掴めヒーロー!   作:妖狐アルル

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体育祭終了! ここから2話か3話閉話挟みますご了承ください


閉会式と過去の話

[長かった体育祭もこれにて終了!閉会式始めるぜ!]

本当に長かった…なんか一日で、色々変わった気がするし

今グランドに居るのは1位から3位の生徒、俺と轟 爆豪だ飯田の奴はなんか家庭の事情で早退だそうだ

 

「さぁメダルを授与するとはこの人!我らが!!」

「HAHAHAHAHAHA!!私がぁぁぁぁぁ!!」

「来た「オールマイト!!」ああぁぁ」

「被っちゃった ごめんね?

打ち合わせくらいしとけよ…閉まらねぇな

 

「ゴホン! では私がメダルを授与していくぞ!」

オールマイトが先ず取りだしたのは銅色のメダル

「爆豪少年!おめでとう君は強いな!」

「へっ! まだだこっから俺は強くなる!!今回は勝ちを譲ってやるけどなぁ!」

こっちを睨むな、オールマイトも反応に困ってるだろ

困りつつも爆豪にメダルをかけ、ハグを交わして銀のメダルを取り出す

 

「轟少年君もよく戦った!」

「緑谷や紅音のおかげです」

「憑き物が取れた顔だ!かっこいいぞ!」

「これからは過去の清算をしていきます、なりたい物になる為 負けないヒーローになる為に」

轟にメダルをかけハグを交わし、今度は俺の前

 

「紅音少年!!見事な戦いだったぞ!」

「そりゃどーも…やるだけやっただけだ」

「それでもだ!君の強さそして想いは必ずいいヒーローになる私はそう信じているぞ!!!」

そして俺に輝く金のメダルを首にかけ、ハグをしようとしてくる

「ちょいまち」

 

「むっ?どうしたんだい?」

「俺は野郎と抱きつく趣味はねぇ」

「いや私もそうじゃないんだけどね!?」

なんとかハグを回避してメダルだけ入手した、だってあのガチムチボディだぞ?絶対蒸し暑いし

 

「さて 今日ここで戦った少年少女は今からどんどん成長し立派なヒーローになるだろう!そして閉会だ皆さん声を合わせてご一緒に!」

「「「Plu「お疲れ様でしたー!!」いやおいー!!?」」」

「そこはPlus・Ultraでしょ!」 「何を寝言言っている!!」 「ちょっとオールマイト!!」

「いや 疲れたかなって…ごめんね?

閉まんねぇなおい……

 

さて…ここからがある意味本番だな

「きたよ 紅音」

「おう……疲れてんのに悪ぃな柳 耳郎 上鳴」

振り返ればまだ体操服の3人が集まってくれた

「聞いてくれるか…俺の過去と俺の懺悔をそして……俺がヒーローをこの世を嫌う理由を」

 

「昔…仲のいい幼なじみがいたんだ、萌美って言ってなよく喋るし笑う奴なんだ」

目を閉じれば花のように笑い、よく通る彼女の声が聞こえる

「あの日の事件があるまでは…な」

 

あの日も2人で学校帰りにいつも一緒に話していた公園に向かう途中だった、その日は朝からニュースで凶悪犯が移送されるって言ってたんだ

でもまさかそいつが脱走して、近くに来て暴れてるなんて思わなかった

 

周りは一目ヒーローとその凶悪犯の戦いを見ようと集まってたよ、俺と萌美は離れようとしたんだがな

いくらヒーローが居たって流れ弾は来るかもしれないし、なのによりによってこっちに来てしまったんだ!!

