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今回短いです。リアルとかが忙しいので短文だったりするのが、ありますのでご了承ください。
オズマがブリーフィングルームの大型モニターにある映像を映す。
それは今日の昼間に報道されていたニュースであった。
『政庁より、クロヴィス殿下が薨御されたことが発表されました。先のシンジュクゲットーでのテロによって命を落とされたことが正式に発表されました』
租界政庁の前に多くのマスコミが殺到しており、女性キャスターが物々しい様相を呈していた。
キャスターから政庁から代理執政官による会見の映像があると伝える。
キャスターから政庁内部の会見場の映像へと切り替わり、多くの報道陣がマイクとカメラを携えて壇上に立つ代理執政官の立場に就く男...ジェレミア・ゴットバルトへと向けられている。
その映像は昼間生中継のテレビで見たマーヤは険しい顔をしている。ブリタニアがこんな報道をしていたことはその時驚愕していたが、だがクロヴィスを直接手を下したオズマが捕まっていない。
にも関わらず、奴らがこのようなニュースを流した際には、どういうつもりなのかと不思議でならなかった。
映像に映り背後に控える純血派の同士たちを従えて、壇上に立つジェレミアは強気な表情でマスコミたちに伝える。
『クロヴィス殿下は薨御された。イレブンとの戦いに平和と正義のために殉死されたのだ!我々は悲しみを押して、その遺志を継がなければならない』
そのクロヴィス関連で更なる情報をブリタニア軍は公表する、それは実行犯と思しき男が拘束されたとのものであった。
その発表と共に場面が変わり、公の場で晒すかのように兵士二人に拘束され、囚人服を纏った一人の男...それは枢木スザクであった。
ブリタニア軍に所属する名誉ブリタニア人で、元イレブンである。
兵士たちに強引に連行されている枢木スザクは、何かを訴えるかのような様子で兵士たちに言葉を投げかけているが、殴られ黙らせられてしまう。
オズマはそこで映像を止めさせ、話しを続ける。
「この公表、どう考えても奴らの策略だろう」
「策略...?」
オズマが発した策略という言葉に首を傾げ、疑問を浮かばせるマーヤにリヴァイヴが補足する。
「これは恐らくブリタニア軍の、と言うよりも今映像に映っていた男...純血派による企てだと言うことさ」
「純血派...確か、ブリタニア軍は純粋のブリタニア人だけで運用すべきだと言う思想を持つ派閥の...?」
「そう。これはつまり彼ら純血派によるある目的...名誉ブリタニア人制度の排斥と撤廃を目論んでのこと」
ブリタニア軍はクロヴィスを殺したのが、シンジュクゲットーに現れた正体不明機...つまりガンダムだと分かっている。
だが世間にこれを公表するとしても、到底信じられるわけではない。ならば此処は敢えて別の犯人を用意し、真犯人であるガンダムの捜索は慎重に行う流れなのだとリヴァイヴは推理する。
謂わば枢木スザクはただブリタニア軍の、クロヴィス殺しの真犯人を捕まえる一方で、純血派の名誉ブリタニア人制度の排除を目論んでの替え玉として捕らえられたのだ。
「この枢木スザクの裏では、旧体制派の文官たちは、すべて更迭されたようです」
「純血派が軍部の実権を握ったも等しい」
アニューとリヴァイヴの話にマーヤは腐ってると一言呟いた。確かに真犯人を見つけるわけではなく、代わりに名誉ブリタニア人となったイレブンを替え玉に仕立てるという所業、これを腐ってる言わず何とするか。
「つまり奴らは、今の実権を確かにする為、枢木スザクを生贄に晒すと言うことだ」
「じゃあどうするんですか?」
オズマに対しマーヤはそう問いかける。確かにこの状況はオズマたちにとって微妙なものになっている、自分たちが成したクロヴィス殺しの罪が一人の日本人に被さる結果は正直よろしくはない。
オズマはそこで眼を閉じ、腕を組み思案に耽る。マーヤを含めたその場にいる全員が彼を見つめ、言葉を待っていた。
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その頃、軍部の取調室にて、ジェレミア自らによる枢木スザクへの尋問が行っていた。尋問とは言うが、元々彼には罪などなく全くの冤罪である。
しかし取調室にはジェレミアや他数名の純血派が、スザクを取り囲んで誘導尋問を行っているのだ。
ジェレミアはスザクと向かい合う形で座り、彼にある物を突きつける。それは密封されたビニール製の袋に入れられた銃である。
「この銃、なんだかわかるな?枢木スザク。クロヴィス殿下の殺害に使われたものだ。線条痕も確認ずみ」
いきなり何を言っているのか?スザクは今そんな心境である。クロヴィスが死んだのはこの銃であるはずがない、スザクはあの時見ていた、クロヴィスは乗っていたG1ベースごと謎の機体...ガンダムの攻撃でもってその命を失った。
にも関わらず、目の前の男は自分をクロヴィス殺しの犯人に仕立てあげる気なのだ。だがジェレミアは追及の手を緩めない。
「それと調べさせて貰ったよ。君は日本最後の総理大臣、その嫡子だそうだなぁ。動機も十分」
「何かの間違いです。自分はこんな銃、見たこともない」
そう。スザクはあの時銃など所持していない。そもそも名誉ブリタニア人はブリタニアの住民権を取得した者ではあるが、テロやクーデターの防止の為に制限が掛けられている。
携帯電話や護身用の銃器の所持はブリタニア軍に所属する名誉ブリタニア人であっても許されてはいない。
つまりスザクがこの銃を持つこど有り得ないのだ。
それに上述した通りに、クロヴィスはガンダムによって殺されたのでそもそも銃器などではない。
しかし純血派の面々は否定するスザクに対し、一方的な暴力を加える。冤罪を容赦なく被せようとしているのだ。
「認めたまえ。今ならイレブンではなく、名誉ブリタニア人として裁いてもらえるぞ?」
「自分は....やっていない!」
尚も否定するスザクに純血派たちは暴力を続ける。
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スザクが尋問という名の拷問を受けている最中、その夜此処私立アッシュフォード学園敷地内にあるクラブハウス
、そこにあのシンジュクゲットーにいたルルーシュ・ランペルージが私服姿で車椅子の少女と深刻な会話をしている。
「ねぇ、スザクさんですよね?さっきのニュース」
「ああ。スザク、生きていたんだな」
ルルーシュと話す彼女の名は、ナナリー・ランペルージ。ルルーシュの妹でここアッシュフォード学園中等部に在籍している学生でもある。“理由あって”彼女は眼が見えず、しかも足も不自由となっている。
「うん。戦争の後、お別れしちゃったままでしたから....お兄様?」
「なんだい?」
「うそ...ですよね?ニュース」
「うそだよ。あのスザクがそんなことをするはずがない」
「そう.....ですよね」
儚げに信じようと縋る想いで発するナナリー。それを見てルルーシュは辛そうに見つめるも、妹ナナリーを寝かせる。
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その真夜中、あるバーにて一人の店主が目の前に座る人物に、ある物を渡して説明を行っている。
「ああ。すべて注文通りのはずだ――こっちの世界では、超一流ってやつがやってるしスライドシステムも確認済み」
そう説明する店主の様子は何処となく変であった、しかも瞳孔の周りが赤く薄っすらと光っている。
「あとは証拠をすべて消して、私が忘れてしまえばいいんだよな?」
尋ねる店主の目の前にいる男....ルルーシュ・ランペルージが、瞳に紫色の光を宿し、その中央には不死鳥のシンボルが浮ばせて不敵な笑みを浮かべていた。
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