「もう大丈夫!!なぜって?私が来た!!」
No.1ヒーローオールマイトが到着し、いつも通りの掛け声を上げる。
「オールマイト!!あ、でも、もう終わって」
「ふむ、どうやら、その紫色のトゲトゲしている君が侵入者だね!」
「侵入者?ああ、まぁ、侵入者ではあるか」
バッファはオールマイトの質問に確かに突然ここに来た侵入者ではあるかと納得した。神によって転移させられてきたのだが。
「ふむ、相澤君、あとは任せたまえ」
「いや、オールマイト、そいつは!」
「相澤君をここまでにするとは、最初から本気でいこう!!」
オールマイトはスピードを上げ、バッファに近づいていく。
「デトロイト、スマッシュ!!」
オールマイトの代名詞、デトロイトスマッシュがバッファに炸裂。土煙が上がり、暴風が吹き荒れる。
決まったと思ったのか、オールマイトは大きな声で高笑いを上げる。
「ハァーハッハッハッハッハッ!!」
「いいパンチだな」
「へ?」
「俺じゃなかったら効いてたと思うぞ」
土煙が晴れ、中から無傷のバッファが現れる。
「マジかよ!?」
「SHIT!!」
「パンチなら同じパンチで対抗してみるか」
『HIT!!MONSTER !! 』
フィーバースロットをバッファが操作すると、金色のフレームにカジノスロットの三分割された画面とレバーが現れ、画面が回転し、金色のSLOTの文字が映し出され、さらにもう一回転、今度はMONSTERの文字に変わる。そして、すぐに、青色をベースに黄色い星のマークがついたアーマーへと変化し、バッファに装備される。
拳には同じカラーのグローブも装着されており、いかにもパンチしますと宣言していた。
「歯、食いしばれよ」
「え?」
ヤァッ!!
バッファは振りかぶり、オールマイトへパンチを繰り出した。オールマイトへ激突したとき、加工された叫び声のような衝突音と共に星のマークのエフェクトが現れ、ものすごい速度でオールマイトが吹っ飛ばされていった。
「ま、マジか・・・」
一連の流れを見た相澤は驚愕の声を上げる。それもそうだ、No.1ヒーロー、平和の象徴であるオールマイトが吹き飛ばされたのだ。誰だって驚くし、ほら、A組の皆さんを見てみなさい。目玉飛び出てるよ。
「なっ、なっ」
「何が起きたんだよ今」
「オールマイトが吹っ飛ばされたぞ!?」
芦戸、上鳴、尾白が叫ぶ。他のメンバーもうんうんと首を激しく振る。
「というか、オールマイトは大丈夫かよ!!」
見ると、ガラガラと瓦礫の中からオールマイトがふらふらと出てくる。
「ふらふらじゃんか!!」
「き、君、強いねぇ」
(あの威力、AFOにも匹敵、いや、それ以上だった。受け身を取れたからよかったものの)
オールマイトはものすごい量の冷や汗をかき、なんとか打倒する方法を模索する。しかし。
「ん?もう時間か」
バッファがそう言った。見ると、バッファが白い光に包まれており、転移が始まっていた。
「また、いつかどっかで会いそうだなあんたたちとは」
バッファはそう言いながら、光に飲み込まれその場を後にした。
「な、なんだったんだ・・・」
オールマイト、相澤、1-Aは困惑の中、他の教師たちの到着と共に、USJでの事件が終わった。