TS気怠げ少女の憂鬱〜どうでもいいけど平和に生きたい〜   作:雷雷帝王

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第1話 どうでもいいけど強盗来た/強盗倒したら強盗が凍った!?

 

Side ???

 

 人生は選択の連続だ、何かを選びそれ以外を捨てる。たとえ、その先が絶望だったとしても目先の選択しか目に入らない。だからこれらの出来事も当然の結果だった

 

『どうして……』

『見損なったぞ!』

『何か事情が有るんですよね……?そうだと言って下さい!』

 

 親しかった友達を捨てた。親を選んだから

 

『貴女は幸せになってね……』

『ごめんなぁ、こんなことに巻き込んで……』

 

 両親が死んだ。嫌な予感がしながら両親を信用して言わないことを選んだから

 

『全てを破滅に導く我がチカラをお前に授けよう』

 

 破滅のチカラを望んだ。友達を捨て、両親が死んで、全てどうでもよくなったから

 

『……』

 

 それでも生きる。生きる選択を選んだから……

 

ピピピッ! ピピピッ! ピピピッ!

 

 ……またか、いつになったらこの夢を見なくなるんだか

 

「はぁ~もうこんな時間か……。早く支度するか」

 

 オレは使い古された布団をしまい、そのまま無地の黒ズボンに無地の黒色の長袖に着替え、ぶかぶかな無地の黒色のパーカーを羽織った

 そして黒いリュックを背負い、そして靴を履き外へ出ようとしてあることを思い出し首だけ動かして部屋を見た

 

「行ってきます」

 

 そしてオレは今度こそ部屋を出た。そして、ボロい階段を降りると、竹箒で落ち葉を集めてる大家さんに挨拶された

 

「あら、レイちゃん」

「大家さん、おはようございます」

「はい、おはようさん。今日もバイトに行くのかい?」

「はい、春休み中に稼いどきたいので」

「若いのにしっかりしてるねぇ〜うちの孫にも見習ってほしいもんだよ」

「そんな、オレはただ生活が切羽詰まってるだけですよ。それに、両親の墓参りにもお金が必要ですしね」

「そっか……レイちゃんは優しいねぇ、こんなボロアパートに住んでくれてありがたい限りだよ」

 

 オレはここに住んでいる。理由はここより家賃が低いところがなかったからだ

 

「あ、そうそう、レイちゃん。明日から孫が大家になるからよろしくね」

「……えっ?」

「急にごめんねぇ〜あたしも歳だからさ。そろそろ1人だと厳しくってねぇ。けど、レイちゃんを大家にするのは気が引けてなかなか話せなかったけど、孫に話したら二つ返事でやるって言ってね。孫が世話になっちまうけどいいかい?」

「いえいえ、全然大丈夫ですよ。お孫さんはいつこちらに?」

「もう着てる頃だと思うんだけど……何しろワンパクな娘だから、今頃東京を散策してるかも。あのバカ孫が変なことに巻き込まれてないといいけどねぇ」

「……分かりました。もし見つけたらここまで連れてきますね」

「そうかい、何から何までありがとねぇ」

「いつも住まわせてもらってる恩返しですよ」

「そぉ〜?じゃあ、これが最後の行ってらっしゃいになっちゃうわね」

 

 そうか、大家さんは今日までなのか……

 

「それじゃ、行ってきます」

「はい、行ってらっしゃい。気をつけてねぇ」

 

 オレは大家さんと最後になるだろう会話を終えバイト先に向かった

 

 

 

▼△▼△▼△▼

 

 

 

 オレは今、絶賛面倒事に巻き込まれている。強盗だ、コンビニでバイトしていたらいきなり顔を隠した3人組の強盗が入ってくるなり怒鳴り散らかして金を要求してきた

 

「……店長、どうするんですか。あれ、だいぶ面倒くさいですよ」

「そんなの……警察か()()()()が来るまで穏便に時間を稼ぐしかないだろ」

「おいっ!何コソコソ話してやがるっ!!さっさと金を詰めろ!!」

「は、はい!」

 

 同僚のバイトが店員とコソコソ話していたら強盗に脅されて強盗が持っていた黒色のボストンバッグに詰め込み始めた

 一方オレはバックヤードで強盗達に見つからないようにしながら休憩していた

 

「ダルゥ……」

 

 このまま居るのも面倒だし、帰るか。なんて考えていたら外が何やら騒がしくなっていた

 

「ちょっと待ったー!強盗は良くないと思います!」

「あぁ?何だテメェ……舐めてんじゃねえぞっ!!」

 

 オレはそんなやりとりをドア越しに聞いていた。……アイツ、バカだろ。くだらない選択で自ら命の危機に飛び込むなんてアホらしい……

 なんてオレが呆れていたが、予想外の結果に終わった

 

「うお!?」

「な、何だこのガキ……つ、強えぇ」

「び、びびってんじゃねえ!?あ、相手は女のガキ1人だ!全員でかかれば問題ねぇ!」

 

 どうやら、アイツは強いらしく強盗を投げ飛ばした。オレはその場面をドアを少し開けて見ていた。……アイツ、ギフト持ちか?

 ギフト、それはこの世界で稀に授かる異能だ。この現代社会で唯一と言っていいほど謎に包まれた現象でもある。

 他にも色々あるが今回は割愛するとしよう。なんて思っていたら強盗は女に全員ボコボコにされて地に伏していた

 

「もう悪いことはしないで下さいねっ!」

 

 なんて台詞の後にはバイトも店員もその場にいた客もアイツにお礼を言って褒めちぎっていた。そしてアイツも満更でもない感じで照れていた、だから気づかなかった。地に伏していた強盗の1人がチャカを取り出してアイツに向かって撃とうとしていた。だが、褒めらてる少女と褒めちぎってる店員達は気づいていない、このままじゃアイツ撃たれて良くて重傷、最悪死ぬだろうな。……はぁ~、メンド

 


 

Side ???

 

 私は偶然入ったコンビニに強盗が来たからそれをボコボコにしたら店員さんや他のお客さんが私を褒めちぎってくれたのでそれに照れていると……突然、冷気を感じた。私は冷気を感じた方向を向くと……

 

「!?」

 

 そこには拳銃を私に構えたまま氷漬けになっている強盗がいた

 

「これは……」

 

 私は強盗を氷漬けにした人を探したが私の周りにはそれらしい人が見当たらなかった。が、1人だけ怪しい人物が出てきた。それはバックヤードのテーブルにあった書き置きの人物、店長さんが霜華レイ(しもばなれい)と名前を教えてくれた人、会ったことないけど私の怪しさセンサーがビンビン反応していた。私はすぐにどこに住んでるか聞いたが店長さんも同僚のバイトくんも知らなかったが、私の会いたい欲を感じたのか顔写真を見せていつも来る方向を教えてくれた。私は我慢出来ずにコンビニを飛び出した

 今日この瞬間、私は知る由もなかった。運命の出逢いを果たすなんて……





 霜華レイ…腰まで伸びた白色の長髪と光は宿ってないが宝石の様に美しい水色の瞳を持つ美少女。元々は明るく笑顔が絶えなかったが、ある事がきっかけで気怠げで何に対しても無気力になった

 虹束ヨウカ…腰まで伸びたビンク色ストレートヘヤーと青色の瞳を持つ少女。とあるボロアパートの代理大家になる為に上京した。基本明るく誰とでも仲良くなれる明るい性格だが、すぐにトラブルに首を突っ込むのが玉にキズ
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