星も転生して来た   作:名無しナビ

1 / 16
プロローグは雑にサクッと

 中学2年生なった、俺こと星野ソラは転生者だ。しかも何度も転生している。

 

 まぁ俺の話はどうでもいいんだ。今日からGW(ゴールデンウィーク)。リビングでソファに座って、テレビの生放送が始まるのを待っている。

 

 最初はゴロゴロしていようと思ってたが、昨日の夜、星野カイことお母さんが『明日、テレビの生放送があるから見てね~』っと言われた。意味が解らず理由を聞いたら、どうやらお母さんは苺プロダクションで、アイドルグループ『B小町』のマネージャーとして働いているらしい。

 

 アイドルに疎い俺でも聞いた事があるグループだ。だがそれはどうでもいい。問題は苺プロダクションに所属している、クラスメイトの()()()()の事だ。

 

 星野アイことアイは、去年から何かと俺に話しかけてくる女性だ。最初は髪を伸ばした俺とお母さんに似ていて、つい『お母さん?』って言ってしまった。その後すぐに謝り誤解を解いたのだが、何かに触れたのかしょっちゅう話しかけてくる。

 

 『今日は何を食べたの?』だとか『好きな食べ物は?』や『ソラ君のお母さんと私、何処が似ているの?』などなど、普通の会話をしていたが徐々にお母さんの事を聞いてくる。

 

 俺がついお母さんって言ったのが悪いのだが、ここまで反応するとは思わなかった。これはアイに何かあるだろうと思ったが、敢えて聞かなかったが本人が言い出した。

 

 簡単に言うと。母親が捕まって施設暮らしをしていて、母親が釈放されても迎えに来てくれなかった。

 

 何ともまぁ悲しい話だ。…言い方が悪いがまだ恵まれている方だと思ってしまった。これが魔法がある世界だったら売られたり殺されたりする。もっと酷いのは人体実験にされる事もある。母親が捕まって施設暮らし出来るだけでも、かなり恵まれてる方だ。

 

 なんか脱線した気がするが戻すとして。アイが何で関係しているかと言うと、苺プロダクションでモデルと子役をやっているからだ。それを聞いた時俺は驚いたが、やる気に満ちているアイにとやかく言う事はしないで、素直に応援をする事にした。

 

 だがお母さんが苺プロダッ、長いから苺プロにしよう。苺プロでマネージャーをやっていると分かったら、話は大分変って来る。

 お母さんは『息子の愛はこれからも貰えるしあげることが出来るから、今度は娘の愛が欲しいし愛をあげたいなー』事を言われ、お陰で耳に胼胝(たこ)ができるほど聞いていた。つまり娘も欲しがっている。

 

 それを踏まえると、母親に捨てられていて、苺プロに所属している。そんな状態のアイがお母さんに会ってみろ。堕とされる可能性がある。いやもう堕とされているだろう。実際アイが苺プロに所属してから、異様なまでに距離を詰めて来た。今思うとお母さんの入り知恵の可能性が出てきている。

 

 お母さんとアイは確実にオレを認めさせるために、あの手この手で外堀を埋めて来ている。これじゃあ―――。

 

『始まりました、GW(ゴールデンウィーク)特別企画生放送のお時間です!』

 

 ―――どうやら始まったようだ。今はテレビに集中するか。

 

 俺は始まった生放送を見る。内容は有名人やアイドルが出演するようだ。

 

 最初はアイドルとそのマネージャーが出てくる。ただアイドルとマネージャーは、知っている人物でアイとお母さんだった。

 

 やっぱりアイはアイドルもやっていたか…。前々から歌い方やダンスの踊り方を言っていたから、もしかしたらアイドルもやっていると思った。まさか本当にやっているとは思わなかった。ちゃんとB小町を調べておくべきだったな。

 

 しかし本当に似ているな。俺が間違えてしまうのは無理もないと思ってしまうほど、お母さんとアイは似ている。

 

