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Z.Z.のモデルとしてはFate/staynightのライダーでイメージしてます。
【イメージOP|Fighter|機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】
【イメージED|prototype|機動戦士ガンダム00】
「なんだ...貴様は...!」
「あ、申し遅れました....私の名は、Z.Z.ズィーツー...貴方に永遠の愛と契約を、そして貴方だけに、これを...“ギアス”を差し上げます」
「やめ....!!」
彼女に強引に唇を奪われたオズマ。イノベイターである自分の力であれば、この程度の女を蹴り飛ばせると、怒りを込めて蹴りを入れようとしたその直後――
「っ!!」
彼女の額の刻印...不死鳥のシンボルが禍々しい黒紫色の光を放ち、それが大きく部屋中に広がり、オズマとZ.Z.を包み込む。
「ふふ」
「ぐっ!!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
オズマがそのような事になってる頃、彼に助けられた彼女...マーヤは暗い気持ちで家に着いた。
「(....)」
マーヤは暗い気持ちが晴れない。陽菜たちを殺したブリタニアが倒されたが、しかしそれでもその喜びは無くなっていた。
「(ゲットーにいた多くの日本人が殺された....それなのに、私は....)」
マーヤは多くの日本人がブリタニアに殺された、しかし自分はブリタニア人として何不自由ない生活に戻った。
「(半分は日本人なのに...)」
そう気落ちしたままリビングに入ると――
「マーヤ?」
メガネをかけた金髪の女性が心配そうにしながらマーヤに駆け寄る。
「マーヤ!良かった、無事で...」
彼女の名はクラリス・ガーフィールド....マーヤの母親だが、実の親ではない。彼女はマーヤの実母の教え子であった女性、しかしマーヤの両親が七年前に命を落としている為、クラリスがマーヤを引き取った。
そのクラリスが義娘であるマーヤを抱きしめ安堵するが、親として彼女を る。
「こんな時間までどこにいたの!?電話も通じないし、シンジュクゲットーでテロがあったていうから....。学園に連絡しても所在がわからないって....」
「.....」
「マーヤ?」
「クラリスさん、大丈夫だから」
マーヤはクラリスから離れながら放っておいてと告げる。
「でも....」
「いいの。母親の真似なんてしなくていいから...」
「っ!!....ごめんなさい」
義娘からの辛辣な言葉にクラリスはショックを隠せないながらも謝罪する。そんな養母に八つ当たりをしてしまった事に後悔してしまうが、彼女は顔を歪ませながら自室に走る。
そんなマーヤをクラリスは悲しげにその後ろ姿を見つめるしかなかった。
「う....うう...くっ」
部屋に入り、マーヤは涙を溢し始めた。それはシンジュクゲットーで自分が面倒を見ていた陽菜たち幼い子供らのことを思い出していた。
ただ純粋に生きていただけ、懸命に苦しい現実の中を親を失いながらも、子供たちで寄せ合って頑張って生きていただけの子供たち。
なのにそれがブリタニアの侵攻で無惨に奪われた。また奪われたのだ。
「陽菜....まり....とも....何も、できなかった....!」
マーヤはベッドに座り、顔を俯かせ涙を啜る。
「私は....卑怯者で、臆病者で...無力だ」
自分ではあの子たちを満足に救うことも出来なかった。悲しみつつ彼女は自身のポケットに手を伸ばした、その時違和感を感じた。
「え....?あれ...?ない...」
ポケットに大切にしまってあった筈の“宝物”がそこになかった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ハッ!?」
オズマが意識を取り戻したその場所は、医務室ではなく何もない左右非対称白黒の空間であった。
そしてそこに佇むオズマ自身、一切衣服一枚も身に纏っていない姿だった。
「なに?」
「ふざけるな」
彼の背後からガシッ!っと掴まれる。振り向けばそこに同じく一切衣服纏っていないZ.Z.が、オズマの顔と触れる距離まで迫っていた。
その瞬間、彼の身体が全身金縛りになったかのように身動き一つ出来なくなっている。
そのままZ.Z.は動けない彼に深くキスし、時間が経って口を離し笑みを浮かべて………
「おめでとうございます…オズマ♡」
・
・
・
・
・
・
「っ!!!はぁ…はぁ…はぁ」
意識が戻るとオズマは起き上がり、酷い汗を流れていることに気づく。
そんなオズマをベッドに座りながら、愛おしそうにZ.Z.が眺めている。
彼女に対してオズマは無言で起き上がり、懐より銃を取り出し眉間に容赦なく擦り付ける。
「あら♪」
銃口を向けられていると言うのに、彼女は一切動揺や震えおののくといった様子が見られない。
尚も優しくも何処か妖艶な笑みをオズマに向けている。
余裕が窺える彼女に躊躇いなく眉間に銃を発砲、至近距離なので当然銃弾を諸に受けたので、後ろに仰け反る形で倒れる。
そのまま血を流し倒れ死んだ彼女。見届けたオズマは銃をしまうがーー
「痛いです。いきなり撃つなんて酷いですよ、もう……」
「…………なに?」
背後より声が聞こえ、有り得ないと思いながらゆっくりと振り向けば、先ほど撃ち殺したはずのZ.Z.が平然と微笑みを浮かべて立っていた。
「バカな…」
信じられない物を見たオズマは唖然とするが、何食わぬ顔で彼女は告げた。
「私、不老不死なんです」
「……化け物め」
「それ、貴方が言います?」
「なに?」
どういうことかと思うオズマに、Z.Z.は意外な事を口にする。
「貴方と唇を交わした際、見えたんです……"貴方がこれまで歩んできた軌跡"を……フフ、"イノベイターさん"」
「……なに?」
Z.Z.は人差し指を自身の顎に当てる考えこむような、わざとらしい仕草を見せる。
しかもイノベイターのことを知らぬはずの女が、わかった風に言い当てた。
「貴方のお名前もその時に知りました。そして貴方の世界も学習しました――それにしても、中々に壮絶な過去をお持ちですねぇ。生まれ育った世界………宇宙世紀……地球連邦とジオン公国の戦争………そして、コロニー落とし…」
「っ!!」
ダンッ!!