 

「そして俺はこっちに向かってきた流れ弾を弾こうとした」

右手に持つテガソードを見つめる

「なのに俺は…萌美に助けられちまった……!」

あの時飛んできた凶悪犯とヒーローの攻撃の流れ弾、凶悪犯の攻撃は弾けたがヒーローのはレーザー系の物だった

 

それを萌美は俺を庇って…直撃はしなかったけど爆風で飛ばされ怪我をして意識を失ったままだ…

「その 萌美さんって人は」

「血がかなり流れてたけど俺の血と知り合いの医者の個性で傷は完璧に塞がったけど……意識はまだだ」

 

「その凶悪犯は…どうなったの?」

「凶悪犯…ムーンフィッシュはその後来たヒーローがアイツの個性を塵にして無効化したのを抑えられたよ…そのヒーローの名前は知らねぇけど感謝してる」

「それって13号先生じゃ…」

 

「だから俺はヒーローになりに来たんだ…矛盾してるだろ?ヒーローが嫌いなのにヒーローになろうなんて」

「そんな事ない……そんな事ないよ」

「耳郎?」

 

「アンタは変えたい…いや守りたいんでしょ?アンタみたいな人が出ないように!」

「俺は「だから!」?」

「轟にあんな風に怒ったんじゃないの?」

目に涙を浮かべた耳郎が叫ぶ

 

「俺さ難しい事わかんねぇけど…紅音はヒーローになりたいって気持ちはあるんだろ?じゃないとさ俺達と体育祭前に練習付き合ってくれたりしないだろうし」

苦笑いと言うべきか頬書きながら上鳴が続けていく

「でも俺ちょっと嬉しいんだぜ? 抱えてたの教えてくれたってことはちょっとでも俺らの事信用してくれたんだろ?」

ニカッと笑い飛ばす上鳴

 

「紅音…まずはさ」

俺の両手を取る柳

「約束 守ってくれてありがとう」

「それはどっちの意味だよ…」

「どっちも…そして頑張ったね」

握っていた右手を俺の頭に乗せる柳

 

「辛かった…寂しかったよね?」

俺は……俺は!!

「悔しかったんだ……目の前だったのに助けられなくて……なのにヒーローの憧れは捨てられなくて

目から涙が…とっくに枯れたと思ったはずなのに

 

「ウチも話してくれて嬉しかった」

「俺もだぜ!」

右肩に両手を置き抱きしめるように寄せる耳郎に左肩に手を乗せて笑う上鳴

 

「俺は…ヒーローになっても 目指してもいいんだろうか」

まだ迷ってる…俺はなっていいのかヒーローに

「「「いいよ!!」」」

「あの時…USJの時ウチを助けてくれた紅音はヒーローだった!」

「あのヤベー奴に一人で立ち向かって行ったじゃねえか!あんなのめちゃくちゃかっこいいヒーローに決まってんだろ!」

「入試の時も助けてくれた……あの時から紅音は私のヒーローだよ?」

 

なんだよ……悩んでた俺がバカみてぇじゃねえかよ

「ありがとよ…お前ら」

あーあ本当に閉まんねぇ…目が涙で霞んじまうよ…

 

 

 

相澤視点

「そんな理由があったか…」

壁に背を任せ天井を見つめる

紅音 星司今年入学してきた中でずば抜けた戦闘能力の持ち主であり、何処か俺達プロヒーローを見る目が違うとは思っていた

 

何処か諦めた、呆れた冷ややかな目を向けられていた気はしていた

ムーンフィッシュの事件は覚えがある、そしてアイツが言ってた少女の事も記憶している

 

話題性がムーンフィッシュとヒーローに向けられすぎていてほとんど彼女については触れられもせず世の中の闇に消えていった

「…気張れよ紅音」

 

お前が折れないなら俺達はお前を教え、鍛え上げていくここはお前が学び気づくアカデミアだ

「…しかしアイツそのヒーローが13号と気づいてないのか…」

物を吸い込み塵にするなんて13号以外居ないだろうに…アイツ意外と抜けているのか…

4人に気づかれないように廊下を歩いていく、1人の足音が小さくだが響いていた




はい、紅音のある意味仇はムーンフィッシュでした
もしかしたらこれがまた話に関わってくるかもしれません
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