 それから2人は椅子に座って挨拶をして司会者が話を始め、2人は答えられる範囲で答えていく。そしてアイが急にカメラの方に向く。

 

『いえーい、ソラ見てるー? 今日から一緒に暮らせるよ』

 

 アイは両手を広げて、笑顔で大きく腕を振っている。スタジオの方から驚きの声と拍手の音が聞こえる。

 

 ―――アイは一体何を言っているだ? 一緒に暮らせるって言ったよな。お母さんはいつからアイを養女にした? 何でアイは俺を君付けにしないで呼び捨てにしている。しかしマズイぞ。お母さんがいるとは言え、アイドルと一緒に暮らす事になったら、ファンは発狂してネットで大炎上するぞ。

 

『お、遂に一緒に暮らせるのか! この事はソラ君に伝えたりは?』

 

『勿論伝えてません。伝えたのは今日の生放送に出演する事と、写真を見せてもいいかだけです』

 

『またしても何も知らないソラ君だったか! そろそろ怒られるんじゃないか?』

 

『大丈夫ですよ。薄々ソラも気付いていると思いますし、前にわたしに義理の娘が出来たらどう思う? って聞いたら。『お母さんとその娘さんが決めた事なら、俺は反対しない。俺が不安なのはその人と、ちゃんと家族になれるかが問題なんだよ』って言ってましたから』

 

『ソラは心配症だなー。でも大丈夫だよ。去年から一緒にいるようなものだし、変に心配する事なんて無いよ』

 

 ――――――思った以上に好反応だと? いや可笑しいだろ。さっきも思ったが、アイドルと一緒に暮らすって言うのは、ファンにとっても発狂する事態だぞ。それが好反応でしかも受け入れられているだと? ……生放送をやっているならネットの掲示板で何か書き込みがあるんじゃないか?

 

 俺は空間から魔法で加工したスマホを取り出し、ネットの掲示板で今やっている生放送の反応を見る。

 

 え、なにこれ。批判の書き込みが思ったより少ない。それどころか祝福の書き込みが多い。同時に俺に対して『やはり何も知らないソラくん』や『いつの間にか外堀を埋められているソラくん』とか『そろそろ2人に対してブチギレても許される』などなど。かなりネタとして使われているな。いつからネットのフリー素材になったんだ…。

 

 これは認められているのか。逆に俺がアイを認めなかったら大炎上間違いないだろう。

 

 …アイと家族になるのか。今まで以上に振り回される生活になるのか……。

 

『――――――さあさあここで一度ソラ君についておさらいしときましょう。ソラ君は幼い時からフリーの子役とモデルをやっていますが、これはソラ君自身がやり始めたことでしょうか?』

 

『いえ私が一緒にやりたいから、ソラを誘ってモデルやドラマに出演しました』

 

『あ、やっぱりソラは自分からやってないんだ。でも最近はドラマに出演してるよね?』

 

『えぇ。気まぐれだけどソラはドラマに出演してますね。ソラが出るドラマはいつも欠かさずチェックしてます』

 

『やはり星野カイの息子であるソラ君は、何か思う所があって進んでやってるかもしれない。っと言う事にしておきましょう。所でソラ君には何か指導していたでしょうか?』

 

『……ほぼ教えてません』

 

『『え…』』

 

 あちゃー。確かにほとんど教えてもらってないな。こればっかりは前世とかの経験を活かしてるから、お母さんから教わる事がほとんどないんだよなぁ。因みにお母さんは俺が生まれる前からモデルと役者をやっている。

 

『息子の謎の部分なんです。最初は近くで見学して勝手に学習を始めたと思っていたのですが、どうもそれだけでは説明が出来ない部分が多いんです』

 

『そうなんだ。てっきりママから教えてもらっていたから、私に教えてくれたんだと思ってた』

 

『これはソラ君の謎が出てくる回になるなぁ。言い方が悪いが、どう思いました?』

 

