員の事をよく見ている。

 

 観察力に長け、更に嫁達の中で一番教養深いのが奈々だ。

 

 他の嫁達も貴族である奈々の知識は色々頼りになるだろう。

 

「雪が降ってきたな」

 

「そうですね……温泉の熱気で直ぐに溶けてしまいますが……」

 

「うまさうな 雪がふうはり ふわりかな 」

 

「……誰かの俳句ですか?」

 

「誰だったかな……昔の人の俳句だったはずだけど」

 

「おいしそうな牡丹雪が散っている様子を表した良い句ですね……」

 

(俺的には湯煙と雪で隠れる奈々の肉体美を歌った俳句が思い浮かべば……)

 

「うーん」

 

「どうしました?」

 

「咄嗟だと良い歌が思い浮かばなくてな。非才な自が悲しい」

 

「又兵衛様が非才だったら、殆どの人が非才になりますよ」

 

(種付ける 嫁のお腹 膨らませ 生まれる子供 絆の証けり……字余り)

 

 短歌を思いついてしまったが、これは種付けおじさん的な歌だな。

 

 俺と奈々は蒸し風呂に入ると、互いに我慢ができなくなり、二回戦を始めて、蒸し風呂の中が淫気で凄いことになるのだった。

 

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