深淵歩きが異世界に召喚されるそうですよ?   作:(( ´・ω・))

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お久しぶりです。
私です。いろいろやってましたらまた半年開いてしまいました。

申し訳ありません。


さて今回は人の話って最後まで聞かないと何が起こるかわからないそんな話です。
前置きが長くなりましたが、今回もよろしくお願いいたします。
では、本編です。どうぞよしなに。


私怨 ~人の話を聞いてもいいことがあるとは限らない~

ではみなさん、不肖この黒ウサギめがこの箱庭のルールをお教えいたしまうんぬん。箱庭のルールとはいたって簡単すべてはギフトゲームで決められるという事です。先ずギフトゲームかんぬん。黒ウサギは先ほどまでの落ち込んだ雰囲気はどこへやら。身振り手振りで箱庭について語ってゆく。その調子はとどまるところを知らず一人劇の4部作をせしめて見せる。そして劇は悲劇で幕を閉じた。

拍手をし一応の礼儀とする問題児諸君。それに対して、黒ウサギはまだ終わらないと手で制す。今度は黒ウサギが手を叩くとゲームテーブルが突如として彼らの間に現れた。突然のことに驚く問題児たちにしたり顔で黒ウサギはこう言った。百聞は一見に如かずそう言った。

「ルールは至って簡単、ええいたって簡単ですとも、ええ、この程度できないのならばこの箱庭で通用しないのですが。ええ、すぐにわかりますね。ルールはこのジョーカーを含む53枚の中から絵札を引き当てるだけです。なおスペードのエースは絵札扱いしないことといたします。これらの条件のもとにギフトゲームを開催いたします。」

右手のひらを掲げ先制すると彼女の眼前。問題児たちに文面を見せるように、ギフトゲームの羊皮紙が現れる。十六夜が手に取り、書いてあることが黒ウサギが宣誓した内容と変わらないことを確認すると不敵に笑って言った。

「さっきはどうもなめ腐ってくれたな、これは喜劇の礼だ。受け取っておきな!」

十六夜は手を振りかぶりゲームテーブルを強打した。その衝撃は並べそろえられたトランプを頭上高く舞い上げる。宙を舞うジャックを抜き手でつかむ春日部、ゲームテーブルに落ちたクイーンを掴んだ久遠、そして叩いた手を返し、その上に乗るキング。愕然とする黒ウサギを嘲るように彼女の眼前を落ちてゆくジョーカー。キングをゲームテーブルに放り、彼は聞く。

「黒ウサギ、聞いてやるぜ。この世界は面白いか」

呆然とした黒ウサギに生気が戻る。彼女は声を震わせ言う。

「Yes,Yes!!この世界は、箱庭はすべてをもってあなたたちを飽きさせることはないでしょう!!」

 

 

 

                                           *

 

「冷えるなぁ。」

すでに春先ではあるが冬の寒さが身に染みる中、彼はそう一人ぼやいた。町の外へ延びる街道を区切る関所の階段でまだまだ幼さが残る童顔を俯かせる。身の丈に合わぬローブを身にし、両肩に担いだ桶を自身たちの領地へ運ぶ年下の者たちを激励し、また門の下へ座り込む。待ち人を待つために。すると彼の周囲が暗くなった。ふと顔を上げる少年。目の前には視界を覆うほどの濃紺を纏った痩身の騎士がいた。それは少年を一瞥すると、彼のほうを見ず聞いた。

「都へはどうやって行けばいい」

「こ、この門をくぐっていけば、それ用の案内が、あっ黒ウサギ!」

突如声を上げる少年。彼はアルトリウスのマントをよけて顔を街道へ向ける。そしてアルトリウスも次いで振り向く。すると、平和な街道一帯に怒号が響いた。

「それから離れてくださいジン坊ちゃま!!!」

振り向いたアルトリウスの兜に吸い込まれるように一直線に黒ウサギのドロップキックが決まる。膝を曲げアルトリウスから離れ空中一回転ののち着地。ジンが離れたのを目で確認すると、懐から一枚の古びた紙片を取り出す。それは書かれている文字すら見えにくいものだが強力な神性を放っている。彼女はそれを天高く掲げ祝詞を言い放った。

「神界の頂、帝釈天が宝具、その御力のもと今一度、わが身の前に立ちふさがる悪を滅せよ![疑似神格・梵釈槍]!!」

突如輝きだす古びた紙片は電撃をほとばしらせ、あたりの地面をはじいて壊してゆく。その電撃は増してゆき黒ウサギの手にはいつしかあふれ出続ける神性を止めもしない荒々しい槍が握られていた。

未だ気が動転しているアルトリウスに狙いをつけ放った。放たれたそれは音速をはるかに超えた速度で空を行きそして鎧を貫いた。




どうでしょうか。半年ぶりでしたので、おかしな点などがありましたらどしどし、米お願いいたします。


それでは読んでくださった皆さん読了ありがとうございました。

次回も 太陽賛美!!

ありがとうございましたー。
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