『特に何も。中々甘えてくれない子ですが、私の可愛い息子です。例え人生2週目だとしても、私の可愛い息子です』

 

 おっと急に俺の事を可愛い息子と何度も言うのは止めてくれ。恥ずかしくて嬉しくて死にそうになる。だけどごめん。人生2週目どころか分からないレベルの人生周回を送っているんだ。

 

『良い母親だ。ただただ良い母親だった。気を取り直して。ソラ君の写真があるそうなんですが、もうお見せ出来るでしょうか? あ、出来る。もうモニターに映し出しても?』

 

『どうぞどうぞ』

 

 お母さんがそう言うとモニターに写真が映し出される。映し出された写真は俺がドレスを着て椅子に座っていて、右手にティーカップを持ちカメラ目線で見ている写真だ。

 

 あぁうん、お母さんにお願いされて女装した時の写真だな。普通に女装するのは味気ないから、貴族のご令嬢がティータイムしている設定にしたんだっけ。おしゃれな丸テーブルと椅子にケーキスタンド、そしてティーカップにティーポット。場所のせいで雰囲気はよくないが、それっぽい事は出来ているはずだ。

 

 ……さっきから反応が無い。反応が無くてお母さんがちょっと焦っているんだが。アイはアイで嬉しそうに身体をクネらせていたと思ったら、急に顔をしかめて瞳にある星が黒くなって、最後は真顔になったと思ったら猛禽類の目つきになってある決意をしてるんだが…。もしかして嫉妬と独占力が同時に出てます?

 

 怖い。この後家に来るって事はドレスの事を話しさないといけないんだろ。家に来るまでちょっと現実逃避しますね。

 

 俺はテレビの電源を消してスマホを空間の中に入れたら、一度外の空気を吸う為に着替えて外出をする。

 

 

                      ★

 

 

 時間も経って今は家に帰って来て、リビングでお母さんがどこでアイに会って、何故養女にしたのかを聞いた。俺は話を聞いて困惑をしていた。

 

「――――――先ずアイを養女にしたのは理解した。ただ俺が男で思春期に突入しているだろうから家に連れて行くのは、少し間を置こうとしたがアイドルとしてスカウトされ、結果的にアイドルになったから更に先送りになったのも理解した。お母さんとアイで外堀を埋めて炎上を避ける行為をしていたのも理解した。だけどこれだけは理解出来ないんだよ…」

 

 俺が怒ってますという雰囲気を出していると、お母さんは少し怯えているがアイは笑顔を絶やさずにいた。

 

「俺がいない所でお母さんがアイを家に連れ込んでイチャついていた事は、どうやっても理解出来ない! やっている事は旦那が仕事に行ってる時に、家に浮気相手を連れ込んでイチャついている事なんだが!? でも強く怒れない。アイの事情を考えると怒る事が出来なんだよ。…お母さん。この怒りはどうすればいいんだ?」

 

「そっと胸の中に入れとけばいいと思うよ」

 

「何も解決になって無いんだよなぁ…」

 

 俺は溜息を出しつつ一度アイの方を見る。アイは一度も笑顔を絶やさず俺を見ていた。

 

「―――アイ。聞きたい事があるんだが、いいか?」

 

「なーに」

 

「アイはお母さんの事どう思っているんだ? 約1年もお母さんと接していたと思うが、この先お母さんの事は好きでいられるか?」

 

 アイに質問するとアイの表情は笑顔から真剣な顔になり、俺を真っすぐ見つめる。

 

「――――――うん、この先も好きでいられるよ。私はママに会うまであの人から愛を貰えなかった。貰えなかったから愛が分からなくて、この先愛を知らないで死んでいくのかなーって思っていたんだよ。でもね。ママに会って、一緒にいて触れて話をして、甘えたり我儘言ったり時には怒られたり泣いたりしてさ、とにかく沢山ママに愛してもらったんだ。ママだけじゃない。B小町のメンバーも斉藤社長も奥さんからも、溢れる程の愛の貰ったの」

 

