ブゥウンッブゥウウンッブゥウウウウンッ!!
ゾンビブレイカーを唸らせながら脳無を圧倒していくジャマ神バッファ。その光景を、雄英高校ヒーロー科一年A組のの生徒たち、そして担任である相澤は驚愕の表情で見守っていた。
「おいおいおい、嘘だろっ!!オールマイトを倒せるように作られたんだぞ脳無は!!あいつなんなんだ!!」
青年、死柄木弔は身体中をかきむしりながら怒りを露にしていた。それもそうだ、確かにこの脳無はNo.1ヒーロー、オールマイトに一矢報いることが出来る特別製。それを、急に現れたぽっと出の存在に圧倒されているのだ。そら怒りたくなるのもわかる。
「すごい・・・」
「ええ、全く寄せ付けてないわ」
緑でチリチリとした髪の少年、緑谷出久とカエルのような格好をした少女蛙吹梅雨は、バッファの戦いを分析していた。
「あの脳無に攻撃される度に出てくるバリア、あれが完全に脳無の攻撃を無効化してるんだ。しかも自動防御。それに、あのチェーンソーもすごいよ、いったいどこの会社が作ったんだろう?」
「えぇ、でも・・・」
「確かにあの人は強い、でも脳無の再生力のほうがダメージを上回ってる」
二人の指摘の通り、圧倒はしてるがダメージを再生で相殺されてしまっている。もちろんそれにバッファも気づいていた。
(ただのゾンビフォームじゃ、出力不足ってところか。なら、こいつを使ってみるか)
『ヴワァアアッ!!ZOMBIE STRIKE !!』
バッファはゾンビストライクで脳無と距離を取ると、金色のスロットのようなバックルを取り出した。
そして、デザイアドライバーにあるボタンを押し、180度回転させる。
『リボルブオン!』
「「「ええええ!?」」」
音声と共に、ゾンビブレイカーが宙に浮きバッファもフレーム共に宙に浮いた後180度回転する。
胴体のアーマーが下半身のアーマーへ変化し、上半身が無防備な状態となる。
「足技主体に変えたのかしら?」
「違うと思う、あれ見て」
『SET!!FEVER !!』
黄金のバックル、フィーバースロットをセットすると、戦場に相応しくない軽快な音楽が流れ始め、バッファの上半身の右横に金色のフレームにカジノスロットの三分割された画面とレバーが現れ、画面が回転し金色のSLOTの文字が映し出され、さらにもう一回転し今度はZONBIEの文字に変わる。
『ZOOOMBIEEE!!HIT!!FEVER ZOMBIE!! 』
ZOMBIEの文字を写していたカジノスロットはゾンビアーマーへ変化して上半身に装着され、紫色の腰マント、バッファムレーターが黄金の腰マント、フィーバークロスムレーターに変化し、フィーバーゾンビフォームジャマ神が降臨する。
「遊び、終わりだ」
バッファは走りだし脳無を捉えると、バーサクローで切り裂き、地面に叩きつける。
『POISON CHARGE !! TACTICAL BREAK!!』
ギャリギャリギャリギャリギャリ!!!
脳無の体でカバーをスライドさせてタクティカルブレイクを発動し、地面に倒れている脳無に押し付け、肉体を削り取っていく。
『ZOMBIE STRIKE !!』
フィーバースロットの反対側に装着されたゾンビバックルの鍵を操作し、ゾンビストライクを発動。脳無を何度も踏みつけ、クレーターを作り出す。
これ以上好きなはさせまいと脳無も反撃に出る。しかし、またすぐに抑えつけられ、バーサクローとゾンビブレイカーで切り裂かれる。
『ZOMBIE STRIKE !!』
またゾンビバックルを操作し、ゾンビストライクを発動。今度は飛び上がり、体重を乗せた攻撃を叩き込む。
地面にめり込み、身動きが取れなくなった脳無。それを見たバッファは止めを差す。
『GOLDEN FEVER VICTORY !!
ZOMBIE GROUND STRIKE !!』
脳無を蹴り上げ、落ちてきたところにハイキックを叩き込んだ。
バッファの必殺キックを叩き込まれた脳無は吹っ飛んでいき、壁に激突し、大爆発を起こした。
「す、すげぇ・・・」
峰田が、圧倒的すぎるバッファの勝利に心の声が漏れる。
「クソクソクソクソクソ!!テメェなんなんだよ!!クソが!!ラスボス来る前にゲームオーバーとかそんなんありかよ!!」
弔は体をかきむしりながら怒号をバッファへ放っていく。バッファは振り返り、弔を見るとイラついたように言った。
「次はお前をあーしてやろうか?」
『POISON CHARGE !! TACTICAL BREAK!!』
と同時にカバーを蹴ってスライドさせ、タクティカルブレイクを発動し、横薙ぎ。斬撃が射出され、弔とその横に居る黒霧に迫っていく。
「これは不味いですよ死柄木、撤退します!!」
黒霧は個性を発動し、撤退していく。
「おい!!牛野郎!!次会ったとき必ずぶっ殺してやるからな!!」
「やれるもんならな」
弔の捨て台詞にそう返答すると、ゾンビブレイカーを地面に突き刺し、肩をぐるりと回した。
「ふー、終わったな」
(Mission Clear)
頭の中に音声が流れ、脳無討伐ミッションは見事成功したようだ。
バッファが転送されるのを待っていた。その時。
「もう大丈夫!!なぜって?私が来た!!」
運悪く、No.1ヒーローが到着してしまった。