また、メノリ成り代わりの連載の続きが上手く纏まらない代わりに思い付いた此方のを書いてみました。
ネリエルとノイトラのイザコザに巻き込まれた結果…
破面化して大体1ヶ月過ぎた頃、ある事を頼みに藍染の所に行った。
「…急を要する用事とは何だね?」
「うん、凄く大事な事なんだけど…台所無いの此処?」
「うん?」
「だから台所無いの?毎日市販のパンとかお菓子とか飽きたから自分で作ろうかなぁって」
「…貴様」
「まぁまぁ、あるにはあるけど…作れるん?」
「生前は小さい頃から台所の手伝いとか、実家はお菓子屋だったからそれなりに修行したし、10歳過ぎてからは賄いは私の担当だったし、それなりに作れると思うけど?」
「ほぅ…」
この後、台所に連れてって貰って、目についたジャガイモと絹豆腐でパパッと芋団子とフライドポテト、それに豆腐ソースを作った。
「モグモグ…うん、やっぱり芋団子はしっかり裏ごししたほうが好きだなぁ…モグモグ…久し振りの豆腐ソースも悪くないだけど、やっぱりマヨネーズかケチャップが欲しいなぁ」
「う〜ん、思ったより出来はるんちゃいますか?どないします?藍染隊長」
「…もぐもぐ」
「…藍染様?」
「…もぐもぐもぐもぐ」
「藍染様!?」
「もぐもぐ…ごくん…今日から此処の使用を許可しよう。これらは貰って行くよ。構わないかな?」
「ん、い〜よ。さて、次は何作ろうかなぁ…メノリ、リクエストある?」
「え?そんな急に言われても…ってか、このイモダンゴでもうお腹いっぱいだし」
「え〜?少食すぎない?」
「ハウラが作りたいのを作れば良いよ。あたしは見てるだけで良いから」
「むぅ…」
フライドポテトと豆腐ソースを藍染にあげる代わりに台所の使用許可を得た。
この日以降、1日に1回は台所で何かしら作って食べるようになった。
台所の使用許可を得て半年が経った頃、藍染に呼ばれた。
「…エスパーダぁ?めんどくさいからイヤ」
「ハ、ハウラ…」
「…き、貴様…!」
「そうかい?十刃になれば自宮を得られるし、従属官だって好きに選べるのだが…それでも?」
「う〜ん…良いや。命令じゃないんでしょ?誰かと戦えって訳じゃないなら、このままで良いよ」
「…なら、仕方ないね。下がって良いよ」
「は〜い、行こう、メノリ」
「ちょ、し、失礼しました!」
藍染が何を思ったか知らないけど、今の部屋に不満は無いし、従属官だって特に欲しいとは思わない。
何よりめんどくさい事は出来ればやりたくない。
飛びたい時に思う存分飛んで、食べたい時に思う存分食べて、疲れたらメノリの肩で休む。
この毎日が気に入ってるから何かを変えようとは考えてすらいない。
…メノリがそれを望むならまぁ、考えなくはないけど
部屋に戻る途中、黒髪の背ぇ高ノッポが緑髪の美人さんに絡んでいるのを見付けた。
私達には関係ないからとスルーしようとしたら、私達に気付かなかったのか、美人さんがこっちにノッポを吹っ飛ばして来た。
「きゃっ…」
「ふんっ!!」
「ぐぼぁっ!?」
バキィィィ…ドゴォォォォォン
メノリにぶつかりそうなノッポを咄嗟に、裏拳で別方向へと殴り飛ばした。
「メノリ、大丈夫?」
「う、うん…」
「ごめんなさい!私達の他に誰かいるとは思わなくて!」
「気を付けてよね!私はともかく、メノリは凄く繊細なんだから!」
「ちょ、ちょっとハウラ!」
「事実だもん!」
グゥーキュルルルル×2
「あぅ…」
「「お腹空いたなぁ…ご飯行こう(出来てるかしら)?」」
「ん?」
「あら?」
腹ペコ仲間として、緑髪の美人さんことネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンクとその従属官、ペッシェ・ガティーシェとドンドチャッカ・ビルスタンと仲良くなった。
因みに殴り飛ばしたノッポは後日、ノイトラ=ジルガと言うのが判明した。
わざわざご丁寧に挨拶に来たのは良いんだが。
彼流の挨拶は、祖父や父が良く見ていた昭和の青春ドラマみたいな殴り合いらしくて、余り関わりたくないタイプだと判断、即行でおねんねして貰った。
*響転で背後に回って、遠慮なく霊圧籠めまくった踵落としで沈めた。頭部陥没とかはしていないから多分、大丈夫だろう。
少し離れた所で様子を伺っていた金髪の男性、テスラ=リンドクルツに連れて帰って貰った。
この日以降、ネリエルと同じくらいノイトラに絡まれるようになった。
…鬱陶しいなぁ
適当に追っ払いたいが、メノリに手を出そうとするから、つい気絶するまで叩きのめしてしまう。
そして復活したらまた絡んで来る。
この悪循環をどうにかしたくて藍染に相談したが、破面同士の争いは当人同士でどうにかするように言われるだけで全く役に立たない。
…どうしようかなぁ
「…ってかさ、アイツの相手するの飽きたんだよね」
「ハ、ハウラ…」
「だってワンパターンなんだもん。メノリに奇襲かけて私に気絶させられて、テスラに運ばれるの繰り返し。芸が無いっていうかさ。そう思わない?ネリエル」