 するとアイは両手で自分自身を抱きしめ身体をクネらせ、顔の表情はだらしなく人様に見せられない表情になっていた。

 

「初めてだったんだー。愛って暖かくて安心出来て、ゾクゾクしてドロドロになって、それが全身に流れて満たされて行くんだー。特にママ! ママから貰う愛は他の人とは比べ物にならないほど、私を満たしてくれるの! それでね―――」

 

 続きを言おうとすると、お母さんがアイの頭を撫でて話を止める。頭を撫でられたアイはお母さんに抱き着き甘え始める。俺はその光景を見て、ふと気になった事がありお母さんに聞いてみる。

 

「なぁお母さん。前々から思ってたんだが、最近大人しいよな? いつもなら甘やかしたいという欲求に駆られて、俺によくやっていたけど…。もしかしてアイに対して異常に甘やかしたりしてないよな?」

 

 するとお母さんは無言で何も言わずに、ただひたすらアイだけを見て甘やかしていた。アイもアイでそれに溺れるかのように甘やかされている。

 

 確定かよ。そりゃ全く俺にやって来ないわけだ。アイに対してやっていればいつか飽和状態になって落ち着くよな。お陰でアイはぶっ壊れて変な快感を憶えてしまったがな…。

 

 確かにお母さんは常々娘も愛したいって言っていたけど、やりすぎだ。誰が脳がやられる程まで愛して良いて言った。これじゃあ再起不能になって日常生活に支障が出るぞ。いやもう出ていたか。なら問題無いか。

 

「――――――それでねソラ」

 

 右からアイの声が聞こえて、俺は右に振り向くといつの間にかアイがいた。アイは俺の顔に両手で優しく掴み、俺をジッと見つめる。

 

「私は我儘で欲張りなアイドル。ママたちの愛だけじゃ足りないの。だからねソラ。ソラの愛を頂戴。ううん。愛だけじゃなく全部頂戴。私はソラの全てが欲しいの」

 

「いきなり何言ってるんだよ。少しは冷静になれよ。家族になれてちょっと可笑しくなってるぞ」

 

「可笑しくって言うより、狂ってるって思ってるんだよ。でも私を狂わせたのはソラだよ。その瞳にある星で私を狂わせたの」

 

「な、何言ってるんだ。俺は別にっ――――――まさか」

 

 過去にアイがちょい役でドラマに出ると聞いた時、俺はちょっとした演技を教えていた。その演技は視聴者にインパクトを与えないで、自然とした状態で脳にじっくりと焼き付け忘れられない演技を教えていた。時間にして5秒も満たない演技をアイの前でやった。それが悪かったようでアイの脳を焼いていたようだ。

 

「ソラの思っている通りだよ。あの時ソラの演技を見て忘れられなくなったんだー。ずっと脳に焼きついたままで、忘れようとしても忘れられなくて、ずっと脳に焼き付いてるの。こーんな事しておいて放置するっていうのは…私は許さないよ」

 

 俺はアイの瞳を見ると、星は黒く輝きその瞳からは『絶対に逃がさない』と強い意志を感じ取れる。

 

「ねぇソラ。私をここまで狂わせた責任。勿論取るよね? あ、答えはいいや。無理やりでも取らせるから。だから覚悟してね」

 

 言い終わると俺はアイにキスをされる。ただのキスではなく口の中に舌を入れられ、余すことなく長く味わうかのようにキスをされる。

 

 時間が経てばアイはキスを止めて俺から離れる。アイの表情はこの世の祝福でも受けたかのような、幸せでトロけている表情だ。ただこれは俺にも当てはまると思う。鏡を見ていないが何故かその表情をしていると確信をしている。

 

 今日からアイと一緒に暮らす事になったが、正直言って不安を抱えている。アイがこれからも積極的に俺をアイのものにする為に行動を始めるだろう。たとえ周りから批判を言われようが炎上しようが、俺と言う目標を向かって勇往邁進するだろう。

