パチモン催眠アプリを使ったら、幼馴染がスカートをたくし上げた。   作:荒井竜馬

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第31話 お、お風呂はあかんでしょ?!②

 玄関で靴を脱ぎ終えた恵理は妖艶な表情で俺を下から覗き込むと、驚く俺の顔を楽しむような笑みを浮かべていた。

 

「じゃあ、いこっか」

 

 恵理はそう言うと、俺のすぐ隣を抜けていった。振り返ってスマホアプリ画面をこちらに見せつけられて、俺は恵理に置いていかれないようにすぐ後ろをついていくことになったのだった。

 

 そして、そこまで広くない家の構造的に、脱衣所に行くまでに動揺した心臓を落ち着かせることもできず、俺たちはすぐに脱衣所の中まで来てしまっていた。

 

 高校生二人が一つの脱衣所の中にいる。

 

 そんな状況を前に、当然動揺を隠せることはなく、俺は色んな感情によって顔を熱くさせてしまっていた。

 

 ちらりと横目で確認すると、俺を誘ったはずの恵理も今の状況は恥ずかしいのか、羞恥心によって耳の先の方まで赤くさせていたようだった。

 

 少しだけ無音の時間を過ごす中で、心臓の音だけが強調されたように刻まれていくのが分かった。

 

 これから起こるかもしれないことを想像しただけで、どんどんと速くなっていく鼓動の音。

 

興奮によって掻き立てられた性欲によって大きくさせられた心臓の音だけが、俺の体の中に響いていた。

 

「じゃあ、啓介くんに脱がせてもらおうかな」

 

「っ!」

 

「私の下着を見ても、何も思わないならできるよね?」

 

 恵理はトートバックを床に下ろすと、意を決したようにそんな言葉を口にした。

 

 こちらを振り向いた恵理は、羞恥心によって顔を真っ赤にさせながら、微かに瞳を潤ませてそんなことを言ってきた。

 

 脱がせてもらう?! 誰に?! …………え、俺に?!

 

 突然過ぎる事態に俺はパニックを起こして、頭がふらふらとしてしまっていた。

 

 だって、それも当然だろう。最近、意識し始めた女の子にそんなことを言われて何も思わないはずがない。

 

 そして、それと同時にこんなお願いを拒否できるはずがない。

 

 俺は催眠アプリを手にしてから、変態でも紳士であるべきだと思ってきた。だからこそ、一戦は超えないようにと思ってきたのだ。

 

 でも、それを恵理が望むのなら、ここでそのお願いを拒否することの方が紳士的ではないのではないだろうか?

 

「け、啓介くんっ」

 

 恥ずかしさを抑えきれずに、上擦ってしまったような恵理の声。

 

羞恥の感情によって、その頬を染めているはずなのに、それとは別の熱によってその瞳が揺らされているような気がした。

 

 色っぽくて男の部分をくすぐるような色の瞳。そんな瞳を向けられて、俺は恵理からの命令を断ることができなくなっていた。

 

 俺はうるさすぎる心臓の音をそのままに、浅くなった息をそのままに、そっと恵理の前で膝をついて座った。

 

 目の前にはこちらを向いた恵理のスカートがあって、俺はそれを脱がすのだという状況を前に、ただ心臓の音を大きくさせられた。

 

 そして、恵理のスカートのフックにそっと手を伸ばして、それを外した。

 

「っ」

 

 フックを外そうとしたときに腰に軽く触れてしまい、恵理は少しだけ体が跳ねたような反応をさせていた。

 

ただの腰骨。そのはずが、指で微かに触れてしまったその感覚は、なかなか消えていかなかった。

 

俺は恵理の反応をそのままに、スカートのファスナーを下ろしていった。

 

 静寂な空間に響くファスナーの音が俺の心音をさらに高めて、その奥にあるであろう景色に期待を高めさせられていく。

 

 そして、俺がスカートのファスナーを下ろしきると、スカートが床に落ちていった。

 

 そこに広がっていたのは、パステルグリーンのパンツと吸いつきたくなるような白い太もも。

 

 滑らかな肌質をしていそうで、思わず手を伸ばしたくなるような程よい肉付きをしている太もも。

 

 パンツに収束されていくような内もものラインが俺の目を奪い、その先にあるパンツまで視線を引き上げさせていた。

 

 クロッチ部分の繋ぎ目と、パンツの少し下の方に形成されているシワが妙に煽情的で、俺はしばらくそこから目が離せなくなっていた。

 

「っ」

 

 恵理の漏れるような声が聞こえてきて、少しだけ視線を上げてみると、パンツの中央付近から上部には目立たない程度刺繍のようなものが入っていて、そのパンツの上部にフリルと小さなリボンが拵えてあった。

 

 シンプルながら少しのおしゃれ感を出している下着を前に、俺はその全体像の美しさを前に、生唾を呑み込んでいた。

 

「……啓介くん、まだワイシャツ、脱がされてないんだけど?」

 

