ジャマ神のヒーローアカデミア   作:競馬好き

2 / 15
邂逅Ⅰ:ジャマ神降臨

青年は、森のなかで目覚めた。

 

「くそ、あの野郎、話を聞かずにやりやがって」

 

イラつきながら青年は立ち上がり、森を歩き始める。とりあえず、人のいる場所へと移動する。

山道に出て、しばらく歩けばコンクリートで舗装された道が現れ、道なりに山を下る。ふと、横を見ると、なんの変哲もない町並みが広がっていた。

 

「異能が普通って聞いていたから、なんか面白い町並みになっていんのかと思ったが、案外普通なんだな」

 

異能に特化した町が作られているのかと思えば以外と普通。興味が引かれるものはさほど存在しないという顔で青年は歩を進めていく。

 

山の麓でバスに乗り、町中に入った青年。

 

「ほーん、姿形が変わっちまう個性もあるのか」

 

町並みは普通だが、そこにすむ人々は全くもって普通ではなかった。背中に翼を有していたり、ハリネズミのような針を体から生やしていたりと、異能に溢れかえっていた。

 

「退屈はしないかもな」

 

青年はそう言うと、バスを降りた。

 

ドガシャァアアアンッ!!

 

コンビニに入り、サンドイッチと飲み物を購入して外へ出ると突然爆発音が鳴り響いた。

 

「あ?」

 

見ると、近くの銀行から煙が上がっていた。

 

「大成功だ!!」

 

その声と共に煙の中から複数人の男が現れた。大量のお金を抱えており、どうやら強盗を行ったようだ。

 

「うわぁああ!!ヴィランだ!」

 

「誰かヒーローを呼んで!!」

 

 

周りの一般人がそう叫び、携帯電話でどこかへ連絡し始める。

 

「そこは警察じゃねぇのかよ」

 

この世界に来て数時間の青年はそうツッコムと面倒なことになる前にこの場から離れようとした。しかし。

 

 

「おい!!そこのガキ!退きやがれ!!」

 

青年に向かって強盗が叫んでいた。見ると、青年のが居る方向へ走ってきていた。

 

「くそ、面倒なことに」

 

青年はイラついた表情をしながら、神からもらったアイテムを取り出す。

 

デザイアドライバー!

 

SET!!

 

楕円型のバックルを腰に装着し、紫色のアイテムを差し込むことで、青年の横にZOMBIE の文字と紫色の毒々しいエフェクトが現れる。

 

「変身」

 

青年が紫色のアイテムの鍵を回すと、檻が展開し、中からオレンジ色の巨大な爪を持つ腕が、コアへ向かって伸びる。

 

GRAB!!CRASH OUT!!ZOooMBieee・・・ Lady?Fight!!』

 

文字とエフェクトが禍々しい鎧とチョーンソーのような武器に変化し、青年の背後に現れたハンドによって引き寄せられ装着される。

 

頭には巨大な黄金の角を持つ牛のような仮面。肩から紫色のマントがファサリと伸びる。

 

仮面ライダーバッファゾンビフォームジャマ神が降臨した。

 

「クソッ!!ヒーローか!!」

 

その姿を見た強盗たちは顔を歪ませて立ち止まる。

 

「ヒーロー?俺がか?違うな」

 

バッファはそう言うと、強盗たちへ近づいていく。

 

「ハッ!!安易に近づくと痛い目見るぜ!!」

 

強盗の一人が懐から小石を取り出し、こちらへ投げつけてくる。

 

「吹っ飛べ!!」

 

バッファに当たる直前、小石は光輝き爆発する。

 

「ハハッ!!やったぜ!!」

 

強盗は得意気に笑うと、金がつまったバックを抱え直し、走りだそうする。

 

「何をやったんだ?」

 

その言葉と共にバッファは紫色のエネルギーバリアと共に現れる。

 

「なっ!?効いてねぇ!?」

 

「なら俺に任せとけ!!」

 

今度は大柄の強盗がドスドスと走ってくると、同時に筋肉が肥大化していく。

 

「おら死ねぇ!!」

 

通常よりも何倍にも増幅されたパンチがバッファを襲う。しかし。

 

「な、なに・・・」

 

またも紫色のバリアが拳の行く手を阻む。

 

「なら捕縛してやる!!」

 

細身の強盗が腕から縄を生成して、バッファを縛り上げようとするが結局紫色のバリアがそれを妨害する。

 

「な、攻撃以外なら通ると思ったのに!!仕方ねぇ逃げー『POISON CHARGE !!

 

バッファがチェーンソー型の武器、ゾンビブレイカーのカバーをスライドさせ、オレンジ色のエネルギーを刃にまとわせる。

 

「ま、不味い!!」

 

TACTICAL BRAKE!!

 

ゾンビブレイカーを横に振り払うと、オレンジ色の巨大な斬撃が強盗たちへと射出され、大爆発を引き起こす。

 

「異能も、対したことないな」

 

煙が晴れると、強盗たちは真っ黒になりながら気絶していた。

 

「本職のやつらが来る前にずらかるか」

 

バッファはそう言うと、紫色のアイテム、ゾンビバックルを引き抜き、バイクのハンドルがついた赤いアイテムブーストバックルを取り出してデザイアドライバーにセットする。

 

SET!

 

プゥウウンッ!ブゥンッ!

 

Boost!

 

ブーストライカー!!

 

仮面ライダーバッファブーストフォームジャマ神に変身すると、赤いバイク、ブーストライカーを生成し乗り込む。

 

「おい」

 

「は、はい!」

 

「ヒーローが来たらソイツら回収してもらっとけよ」

 

「わ、わかりました!!」

 

近くにいた女性に命令すると、ブーストライカーで走りだし、その場を後にした。




ゾンビフォームに変身するときに、なんか言ってんのはわかるけど、これであってんのかしら?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。