TS気怠げ少女の憂鬱〜どうでもいいけど平和に生きたい〜 作:雷雷帝王
Side ヨウカ
ハッ!そんなことより、今のうちに美味しいお店とか見つけて今度レイさんと一緒に食べに行こう!ふへへ、レイさん褒めてくれるかなぁ
私はそんなことを考えて不思議と胸に暖かいものを感じながら外に出た
そして新たな出逢いをはたす。そして、それはレイさんとも深い関わりを持っていた
私は外に出て、色んな食べ物屋さんで食べ歩きをしてランジェリーショップに入ったり……べ、別に深い意味は無いよ!?ただ、レイさんに似合う下着を探してただけで……黒いエッチなランジェリーはレイさんの奥にある色気を全面に出してくれそうで、逆に白いエッチなランジェリーはレイさんの可憐さをさらに出してくれそうで 他にも赤や青とかレイさんに似合いそうなランジェリーがいっぱいあったなぁ……どうにかして着せたいなぁ……ハッ!と、とにかくっ!私は1日を使ってこの街を結構練り歩いた。そして時刻は夕方、夕日が出てきた頃の時間帯に事件は起きた
「おい!やめろって言ってるだろっ!」
そんな声が聞こえて、声のする方を見ると……そこには、3人の同い年くらいの女の子達が年上であろう3人の男の人に路地裏の壁に追い込まれながら抵抗していた
あれはナンパ、かな?にしては少し強引過ぎる気が……あの子達も嫌がってるし、ここは止めよう!
女の子達を助ける為、私は路地裏に入った。レイさんが穏便にって昨日の帰り口酸っぱく言われたからなるべく穏便に済ませよう!
「そこの人達!何してるんですか!その子達、嫌がってますよ!」
「ああ?なんだ、ガキ今すぐ消えろ」
「そうだそうだ、痛い目見たくないならとっとと消えろ!」
「それともなんだ?俺達と一緒にタノシイことでもするか?」
男の人達が私をエッチな目で見てきた。私はすぐに身体強化──レイさんいわく身体強化では無く能力強化らしい──を使って変態3人を軽くひねった。変態3人は私が強いことを知って路地裏の奥へと逃げて行った
ふぅ、これで穏便に済ませたかな?私は助けた女の子達の方へ向き、話しかけた
「大丈夫だった?どこか痛む所とかない?」
「は、はい!……あの!ありがとうございますっ!」
「ううん!私、困ってる人は見逃せないだけだから」
「ふふ、お優しいのですね」
「一応、礼は言っといてやる」
「えへへ〜……ってそうだ、名前!私は
「
「私は
「……
「ハルカちゃんに、カスミちゃんに、サツキちゃんだね!」
気の弱そうな子がハルカちゃん、ザ·お嬢様な雰囲気を出してるのがカスミちゃん、最後の気が強そうな子がサツキちゃん、と憶えた
私は何があったのか3人に聞くことにした
「さっきのは何があったの?」
「……私達、
「?らい、てん?」
「お前まさか知らないのか?」
「あはは……最近まで田舎で暮らしてたので」
「はぁ……雷天と言ったら名門私立のお嬢様学校だろ」
「ほぇ〜そんなんだぁ……ん?てことはみんなお嬢様ってこと!?」
「カスミなんてあのアイスエイジカンパニーの令嬢だぞ」
「えっ!?あの大手のお菓子メーカーの!?あの私、し、失礼な態度とってませんでしたか!?」
「ふふ、そんなに驚かないで下さい。それに、私達もう友達でしょう?かしこまらないで下さい」
「う、うん、ありがとう」
なんか、すっごい緊張してきた。今、目の前にいる3人はお嬢様ってことだよね?まさか、お嬢様とはほど遠い私がお嬢様と友達になれるなんて。帰ったらレイさんに自慢しよーっと
なんて私が浮かれてるとスマホが鳴った。通知を見てみるとなんとレイさんだった
「!?」
「?どうしたのですか?」
「うぇっ!?え、えっと、友達からRINEが着たから返信してもいい?」
「ええ、構いませんよ」
「私も大丈夫……」
「返信ぐらいでとやかく言うかよ」
私は3人から許可を貰ってレイさんからのメッセージを見た。そこには
『今日、帰れなくなったから宜しく。あと、明日帰ってきたら話したいことがある』
と、書かれていた。レイさん、今日は帰って来ないんだ……
私は胸が切なくなるような感覚を必死に抑えながら返信した。すると、すぐにレイさんからメッセージがきた
『悪いな。今度、何かわがまま聞いてやる』
わがまま……聞いてやる?えっと、という事は……レイさんにエッチな下着履かせられるってことっ!?ヤッター!!
私が狂喜乱舞してると3人に引かれながら心配された
「あの……ヨ、ヨウカちゃん、どうしたの?」
「落ち込んだと思ったら急に喜びだしたけど……」
「……お前、気持ち悪いな」
私がエッチな妄想してることが顔に出てたのかサツキちゃんにシンプルな罵倒をされた。何故か私は必死に言い訳を述べてしまった
「べ、別に!尊敬してる人からだっただけで、その人でエッチな妄想とかしてないからっ!!……あっ」
私は余計な事をいってしまった。な、何焦ってるんだ私は!?べ、別にレイさんでエッチな妄想しただけだしっ!ってなんで私、レイさんでエッチな妄想してるんだ!?
私が自問自答して混乱してるとカスミちゃんが私にとっての爆弾を投げてきた
「……エッチな目で見てるの?」
「!?カスミさん!?な、何を言ってるのかな!?」
「ふふ、いいのよ。隠さなくて、ヨウカちゃんはその人のことが好きなんでしょ?」
「……へっ?」
好き?私が?レイさんの事を?いや、いやいやいやっ……!そんなことある訳……
「その人の事をエッチな目で見ちゃうってことはその人の事が気になって色んな姿を見たいってことでしょ?なら、好きってことよ」
……確かに、レイさんの色んな姿を見たいなぁって、最近思う事が多くなった。笑った顔とか幸せそうな顔とか見てみたい……これが好きってことなのかな?
……なんか、自覚したら顔が熱くなってきた。そんな私を見てカスミちゃんがすっごいにこやかに話しかけてきた
「ヨウカちゃん、お話聞かせて貰っても良いですか?」
「えっ?」
「恋する乙女の話をぜひお聞かせ願います!」
「え〜と……あ、あの〜カスミちゃん?」
「はぁ、無駄だぞ。1回暴走したカスミは誰も止められない。諦めろ」
「……ご、ごめんなさい!その、好きな人の話を聞かせてあげれば落ち着くと思います」
……この後滅茶苦茶レイさんについて話した
虹束ヨウカ…新しい友達が出来た人、尊敬してる人が好きだと自覚した