「そうね、貴女にしては良く我慢しているわよね」
「本当、さっさと諦めれば良いのに」
「…それは無理だろうね」
「あ、また来たの?ザエルアポロ」
「愚問だね。君達が此処に居るのに僕が来ない訳が無いじゃないか」
「ハイハイ、かぼちゃプリン(柔らか食感と固めの2層、バケツサイズ)最後の1個どうぞ」
「ありがとう。それはそうと、ノイトラに困ってるらしいねハウラ」
「まぁね」
「アレは君を倒すまで絶対に諦めないよ」
「本当にウザいんだけど」
「…アレを倒して十刃になるのと、このまま相手をし続けるののどちらか2択しか無いだろうね。今のところは」
「うぇ〜、どっちもヤダ。ザエルアポロの道具でアイツを不慮の事故で〜とか何とか出来ない?」
「それって他力本願…」
「大体さ、私達にまともなキズひとつ負わせられないクセにさ、偉そうにコロセとか命令してくるその神経が理解出来ないよ。そうでしょ、メノリ?」
「ま、まぁね」
「う〜ん…じゃあ次に来た時に奴の首にこれを着けてみてくれないかい?」
「…何このチョーカー?」
「上手くいけば奴を無力化出来る装置だよ」
「ふ〜ん?…コレの所為で十刃になるとかは?」
「無いよ。あぁでも、このヘアピンかバレッタを着けて貰う必要はあるかな」
「…使ったらどうなるのか、ちゃんと説明してくれない?」
「そこら辺は本当にしっかりしてるね。何の事は無いさ。このチョーカーを着けた者は、このヘアピンやバレッタを着けている者の付近では霊圧を強制的に10%にまで制限させられるだけの玩具だよ」
「ふ〜ん…メノリの分もちょうだい。ヘアピンの方で」
「どうぞ」
「モルモットになる気は無いけど、試してみるわ。行こうメノリ」
「う、うん。ごちそうさま」
スタスタスタ…
「…君も着けてみるかい?ネリエル」
「…遠慮しておくわ。ごちそうさま、行きましょう、ペッシェ、ドンドチャッカ」
「はっ、ネリエル様」
「ごちそうさまでしたでヤンス!」
「…つれないねぇ」
その後、ザエルアポロの玩具はその効果をしっかり発揮し、ノイトラに絡まれる事はなくなった。
藍染達が尸魂界に戻って数日後、ネリエル達と一緒にケーキを焼く約束をしていたのに、一向に現れないのを不審に思い、探していたらノイトラがペッシェとドンドチャッカを引きずっているのを発見、即座に救出した。
「ちょ、何この大怪我…」
「か、仮面をこんな…ひ、酷い…」
「…クソが…十刃でもないメスが…俺の…俺の邪魔すんじゃねぇ!!」
ブチッ!
私達が間近に来た為、霊圧を極端に下げられたノイトラは地べたに這いつくばりながらも、無理矢理首のチョーカーを引き千切った。
「あっ…」
「テメェも此処で死ね!!」
「黙れ」
ゴキッ、メキィ…ドサッ
その拘束を解いた勢いのままに、メノリに斬魄刀を振り上げたノイトラの顎を砕いて首を限界まで回して昏倒させた。
「ハ、ハウラ…?」
「十刃になんかなりたくないけど…仲間を傷つける愚物もいらない…でもなぁ…はぁ〜…仕方ない、お仕置きはこの悪さするお手々を取るだけにしておこう。ついでにこの刀も没収っと」
グイッ、ブチブチブチッ(力任せに両手首をもぎ取る音)
ヒュッ………………ズドォォォォン!!(ノイトラの斬魄刀を遥か彼方に投げ飛ばして何処かにぶっ刺さった音)
「…さてと、居るんでしょ?ザエルアポロ。彼等の手当てお願い」
「やれやれ…やっぱりこうなったか」
「ちゃんと治してあげてよね。それでネリエルにやろうとした事は目を瞑ってあげるし、お菓子も今まで通りあげるわ」
「…了解だ。やっぱり君を敵に回したくは無いね」
「ふんっ、ネリエル探して来るから。行こう、メノリ」
無事に見付けたネリエルに事の次第を説明、ザエルアポロのラボに直行した。
結局、ケーキを一緒に焼く約束はお流れになってしまった。
…やっぱりアイツ大っ嫌いだ
その日は怒りがどうしても収まらなくて、空を飛ぶ気にもなれず、メノリを抱き枕代わりにふて寝を決め込んだ。
ハウラの強さは、本気になればネリエル、ハリベル、ウルキオラと対等以上の勝負が出来るくらい。
基本、面倒くさがりなので余程の事が無い限り、本気なんて出さない。
ノイトラを複数回、本気でヤリかけた事がある。
日課の空を飛んでいた時に、メノリに襲いかかったのを目の当たりにして、フルボッコにして地中に埋めた。
それでも一向に懲りない彼を、完全に敵認定している。
ノイトラが十刃でなければ、疾うの昔に消していた可能性が高い。
ザエルアポロはスイーツ仲間その1。
ハウラの気紛れスイーツ目当てで良く出没する。
ネリエルとペッシェ、ドンドチャッカの追放イベント消失。
代わりにノイトラの十刃落ち決定。
ドルドーニ、ノイトラの代わりに再調整された十刃に加入。
もぎ取ったノイトラの右手は、ザエルアポロの研究材料行き。
投げ飛ばされた斬魄刀は地中深くに埋まって、簡単に取り出せない状態。