その大きな音は、オズマがZ.Z.を壁まで追い詰めて脅すように、彼女の頬を掠めるギリギリの所で拳を壁に叩きつけた。
しかしZ.Z.はオズマに追い詰められたのに、恍惚に頬を赤く染めて嬉々としている。
「激しいアプローチですね」
「消えろ……二度と俺に近づくな」
「あら、それは出来ません。貴方にはもう"ギアス"が与えられたのですから...」
「……なに?」
「貴方と私は契約によって結ばれたので、破棄もできません。そしてそのギアスは貴方の意思で消すことも不可能」
などとスラスラと話すZ.Z.。オズマはこんな女とは関わりたくはないと思っているのに、彼女はそんな彼の意思を無視して抱きつく。
「そしてギアスは、1歩間違えれば全てを破滅しかねない災厄でもあります。暴走し全てを巻き込みます。でも安心して....その時、私が傍にいれば貴方は助かります」
「……勝手な」
勝手に話を進めるZ.Z.、この女を保護したあの時に始末しとけば良かったと内心思う。
「それにーーー私がどうして、あのカプセルに、それもブリタニアの物の中に閉じ込められていたのか……不思議に思いません?」
「……聞かせろ」
Z.Z.の話に興味が出たのか、オズマは彼女に説明を求めた。彼女の話はこうである。自分ともう1人、友人である女性が共に"とある教団"に属していた。
友人がそこのトップであったが、立場としてはそこまで影響力は持っていなかった。
友人が"ある者"にその座を譲り居なくなった後、その者が突如としてZ.Z.を捕らえ封印し、このエリア11に運び込ませた。
とある秘密の研究の為に皇帝に献上すべく、エリア11総督であったクロヴィスが彼女を発見、そのままCODE-Zとして研究材料にされていた。
「……」
「どうですか?興味は?」
「ブリタニアの皇子は何の研究を?」
「不老不死の研究です」
「なぜそんな研究を?」
「さぁ~」
まるではぐらかすように、態とらしい態度を見せるZ.Z.。
イラッとはするが、しかしブリタニアが何やらキナ臭いことをしていることは分かった。
それも恐らく国の最上部の者たちしか知らないことをやってる。
興味はある、あるがまだ肝心なことを聞いていない。
「………ギアスとは、なんだ」
「ギアスとは、一種の超能力です。発現する能力は様々ですが、概ね人の精神に何らかの形で作用するものがほとんどなのです。
所謂念動力のような物理的効果をもたらすものはなく、電子機器に影響を与えられるものは極めて少ないのです」
「……様々?」
「はい、能力の内容は基本的に【契約した者が抱く願い】に基づいて決まります…………貴方の場合、全てを恐れさせ、全てを永遠に支配する力……"絶対支配のギアス"」
「俺はそんなものを抱いた処か、願ったことはないぞ阿保らし」
呆れるようにして馬鹿馬鹿しいと一蹴するが、しかし彼女はーー
「……あったはずでは?」
「……なに?」
「あったはずです。それ程に他者を黙らせ、自分の願いを、絶対に目的を達成する為に狂ったようになって、周りを恐れさせたことがあったはず」
「………」
オズマの中で、彼の記憶がフラッシュバックする。
数人の仲間の連邦兵たちと何かを揉めるオズマ。揉めていた仲間たちを黙らせる
震える人々………オズマの手には銃が握られ、そして発砲…………そこで記憶の振り返りを止めた。
「……」
「ありますよね?」
彼女にそう言われ、オズマは黙るしかなかった。だがそれが気に入らないとすら思う、こうも好き勝手に言われるのは癪である。
「契約と言ったな」
「はい」
「俺が履行しなかったらどうする?」
あーそんなことですかと、Z.Z.は躊躇いなく平静で言った。
「大丈夫です。契約不履行の場合、貴方が死ぬだけですから」
「…………」
聞いた自分がバカだったと改めて後悔するオズマであるが、Z.Z.はふざけて言っているのではない。
「本当ですよ。まぁ、その時にならないと死にかけないと分からないと思いますが....」
「まさか…着いてくるつもりか?」
「はい、そうですよ。貴方にはギアスがあるので、それと私との契約を守っていただきませんと」
「……邪魔だけはするな。いいな」
「はぁい」
馬鹿馬鹿しいと思うオズマに、Z.Z.は嬉しそうに言う。
「ギアスという、ウエディングリングが今、私たち二人にピッタリとハメられたんですよ....よろしく御願いしますね?オ ズ マ」
クールぶりつつも嬉々と綺麗な笑みをオズマに向けて見せた。
「…………」
当の本人は冷淡な態度で流し、医務室から出ていく。その時足元に何か落ちているのに気付く。
「これは....」
そこにあったのは、青い折り紙で丁寧に折られた折り鶴であった。
「なんでここに、折り鶴が………………そうか」
オズマは持った覚えがないが、だが思い当たる少女の顔が頭の中で浮かんでいた。
ヒロイン増やすなら誰
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モニカ・クルシェフスキー
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紅月カレン
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篠崎咲世子