 

 

                     ★★

 

 

 どもどもアレから十数年経った星野ソラです。

 

 アイと暮らし始めてから色々ありましたよ。苺プロに所属してからモデルや役者をやっていたら、何故かアイドルもやらされた。アイドルは期間限定だからよかったが、周りは本気でアイドルにさせようとしていたな…。

 

 後はアイと結婚しました。何なら結婚する前に先に子供が出来たよ…。アイが16の誕生日に食われました。アイの行動力にはドン引きしたよ。

 

 アイが妊娠、しかも双子が判った時は社長は絶望していたけど、世間の反応は祝福ムードだった。正しアイに対して『アイは先ずソラに謝れ』や『ソラが一体何をしたって言うんだ』とか『これ以上ソラに迷惑をかけるな』等など。色々アイに対して言われ放題だが、最後は祝福されていた。

 

 アイが出産した後、既に名前が決まっていたのだが、男の子が愛久愛海(アクアマリン)で女の子が瑠美衣(ルビイ)って決めていたらしいが、俺とお母さんは待ったをかけたが駄目だった…。

 

 そんな双子の子供たちは今は高校の入学式だ。既に終わってアイとお母さんが写真を撮っている。

 

 俺は少し離れた所で見守りながら、ちょっと過去を思い出していたってわけ。まぁこんな今世があって幸せがあっても良いじゃないかな。

 

「ソラー。ソラも一緒に撮るよー」

 

 おっとアイに呼ばれた。んじゃ行きますか。




雑説明

 ・星野ソラ

 本作の主人公であり何度も転生している人物だ。生まれはちょっと特殊であるが、本人は特に気にしてはいない。

 星野アイとの出会いは中学1年生の時、同じクラスメイトで隣の席である。ソラはアイについお母さんと言ってしまったのが、全ての始まりと言ってもいいだろう。言わなければこんな事にならなかったかもしれないが、ソラの母親である星野カイによって関わる事になるから、どっちにしろ詰みである。

 アイがモデルと子役をやり始めて聞いたときは驚いたが、応援をする事に決めた。その時に写真映りや演技の仕方を教え始める。これは何回目かの転生で学んだ事を、アレンジを入れながらアイに教えていた。それが悪かった。
 特に演技に関してはアイの脳をこれでもかと言うほど焼いてしまった。ただでさえ星野カイのせいでぶっ壊れているのに、ソラまで壊しにかかるのは無情が過ぎる。結果完全に狙われる事になる。

 所でソラは何度も転生しているので当然ながら魔法も使える。ただ現代日本で魔法が普及してないならそんなに使わないだろうと思っていたが、芸能界に入ってしまったせいか、魔法を使う頻度が多くなり「異世界にいた時と変わらなくね?」っと本人は思ってしまった。
 アイと子供が出来た後は忙しく無ければ育児に励んでいたが、どうやっても忙しい時がある。その時は魔法を使って育児や家事に特化した分身、またはモデルや役者に特化した分身を作り、アクアとルビーの世話をしていた。これには周りの人は驚き色々問い詰められたが、全て手品と言って誤魔化している。アイはかなり聞いていたが、聞きだす事は失敗したようだ。

 容姿は髪を伸ばせば星野アイとほぼ同じだが、髪を短くすれば言われてみれば同じか? って思われるレベル。髪がかなり印象を与えているようだ。

 因みにソラを漢字にすると『空』『宇宙』になる。

 ・星野アイ

 大体見てる人は知ってるだろうから省略。一々書く事でもないからね。

 中学1年生の時に星野ソラに会う。最初は苗字が同じで髪を伸ばしたら似てるかも? っと思っていたらいきなり「お母さん?」呼びをされた時は困惑をした。後から誤解だと謝られ一旦は落ち着く事が出来た。ソラがお母さんと間違われるほど似ている事に気になり、ソラと会話し色々と情報を手に入れていく。やがて一度会って見たいと言ってみたら「止めておけ。会えばアイは娘にされるぞ」これを真顔で言われた時は嘘ではなく本気で言っていると確信した。益々会いたくなってしまったアイはどうにか会えないかと考え始める。そして転機を迎えた。

