星も転生して来た   作:名無しナビ

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ネタを消化させないために書いたものだけど、意外と短くなるんですね。

そろそろストック作るために、更新速度を落としてもいいですかね。では落としますね(判断速すぎないかコイツ)


スカウトマンはしつこい

「今日も今日とてスカウトマンが来てるね。いい加減鬱陶しいなぁ」

 

「アイの言っている事に同感だが、こればっかりはもう大人の対応なんだよな。実際に去年よりスカウトマンは少なくなってる」

 

「それでも懲りずに来るのはどうかと思うわ。アイとソラの気持ちを完全に無視してるわね」

 

 どうも、アイドルたちが来て数ヶ月経った星野ソラです。今は放課後で二階廊下の窓で校門付近を見ています。

 

 アイの言う通りスカウトマンが鬱陶しいです。これでも去年より少なくなってきたが、それでもまだ来る。余程俺たちを確保しておきたいのが分かる。最近ではT女子のマネージャーも見かけるようになった。これは青柳さんの為にやっているのか、アイを確保しておきたいのか、あるいは両方なのか。どっちか分からないな。

 

「かなちゃんの所はどうなの? 私とソラとは仲が良いから、連れて来いって言われない?」

 

「勿論言われるわよ。でもアイとソラの意思を無視して連れて行かない。2人が子役としてやる覚悟を持っているなら、その時は案内するね」

 

「――――――かなちゃんは優しいね~」

 

 アイはかなに抱き着き頭を撫で始める。撫でられているかなは幸せの表情になり、抱きしめ返していた。俺もかなの頭を撫でると幸せの表情から、一気に蕩けた表情に変わってしまった。これは当分やらない方がいいと思った。

 

 俺は魔法で他にいないかと探していたら、T女子の青柳真美さんとマネージャーを見つけてしまった。幸い青柳さんは変装しているが、周りからは遠巻きで見られている事に気付いているのか、本人は気にした素振りを見せない。

 

「青柳真美さんとマネージャーがいるんだが。狙いはやっぱりアイだな」

 

「人気者は辛いね~。いっその事アイドルになる? 勿論ユニットで、ユニット名は『星☆空』」

 

「止めろ。これ以上かなを壊そうとするな。今度は限界オタクにする気か」

 

「今のかなちゃんならあり得る話だね。でもかなちゃんに推してくれるのは嬉しなぁ。かなちゃんは私とソラがアイドルになったら、推してくれる?」

 

「――――――ふぇ? ごめん幸せ過ぎて聞いて無かった」

 

「あちゃ~聞いて無かったか~」

 

「かな。別に聞かなくてもいい話だ。アイがまた可笑しい事を言っていただけだ」

 

「可笑しい事って酷くない? そんなこと言われたから傷ついたんだけど。今すぐ慰めてほしいんだけど」

 

「見え透いた嘘を言われても罪悪感は無い。よって慰めない。それよりもいい加減帰ろうぜ。ずっと学校にはいられないし、遅くなると親たちも心配させる事になる」

 

「それもそうだね。じゃあ帰ろっか」

 

 帰る事になりアイとかなは離れ昇降口まで移動して上履きから靴に履き替えて、昇降口から出て校門に向かう。校門に向かう途中で見える範囲で車から人が降りて来るの見て、一度俺たちは歩くのを止める。

 

「げっ私が所属している事務所の人だ。何で学校に来るのよ…」

 

「かなを迎えに来たって事じゃ無いよな」

 

「仕事は今週の木曜日まで休み。だから迎えに来るとは思えないの」

 

「つまりアイ目当てか。いやかなが所属している事務所だから、俺も含まれるのか」

 

「あははは…ホント人気者は辛いね…」

 

「ちょっと文句言ってくるわ」

 

 かなは怒り心頭と言いたげな顔をしているが、俺はかなの右肩に手を置いて校門に行かせないようにする。

 

「まぁ待て。別に文句を言ってほしい訳じゃ無い。ただ俺たちは見つからなければいいんだ。そうだろアイ」

 

「うん。見つかっても断るけど、見つからない方が良いね」

 

「そう言う事だ。このまま学校から出るぞ」

 

「え、ちょ」

 

 かなの左肩にも手を置いて押しながら先に進む。進んでいる途中で魔法を使って周りから認識を誤認させ、校門まで辿り着きそのまま通過して学校を後にする。

 

 もう人の心配が無くなったら魔法を解いてかなから離れる。かなは驚き表情をいていた。

 

「――――――何で誰も私たちを見なかったの!? いくら何でも可笑しいわよ!!」

 

「不思議な事があるもんだな。あんな堂々と通ったのに、まさか一瞥もしないで誰かを探していたな」

 

「ホント不思議だよね。でも良いんじゃない? 誰にも気付かれずに校門を通過出来たんだし、深く考えなくても大丈夫だよ」

 

「いやいやいやいや、どう考えても可笑しいしから。こんなあり得な事があってたまるか」

 

「かな。あまり気にしない事だぜ。気にしたところで答えなんて出て来ないぜ」

 

「そうそう。気にしない気にしない」

 

「えぇ…2人がそこまで言うなら、まぁ気にしない事にするわ」

 

 すまんなかな。本当は俺が魔法を使って誤認させたんだ。だがこれを言っても理解できないし信じられないだろう。いや今のかななら信じそうだな。

 

