適正があるそうなので旧友のスタスクと制空権取りに行きます    作:D-4466

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もう書き置きがなくなっちゃったので少し頻度が落ちるかもしれません。
出来ればでいいので感想をいただけると幸いです。ディセプティコンの話題でも振っていただければいくらでも話します。 
もう少しでプロローグ終わるのでもうしばらくお待ちを!


愛すべきバカは相棒の夢を見るか

「分からなくてもしゃーねーな。俺だよ、フリードリヒ・リッター・フォン・アッシェンベルクだ。」

 

刹那、金属の両腕が振り下ろされる。

フリッツの左右の地面は爆発したように抉られた。

 

「虫ケラが……その名を騙るなァッー!!」

 

そのバケモノの口から吐き出される唾液と思しき液体がフリッツの全身を濡らす。

 

「いくら頭に血が昇ったからといってそうやって唾を吐きながら怒鳴る癖は治せと言った筈だぞ『シュテルネンシュライ』…それともこう言った方がいいか?『NUE-1』。皆はこうも呼んでいたよな『ブレヒフォーゲル』」

 

フリッツは淡々とそう返す。

スタースクリームとやらはさらに困惑した様子だ。

ハルバートはもまた困惑していた、彼は本当にフリッツなのか?と。

さっきから口調も声色もいつもと違うし、雰囲気だってあのフリッツとは思えない程に落ち着いている。

それにさっき名乗った名前、自分はその名に聞き覚えはない。

しかしあのバケモノの怒り様、適当な名前をでっちあげたとは思えない…

君は一体何者なんだ?

 

「もう一度言うぞ、久しぶりだなスタースクリーム…我が頼もしき鐵の友よ。」

 

「あ、ありえない…本当に少尉なのか?」

 

「嘘を吐く必要がないだろう、なんなら初めてあった時の話でもしようか?あぁ、それと今はもう少尉じゃない、ただの人間のガキのフリッツだ。最初の頃みたいに小僧とでもよんでくれ。」

 

フリッツはさらに近づきスタースクリームに触れた。人ならざる化生の者と少年の対話、それは壁画のような神話の光景をそのまま切り取ってきたかの様だった。

しかしハルバートが待ったをかける。

 

「ン゛ン゛ッ、ちょっといいかな?」

 

「なんだよハルバート、こちとら約一世紀ぶりの感動の再開..だ...ぞ?」

 

「いや、何がどうなってるのか説明してほしいんだけど?」

 

 

「それはこっちのセリフってもんで、えーとハルバート君?その方はどちら様で?」

 

フリッツは振り返って驚愕した。

友人が何やらスタースクリームも一回りほど大きいバケモノの肩に腰を下ろしているではないか。

 

「ブラックアウト、貴様は死んだ筈……」

 

そうこの愚か者共、目の前の者しか見えていなかったのである!

スタースクリームもようやく彼らに気付き自らの記憶の中ではとっくに死んでいるはずのブラックアウトみて多少驚愕した様だった。

 

 

「なんだよこのNUEはお前のお仲間か?」

 

「いちおう…もうとっくに死んだ筈だがな。」

 

スタースクリームの反応を見てフリッツはブラックアウトは彼の仲間か問う。

スタースクリームはブラックアウトを睨みながらとっくに死んだ筈だと答えた。

 

「色々聞きたいことはあるけどまずはこれから聞こうか、君は一体何者だい?」

「いや誰ってたって俺は俺なんだけど…」

 

「ではフリードリヒって名前は何?適当にでっち上げたわけじゃ無さそうだったけど?」

 

「同感だ。スタースクリーム、この人間の子供は何者だ。」

 

ハルバートはスタースクリームに名乗った名前、フリードリヒ・フォン・アッシェンベルクについて尋ねる。ブラックアウトも同感の様でスタースクリームにフリッツの素性を尋ねた。

 

「それについては小僧に説明させよう。おいとっと話せ。」

 

「はいはい、分かりました降参降参。」

 

スタースクリームはそれはフリッツ自身に説明させよう言い、ようやくフリッツも渋々語り出した。

 

「まず、そのフリードリヒって名前は俺の前世の名前だ。」

 

「まぁ一回死んだ的なこと言ってたね。」

 

「実際俺もそうだろうしな。」 

 

どうやらフリードリヒの名は彼の前世の名前のらしい、これにはハルバートもブラックアウトも納得の様だ。

 

「んで、コイツとの馴れ初めについても聞かれたそうだから言うと第一次世界大戦ときにヴェルダンで拾った。」

 