 どれくらいそうしていただろうか? 俺がしばらくその景色に夢中になっていると、熱くなっているような吐息交じりに、恵理の声が上から聞こえてきた。

 

 見上げてみると、そこには火照ったような顔をしている恵理の姿があった。

 

 熱っぽい瞳で言われたそんな言葉を前に、俺は胸の奥の方にある感情を駆り立てられてしまっていた。

 

 ……ワイシャツも脱がさせてくれるのか。

 

 恵理に促されるように立ち上がると、恵理が上目遣い気味に俺の顔を覗いていた。

 

 ワイシャツを脱がせるということは、服の上からであるが微かにおっぱいに触れてしまうという行為である。

 

 それを分かった上で、それをどこかで望んでいるかのような瞳を前に、俺はそっと恵理のワイシャツのボタンに触れていた。

 

「っ」

 

「……」

 

 自分でも分かるくらい荒くなってしまった鼻息を抑えることができず、俺はワイシャツの第一ボタンを外した。

 

 ボタンを外す際、恵理の首元に触れてしまっただけで鼓動はおかしいくらいに速くなり、それが俺の興奮を高めていった。

 

 もう一つ、二つとボタンを外していく中で、指の第二関節付近が何か柔らかいものに触れた。

 

 ボタンを外すためという口実を元に、指はその柔らかいものに沈んで、微かに押し返してくるような反発力を感じていた。

 

「~~っ」

 

 初めて感じる感触を前に、俺は動揺を隠せなくなって、少しだけそこのボタンを外すのに手間取ってしまった。

 

 その分だけ指に伝わるおっぱいの感触に浸りつつ、俺は故意的ではないことを証明するために、ボタンを外す速度を速めていった。

 

 そうしていくうちに、徐々にワイシャツははだけていき、はだけたワイシャツの間からパステルグリーンのブラジャーがちらりと姿を見せた。

 

 そこには、ちらりと素肌の部分のおっぱいの姿も確認された。

 

 微かに見えた刺繍と、ブラジャーで包まれていない素肌の部分のおっぱい。

 

それをもっと見たいという感情に抗うことができなくなり、俺は恵理のお腹の感覚を味わい尽くすよりも早く、ワイシャツのボタンをすべて外し終えた。

 

 そして、俺ははだけていた恵理のワイシャツの肩部分を落して、ワイシャツを床に落とさせた。

 

 そうして目の前に現れたのは、パンツと同じ色をしたパステルグリーンのブラジャーを身に着けた恵理の姿だった。

 

 豊満なおっぱいに沿う形で着けられているそれは、その膨らみをより華やかに見せるために控えめな刺繍が施されていた。

 

 中央にある小さなリボンが視線を谷間に向けさせて、そこから上部に広がっていく素肌の部分のおっぱいを強調しているかのようだった。

 

 色白でたわわなそれは男の部分をひどく刺激して、羞恥と何かの感情によって高められた熱を帯びている瞳が、恵理の下着姿をさらに強く引き立ていた。

 

 それは、自分が紳士であることを忘れて、思わずその双丘に手を伸ばしそうになるほど。

 

「っ!」

 

 そこで、俺は自分が催眠をかけられている状態だということを思い出した。

 

ここでおっぱいに手を伸ばすものなら、今までの俺の行動が催眠にかけられていなかったということがバレてしまう。

 

 それは俺におへそにキスしてと言ってきた恵理や、俺の後ろで一糸まとわぬ姿になった恵理の存在も覚えているということ。

 

 そんな変態的な行動を取ってしまったことを、俺が覚えていたと知ったら恵理はどうなるのか。

 

 ……多分、恥ずかしくてしばらく俺を避けるだろう。そうなってしまうと、俺の恵理を気になっているかもしれないという気持ちは、確かめるよりも早く諦めなければならなくなってしまうかもしれない。

 

 ……ひどい、生殺し状態だ。

 

 恵理は俺が伸ばしかけた手を止めて、恵理の顔をちらりと見た。

 

そこには、恵理に微かに濡れらしたような瞳が揺れていた。

 

 どこか恍惚とでもしていそうな瞳の色から妖艶さを感じてしまい、俺はただただ息を熱くさせることしかできないでいた。

 

 教室で無邪気な笑みを向けている恵理とは別人のような、少しだけ大人びたような表情をしている恵理の姿。

 

 恵理は何もできない俺を観察するように見つめた後、不意に俺に背を向けた。

 

 もう催眠も終わりということだろう。

 

 下着姿も堪能させてもらえたし、手も出せない俺からすると、これ以上の生殺し状態はヤバかったかもしれないな。

 

 俺はもっとこの姿を見ていたいという気持ちを押し殺して、渋々催眠が解かれた芝居をすることにーー

 

「……これだと、まだお風呂入れないんだけど」

 

「え?」

 

「ホック、外してよ。……啓介くん」

 

 そんなことを考えていた俺に、恵理は熱に浮かされたような声でそんな言葉を口にした。

 