 俺たちはこのまま家に帰るつもりだったが、かながちょっと大通りの方に行きたいと言い出した。別に構わないのだがアイとかなが歩いていると、確実に目立つ上にアイの陰で色々大変な事になる。なのでアイとかなには空間に入っている、魔法を付与している伊達メガネを出して渡した。アイは何も言わずに伊達メガネをかける。

 

「これ伊達メガネ? よく持ってるわね」

 

「何かあった時に持ってるんだよ。かなは最近人気が戻ってきて仕事も増えてきただろ。周りから声をかけてくるとは思わないが、見られ続けるのは嫌だろ」

 

「そうね。確かに周りからジロジロ見られるのは鬱陶しいし、居心地が悪くなるわ」

 

「だろ。とりあえず貸すから今はこれで我慢してほしい」

 

「寧ろソラから借りる事でこっちは倒れそうなんだけど」

 

「これだけで倒れるって、ちょっと重くないか? え、これってファンサになるの?」

 

「限度をしっかり守らないと、かなちゃんがホントに倒れちゃうかもね~。で、何でソラだけ伊達メガネは無いの?」

 

「俺は必要無いからな。俺を見るより2人を見た方が良いだろ。2人とも可愛いし」

 

 俺が可愛いと言うとアイは当然と言わんばかりに胸を張っているが、かなに関しては顔を真っ赤にして今に倒れそうだ。

 

「可愛い、可愛いって言われた…もう死んでいいや」

 

「かなちゃーん。死んだらもう私とソラ、二度と会えなくなるよ」

 

「――――――こんな所で死ねるかっての!!」

 

「それでこそかなちゃんだよ!」

 

 何か道路の端でイチャつき始めたぞ。まぁ何と言うか色々かなが酷過ぎるが、これはもう諦めている。これ黒川あかねが見たらどう思うんだろうか。かながここまで変わってしまって失望しているのだろうか。それともこれも可愛いって受け入れるだろうか。一度会って話をしてみたいが、絶対に俺とアイを見抜くだろう。

 

 前世では黒川あかねと会って、6割くらいは俺の正体を見抜いた。ここ最近の転生ではバレる事は無かったが、初見でここまで見抜かれるのは久しぶりだと思ったよ。他の人はまぁ魔法だったりスキルとか恩恵と言ったもので全部バレた。

 

 黒川あかねの凄い所は魔法など使わずに優れた洞察力と推理力で、俺の正体を見抜いたところだ。今はどうかは知らないが、俺とアイを見たら正体を見抜くだろう。

 

「ソラ行くよー」

 

「おう今行く」

 

 いつの間にか先に行っていたアイに呼ばれて俺は2人の所に行って、これから大通りに行く。




雑・説明

 星野ソラ

 去年から続くスカウトマンの数は減ったが、それでも鬱陶しい。最近はT女子のマネージャーも見かけるようになったが、まさか青柳真美まで参加してくるとは思わなかった。青柳さんはアイと言う存在に憑りつかれたのだろうと思い、どうにかしたいが高確率でこじれるため止めた。

 星野アイ

 さすがのアイも可愛くて才能あるのは自負しているが、鬱陶しくてストレスが溜まる。なのでソラとイチャついてる(いつものこと。てか同じ事書いてない?)

 数は減っているとはいえ早く終わってほしいと思っている。

 実は学校以外で外に用事がある時は親達と一緒にいることが条件である。理由はまぁアイをだからと言うしかない。コイツが1人で外出しようものなら、無断で写真撮られてネットで晒されるし、誘拐される可能性もある。その危険性を減らすために親達と一緒に行く事になる。でもほとんどソラも一緒に行くから何とかなってる。てかソラと一緒じゃないと当分外に外出はしなだろう。

 頭に来ている有馬かな

 まさか自分が所属している事務所の人が来るとは思って無かった。この日は休みで特に迎えとか来ない日だったのに、学校に来た狙いがソラとアイだと理解した時、静かにキレた。直接文句を言ってやろうとしたが、ソラに止められその場では何もしなかったが、後日事務所で会った時に文句を言った。

 大通りに行きたいと言ったのは次の撮影の為に、下見をしてどう役作りをするかを考える為に来た。帰る際にちゃんと伊達メガネは返している。

 青柳真美とマネージャー

 アイをスカウトする為に学校に来ている。いつもはマネージャーだけだが、今回は青柳真美も一緒に来ている。かなが所属している事務所の人が来たことによって、ちょっとした事が起きたが結局アイが出て来なかったため解散した。

 かなが所属している事務所の人

 アイとソラをスカウトする為に学校に来た。かながお熱を上げている人物が2人いて、調べてみたら男の方は知らないが、女の方は星野アイだった。これはチャンスと思い、かなに2人を連れて来てほしいと言ってはいたが、かなに猛反対された。これは予想外な事もあったが、なによりも正論をぶつけられた。今までかなに言っていたがしびれを切らして学校に来た。結果はまぁ失敗に終わった。

 学校の教師達

 頑張ってスカウトマンの数を減らしました。

 伊達メガネ

 伊達メガネだが魔法が付与されている。付けている間は周りから認識を誤認出来る。

 今回アイとかなに貸したものは調整したもので、ソラ達は特に問題無いが周りの人達には別人として認識する。前世でもかなりお世話になった。

 じゃあこれを使えば学校でも平気だろって? 普通に街中を歩くなら良いが、学校でバレたらどうなるか分かるな。つまりそう言う事。
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