 ある休みの日。アイはソラが暮らしている家を突き止め、後はソラの母親に会うまで張り込みをするだけだった。早速児童養護施設から出ようとしたら、客人が来ていてアイはその客人を見ると「ママ!!」っと何故かそう言ってママと言った人物に抱き着いた。その抱き着いた人物が後にソラの母親、星野カイであると分かる。

 赤の他人でありカイは意味わからず困惑をする。職員には離れるように言われるが、アイは頑なに離れようとせず更に抱きしめる。これでは埒が明かないとなり、応接室に移動させてなんやかんやありアイを養女として引き取られる。

 ママに甘えながら中学2年生になり、GWの生放送で一緒に暮らせると、堂々と言い放ちスタジオにいた人や視聴者たちを驚かせた。これには祝福されて炎上する事は無かった。
 これは星野カイとアイの努力と言ってもいいだろう。元々カイの息子として何かと雑誌やドラマに出ている事もあるが、2人は常々ソラの事を言っているお陰か、ネットの反応では「早く一緒に暮らせ」や「さっさと結婚しろ」などなど。肯定する事が書き込まれていた。後に妊娠や結婚したことが発表した際にやはり祝福の書き込みなどがされた。

 これはどうでもいい事だが。生放送でソラが女装した時の写真が映し出された時、アイは『私になるほど私の事が好きなんだー!』っと思いながら身体をクネらせていたが、途中から『あれ、今生放送で映し出されているから、私やママ以外も見られている? ――――――は? 許されないんだけど』からの『決めた。これ以降絶対に他の人たちに見せない。見るのは私とソラとママといつか生まれて来る子供たちだけ。帰ったらキスをしてマーキングしないと』などと考えており、真顔になったと思ったら猛禽類の目つきになり決意をしてた。
 幸いこれはドレスやちょっと際どいものだけであり、普通の女装なら良いだろうと考えている。

 後はまぁ原作通りって言えばもう違うんだが、書くのが面倒だから省略。

 ・星野カイ

 原作崩壊をさせた張本人。この人がいたからアイはドロドロにぐちゃぐちゃにされ、目出度くアイはぶっ壊れた。目出度い事なのか?

 ざっくり書くなら、星野家の次女として産まれたが、産まれた時に既に瞳には星があり、その星が不気味と感じ最低限だけの育児をされていた。暴力は無かったものの罵詈雑言などあたり前で、家族旅行はいつも除け者で家でお留守番。誕生日はおめでとうの一言さえも無い。
 ただカイ本人は前向きであり、憶えられるものは憶えて早くこの家から出ることを考えていた。

 5歳の時。いつの間にか児童養護施設に捨てられていた。いくら除け者扱いでも捨てられるとは思わなかった。だがこれはこれで良かったかもしれない。あの家で暮らすよりも児童養護施設で暮らした方がストレスが溜まらなくて済むものだと考え、施設暮らしを楽しんでいた。

 これ以降小学校に通いながら事務所に所属してモデルや役者をやりながら、誰かを愛したい誰かに愛されたいと思い色々行動していたが、何も成果が出ず半ば諦めていた。ただ1つだけ方法があった。それは子供を産んで愛して愛されば良い。結論が出たならば即座に計画を立て、あれこれ行動した結果、20歳で引退してソラを生んだ。

 ソラを産んだ後は育児をしながら、一緒にモデルと役者をやっていたら、元親に家を特定され乗り込んで来たのを撃退したり、アイを養女にして引き取って暮らしたりとう、色々あるが書くと長くなるから省略。

 容姿はアイにそっくり。マジでそっくりだから知らない人が見たら、ただの姉妹と勘違いをしソラは弟と勘違いされる。

 なお、カイを漢字にすると『海』になる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。