掴めヒーロー!   作:妖狐アルル

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轟くんの左をいかに使わせるか、今回も前編、後編になります


決勝戦 凍てつく瞳=内情不定期

[さぁ始まるぜぇ?決勝戦!!」

「「「「「うおおおおおおおおお!!!」」」」」

盛り上がってんなぁ…

自分の子指をみて、約束を胸にステージを睨む

「さぁ…俺がNo.1になってやるぜ」

 

[さぁ入場だ!一度は使った炎!!決勝で使うか?冷気と火炎のハイブリット!轟焦凍!!」

「続いては様々な姿!赤き姿は特撮ヒーロー!紅音星司!!」

名を呼ばれリングにお互い経つ、轟は……何処か悩んだ様子だ

 

「遠慮はしないぜ?」

「……おぉ」

右手にリングを出現させる、氷と 炎を使うかわからんがこの2つに対応できる戦士だ

右手に出現したリングはトランプにカプセルが描かれたリングだ

 

「決勝戦! 轟くん対紅音くん!初め!!」

リングを抜き取りテガソードにリングを装着する

〝センタイリング!!〟

テガソードからリズムが流れたと同時タイミングで轟の右から穿つような氷をこちらに向けて放出した

 

柳視点

「「「紅音!!」」」

氷塊が出来上がった場所には…紅音の姿はなかった

「紅音がいねぇ!」

「何処かに交わした…?」

でも何処に…?

「あそこ!」

 

耳郎さんが指さした方に黄色いマントをなびかせた、赤いマスクに大きくスペードが描かれた人が轟くんの後ろにたっていた

「紅音…」

 

紅音視点

「やっぱりあれでやられてくれはしねぇか」

「毎回開幕の氷塊攻撃を見ていれば初撃はわかるだろ」

たなびかせたマントを払い轟に殴り掛かる

〝ジャッカー〟

ストレートパンチを左手でいなした轟と相対する

 

「スペードエース!」

「それが名前か?…いくぞ」

今度は右手から氷をつぶてのようにして放つ

「ふん! はぁ!」

直撃する分だけを弾き落とし、右手にスペードエースの専用武器を取り出す

 

「スペードアーツ!」

鞭形状のスペードアーツで氷を弾き落とし、轟に向けて伸ばし左手を絡め取る

「今度は鞭か!」

スペードアーツを右手で掴もうとするのを見逃さず、スペードアーツを左右に揺らすように動かし轟の体制を崩す

 

「うおっ くっ」

よろけて片膝をついた轟と逆方向を引っ張り更に体制を崩す

「ぐわああ!?」

タダでは転ばないのか、轟は右手を地面に付け氷でステージを侵食していく

 

「っと」

ここでの深追いはよくないか…スペードアーツを解き一度後ろに下がる

「やってくれたな…」

立ち上がった轟が右腕をこちらに向ける…やはり右か

「氷柱撃!」

近くまで拡がっていた氷の床から柱のごとく太い氷の柱が出現しこちらに降り掛かってくる

「はぁ!」

力強くスペードアーツを振るい、迫る氷柱を砕く

「くそっ…」

 

[激しい攻防が続く!決勝らしくなってきたぜぇ!!]

[片や全力ではなさそうだがな]

ジリ貧か、なら仕掛け方を変える!

スペードアーツを鞭形状から弓形状に変形させ弦を引く

 

「弓!? ッチ!」

轟は素早く床に手を付き地面から氷の壁を作る、そこに俺のはなったスペードアーツの矢が突き刺さる

「だがそれは」

スペードエースの加速装置を起動し、その場から高速で轟の後ろに回る

 

「なにっ!」

「正面が見えなくなる!」

がら空きの背中に蹴りつけ、押し出された轟は自ら作り出した氷の壁にぶつかる

「がっ!?」

 

「はぁ!!」

轟の反撃を食らう前に、更に畳み掛けるようにその場から前にジャンプし飛び蹴りを轟に放つ

交わすことが出来なかった轟はそのまま氷の壁にぶつかり、壁をぶち破りステージに放り出される

 

「ぐわああ…っあぁ」

さっきから戦って思う事がある、こいつ明らかに動きが鈍い

なんなら戦い方に違和感がある、元から使わねぇってほざいてる炎だ

 

緑谷の時は何か心境の変化があったのか炎を使った、なのに今のコイツはまた氷だけの力技だ

正直俺がやることじゃねえけど…今のままのコイツじゃ

 

またアイツみたいな奴が生まれちまう!

 

「おい 轟」

「はぁはぁ…なんだ?」

背中が痛むのか庇うように立ち上がり、こちらを睨みつける

今のコイツに言っても聞くかわからねぇが

 

「お前 左は使わないのか」

「……俺は」

俺の言葉に轟は目線を下げ、両手を握る

訳アリか?…普段見てればわかるが頑なに戦闘じゃ使いたがらない左手、思えば体育祭でも緑谷の時以外は使ってない

 

「何か訳アリなんだろうけどよ…それでお前はヒーローになれんのか?」

「なにっ!」

「その状態で負けないヒーローになれんのかって聞いてんだ、なれるんならいいぜ?でもよぉ」

 

「それで救い損ねたらテメェどうすんだ?」

「ッぁ……救い損ねたらって」

「テメェの内情なんか知らねえし知ろうとも思わねぇ、それはテメェの都合だ」

 

「だがそれで……救い損ねたらどうすんだって聞いてんだ!!それで大切な奴を失う奴はどうすんだって聞いてんだよ!!!」

「ッ……俺は…俺は」

項垂れる轟に近づき左手で体操服をつかみ持ち上げる、そして振り上げた右手を轟の顔にぶつける

 

「がっあ!?」

「よく考えて力を使いやがれ!!それにテメェは今な他の奴らを倒してここにいるんだ! それもキチンと考えやがれ!」

柄でもねェ事ここまでしたんだ、これでコイツが変わらなかったらこのまま叩き潰す

 

「俺は…どうしたら」

「負けるなぁー!轟くーん!!」

緑谷!アイツ手術終わったのか、俺と同じ様に緑谷に気づいた轟も緑谷を見つめた後静かに笑って立ち上がる

 

「お前もアイツも…馬鹿だな」

「あん? 誰がバカだよ」

立ち上がった轟は右手に冷気、左手に炎を灯す

「勝ちてぇ癖に敵に塩送りやがって……後悔すんなよ!」

 

後悔ねぇ

「そんなもん とっくに過去に置いてきちまったよ!」

轟の放つ炎を鞭形状に変えたスペードアーツで弾きお互い睨み合う、こっからがホントの決勝戦だ




星司は気持ちが昂ると相手を「テメェ」と呼んだりします

主人公の力で他の皆をユニバース戦士に返信させてもいい?8/1まで

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