 耳の先まで熱くさせていて、こちらに表情を見せてしまわないように俯きながら。

 

 夏の脱衣所ということもあって、脱衣所の温度はどこか蒸し暑さを感じた。その熱さによってなのか、体の熱を抑えきれなくなった恵理の首元から汗が垂れていた。

 

 その汗がブラジャーのホックに垂れていく様子が妙に煽情的で、俺はその汗に引かれるように恵理の背中に触れていた。

 

「~~っ」

 

 じんわりと背中を伝って俺に染みていく体温が、俺の背中を押してきた。

 

俺は熱でどうにかなりそうな頭を冷ますこともできず、そこにあったホックに手をかけていた。

 

 微かにブラジャーを弛ませてからホックを外すと、おっぱいを押さえつけていた力が前方向に引っ張られて、ブラジャーは俺の手から離れていった。

 

 背中に垂れるようになっているブラの後ろ紐は、何もつけていない状態の恵理の傷一つない背中を露にさせた。

 

 後ろから分かるくらい細くなっているウエストと、背中に一本通っている線が艶めかしく、それを見ているだけで心臓から血液が一点に運ばれていく。

 

 恵理は緩められたブラジャーの肩紐を外すと、ただの布でおっぱいを隠すように、ブラジャーを手で支えていた。

 

 目の前で女の子が裸になっていく様子を近くで見せられて、俺はひどい劣情を抱いてしまっていた。

 

そして、『……これだと、まだお風呂入れないんだけど』と言った恵理の言葉を思い出して、俺はそっと視線を下に向けていた。

 

 そこには、お尻の曲線に合わせたように丸みを帯びた形をしているパステルグリーンのパンツがあった。

 

前からも見たはずのそれは、後ろから見るとまた景色を変えていて、お尻と太ももの境目のぷくりと膨らんでいる部分に俺は誘われてしまったようだった。

 

 俺はその場に膝立ちで座ると、お尻の割れ目に沿ってできたパンツのへこみと、少しの皺を眺めながら恵理の腰に両手を置いていた。

 

「っ!」

 

 一瞬ぴくんとした恵理の反応を感じながら、俺はゆっくりと腰とパンツの間に指を入れてみた。

 

「~~っ」

 

 そのまま待つこと数秒。恵理は特に嫌がるそぶりも見せず、ただじっと体の熱を熱くさせているだけだった。

 

 俺は緊張のあまり汗をかいてしまった手をそのままに、ゆっくりとパンツを下げていった。

 

 徐々に露になっていく腰からお尻に向けてのカーブ。パンツの上部のラインが徐々に下げられていき、尾てい骨を過ぎ去ってパンツの中に隠れていた割れ目の影が見え始めようとしたときーー

 

「啓介くん。……パンツ脱がしてとは言ってないんだけど?」

 

「あっ」

 

 パンツを下ろそうとしていた俺の手に、恵理の手が重ねられた。

 

 熱くなった体と劣情によって動かされていた俺は、恵理に手を重ねられて、自分が何をしていようとしたのか瞬時に悟って、腰とパンツの間に入れていた手を引き抜いた。

 

「いや、えっと」

 

 異常なくらいに熱くなり過ぎた俺の顔は、ショート寸前まで体温を上げてしまっていた。

 

何か言い訳を言おうともしたが、自分が催眠にかけられている状況ということもあって、何も言えずにいた。

 

「私の下着姿見ても、なんとも思わないんじゃなかったの?」

 

 恵理はブラジャーでおっぱいを抑えながら、こちらを少しだけ振り向いてくすりと笑みを浮かべていた。

 

 恵理のたわわがそんな防御力の低い状態で押さえきれるはずがなく、肩紐を外されたブラジャー越しに見るおっぱいはその柔らかさを強調するように、恵理の手によって少し押しつぶされていた。

 

 直接は触れていないのに、その弾力だけはそんな光景を見るだけで伝えられて、俺は興奮を隠すことができなくなっていた。

 

 恵理はちらりと視線を下に向けると、急に恥ずかしがるように視線を俺から逸らした。

 

 恵理に倣うように俺も視線を下げてみると、そこには不全過ぎる膨らみが形成されてしまっていた。

 

 それも、多分過去一の膨らみである。

 

 ……。

 

 俺は恵理にそれを見られたのだと悟って、そっと脱衣所を後にしたのだった。

 

 そして、その膨らみをそのままにリビングまで避難して、ぼふっとソファーに横向きで倒れ込んだ。

 

 もしも、あのままパンツを下ろしていたら今頃――。

 

「ぬぉぉぉぉっ……」

 

 俺はそんなあったかもしれない世界線を妄想して、後悔の念に押しつぶされるようにしながらが、ソファーの上でバタバタとのたうち回っていたのだった。

 

 恵理にズボンの膨らみを見られたこと以上に、もしもの世界線に行けなかった後悔の方が断然に大きかった。

 

 

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