「拾ったぁ!?」

 

「おう」

 

「そういえばお前は人間の戦争に参加していたな。」

 

「何か悪いか?」

 

「少し以外に思ってな」

 

スタースクリームとブラックアウトはどうやらあまり仲はよろしくないらしい。

ほっとくと今にも殴り合いになりそうだ。

 

「ちなみに俺達はあのリヒトホーフェンサーカスで100機以上落としたエースパイロットなんだぜ?一時期は悪魔の黒ウサギなんて呼ばれたっけな。」

 

「はあ!?」

 

ハルバートはさっきからの情報の大渋滞で開いた口が塞がらないと言った様子だ。

 

「さて、今度は俺の番だぜ相棒。」

 

「なんだい?」

 

話がひと段落したところで今度は自分の番だとフリッツはハルバートに対して質問を始める。

 

「お前こそ一体何者だ?そこのNUEといつ、どうやって知り合った?」

 

「さっきから思ってだけどNUEって?」

 

「非有機的未知存在の略だよ、軍ではスタースクリームをそう呼んでた。」

 

「あぁなるほどね。彼とはまだ僕がイギリスにいた頃からの付き合いさ、昔僕がいたく気に入っていたネックレスがあったろ?」

 

「あぁそういやそんなの持ってたな。」

 

「それで僕が一度イギリスに帰ったときがあったでしょ?…あれは10才にもなってなかったんじゃないかな。」

 

「んでそれがどうしたんだ?」

 

「実はアレの飾り石、どうやら彼らにとってのエネルギー源を多分に含んでたらしくてね。それが本来死んでた筈の彼を生き返らせたんだよ。それ以来僕らは親友ってわけ。」

 

そう語り終わるとハルバートはコンっとブラックアウトの装甲を軽く叩き、ブラックアウトもその大きな腕でハルバートの頭を撫でた。

その赤く光る目はディセプティコンにあるまじきどこか慈愛に満ちた目だった。

 

「オォウ気持ち悪るい…」

 

スタースクリームはそれをみて吐く様なジェスチャーをとった。

それのせいで殴り合いが発生しそうになったがそうはならなかった。

 

耳をつんざくような音、マフラーの悲鳴、

バイクの轟音が近づいてくる。

 

トランスフォーマーを一般人に知られると面倒なことになる。

それはその場にいる全員にとって暗黙の了解であった。

すぐに二体のトランスフォーマーはビークルモードに変形する。

幸いにもここは軍事博物館、たまに屋外展示も行っているのでいくらでも言い訳はつく。

 

二人の喧嘩を止めた救世主と呼ぶべきかそれとも間の悪い人間と呼ぶべきか、悩ましいところであるがその人物は真っ直ぐこちらへ向かって来ている。

 

一体何者だとフリッツとハルバートが目を凝らせばそれは我々のよく知る人物であった。

 

黒い髪、顔や首に入ったタトゥーを持つ彼はそう!

我らが愛すべき馬鹿ラッキー・マイアグリムである!

 

しかし、様子がおかしい。

頭部、生え際辺りから赤い液体が流れ、服も所々破れて黒い服なので分かりづらいが明らかに濡れている。

 

アキラターンで登場したラッキーにフリッツは言った。

 

「もしかしてお前…事故った?」

 

「うん!!!」

 

返ってきたのはとても血みどろの人間が発したとは思えない、ご機嫌な返事だった。

 

「バカかテメェ!?病院行けぇ!!」

 

「なんでこっち来たの!?頭打っておかしくなっちゃったの!?」

 

「えー、別に何も痛くねぇよ?」

 

やっぱコイツ馬鹿だ!そう思うと同時に俺は不可解な事に気付く。

 

 

「お前…いつ事故った?」

 

「さっきそこでだけど?」

 

「だよな?ならお前…にしてはバイクに傷一つねぇじゃねぇか。」

 

「あ!そうだ!!」

 

そうなのだ、ラッキーの負傷の度合いを考えればさぞ派手にこけたことことだろう、この馬鹿はケロッとしてるけど全然救急車を呼ぶレベルである。

それなのにへこんだり、傷が付いたりするどころか塗装のハゲすら見当たらない。

まさに新品同然の状態である。

それを指摘するとラッキーは何かを思い出したかのようにバイクから降りる。すると…

 

「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃ殺しちゃうよーん!」

「いぇーい!」

 




そういや皆さん知ってます?
バリケード仕様の実際に撮影に使われたフォードマスタングがなんと売りに出されてるんですって!
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ウゥッ欲しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!
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