サイヤ人に転生した俺が転スラ世界で最強になる件   作:ランカー

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初めての友達

ヴェルドラ「む?よく見たらお前、人間ではないな。腰に巻きつけてるのは、尻尾か?」

 

空良「!・・・分かるのか?」

 

ヴェルドラ「うむ。我には分かるぞ。それに、尻尾が生えている人間など見た事がないからな。」

 

空良「そうか。ヴェルドラの言う通り、俺は人間じゃなくて、戦闘民族サイヤ人だ。姿は人間とほぼ同じだが、尻尾が生えてるのが特徴だ。」

 

 俺は腰に巻きつけてる尻尾を動かしてヴェルドラに見せた。

 ヴェルドラは興味深そうに尻尾を見てきた。

 

ヴェルドラ「ほう、戦闘民族サイヤ人というのか・・・聞いた事がない種族だな。」

 

 ヴェルドラはそう言った。

 どうやらこの世界に俺以外のサイヤ人は存在しないようだな。

 俺はヴェルドラに何故ここにいたのか、どこから来たのか、色々と話そうとしたその時。

 

空良「ん?」

 

ヴェルドラ「どうした?」

 

空良「いや、何か来る・・・」

 

 俺は後ろを向いた。

 向こうから小さな気配を感じたからな。

 しかも、こちらへ勢いよく向かってきている。

 

?『うわああああーっ!!』

 

空良「お、おっと・・・」

 

 勢いよく何かが飛んできてヴェルドラの周りを覆っている結界に当たり、落ちてきたのでキャッチした。

 水色で丸い生き物・・・こいつ、スライムか。

 俺、本当に転生して異世界に来てしまったんだなと改めて実感するぜ。

 ってか、さっきからスライムがプルプルと動いているな。なんか戸惑ってるみたいだし。

 

スライム『な、なあ、下ろしてくれないか?』

 

空良「!あ、ああ。(スライムの声が、分かる・・・)」

 

 俺はスライムの言葉が聞こえて驚いたが、すぐに地面に下ろした。

 すると、スライムは俺をじっと見てきた。

 いや、そもそも俺の事見えてるのか?

 

ヴェルドラ「聞こえるか?小さき者よ。返事をするがいい。」

 

 するとヴェルドラがスライムに声をかける。

 スライムは戸惑ってるようだ。まあ、返事しろと言っても口がないからへん

 

スライム『もう!うっさいハゲ!』

 

空良「は、バカお前・・・!」

 

ヴェルドラ「ほほう。我をハゲ呼ばわりするとは、いい度胸ではないか!」

 

 スライムがヴェルドラに向かってハゲ呼ばわりしたため、ヴェルドラが咆哮すると洞窟全体が揺れた。

 

ヴェルドラ「久方ぶりの客人かと思ったのだが、どうやら死にたいようだな。」

 

スライム『すみませんすみません!思ってることが伝わるとは思わず!自分自分、目も口もない状態でして!』

 

 ヴェルドラがそう言うとスライムは必死に謝ってるような仕草をしてそう言う。

 するとヴェルドラは何故か高笑いし出して、スライムは目が見えない事を知ると許した。意外に温情だな。

 その後ヴェルドラは、見えるようになっても怯えないことと、また話をしに来る事を条件に、スライムが周りを見えるようにするため、『魔力感知』というスキルの事を教えた。

 その際、俺にこんな事を聞いてきた。

 

ヴェルドラ「お前も魔力感知は使えるか?」

 

空良「魔力感知?」

 

ヴェルドラ「周囲の魔素を感知するスキルだ。」

 

空良「魔素?」

 

ヴェルドラ「この世界に満ちるエネルギーだ。我やそこにいる小さき物のような魔物にとっては生命の元になる物でもある。」

 

 へー、そんな物がこの世界に存在しているのか。

 ドラゴンボールでいう『気』みたいな物か?

 

空良「それなら心配ない。その魔素とやらの探知はできるから。」

 

ヴェルドラ「む、そうなのか?なら問題ないな。」

 

 そう。今気づいたのだが、俺も悟空達のように気を、いやこの世界では魔素か。それを探知できるようだ。

 まあ、ここに来たのもヴェルドラの気配を感じたからだし。

 それに、洞窟の中ではヴェルドラ程の大きな気配ではないが、あちこちに感じていたからな。

 

スライム「お?おお!!見える!見えるぞ!」

 

 どうやら、スライムが魔力感知を使用してようやく見えるようになったようだ。

 するとスライムは近くの池に行って、自分の姿を見ていた。

 俺はとりあえず、スライムに声かけてみることにした。

 

空良「見えるようになったのか、スライムさんよ。」

 

スライム「!ああ。って、なんだよお前、人間かよ!俺はスライムなのに・・・ん?お前、それ尻尾だよな?もしかして・・・悟空やベジータのようなサイヤ人か!?」

 

空良「!、お前はサイヤ人の事知ってるのか?」

 

スライム「そりゃ知ってるに決まってるだろ?ドラゴンボール見てるなら尚更な。」

 

空良「ドラゴンボールを知ってるのか!なあ、もしかしてお前も俺と同じ日本人か!」

 

スライム「!、そういうお前も日本人なんだな!」

 

空良「ああ!まさか、同郷の人に会えるとは思ってなかったよ。」

 

スライム「俺もだ!」

 

 スライムさんは、ドラゴンボールの事を知っていてもしかしたらと思ったが、やはりそうだったようだ。

 まさか、このスライムも俺と同じ日本人の転生者だったとは。

 

ヴェルドラ「おい!我を置いて2人で話しているのではない!」

 

空良「っ!ああ、悪い悪い。」

 

 だが、そこへヴェルドラが横からそう言ってきて俺はそう返した。

 スライムはヴェルドラの姿を見て驚いていた。まあ、見えてなかったんだからしゃーない。

 

ヴェルドラ「では、改めて自己紹介をしよう。我が名は暴風竜ヴェルドラ。この世界に4体のみ存在する竜種が一体である。それで約束は覚えているな?』

 

スライム「も、勿論です!お、お、怯えてなどいません!じゃあ、また話に来ますんで!」

 

 ヴェルドラは自己紹介してスライムにそう聞くと、スライムはそう言って逃げようとした。

 だが、ヴェルドラは『待て』と言って呼び止めた。

 

ヴェルドラ「実に珍しい。本来スライムは思考もしない低位モンスター・・・それなのに自我がある。ユニークか?」

 

スライム「ユニーク?」

 

ヴェルドラ「異常な能力を持つ個体だ。そして、戦闘民族サイヤ人とやらの種族であるお前からも強い気配を感じる。(それに、この男・・・凄まじい潜在能力が秘められているな。)」

 

 ヴェルドラはそう言い、俺の事を見ながらそう思ったのだった。

 俺とスライムはこれまでの経緯を話した。

 スライムは、会社の後輩を庇って通り魔から刺されて死亡し、スライムに転生したようだ。

 そして俺も、不慮の事故で亡くなってサイヤ人に転生した事を教えた。

 

ヴェルドラ『なるほど、お前達は転生者か。・・・物凄く稀な生まれ方をしたな。」

 

空良「稀?どう言う事だ?」

 

ヴェルドラ『異世界からやって来る者は偶にはいるが、転生者は我の知る限り初めてだ。魂だけで世界を渡るのは、普通は耐えられないからな。」

 

空良「俺達のような転生でなく、異世界からこの世界に来た人間はいるってことか?」

 

ヴェルドラ「うむ。異世界人と呼ばれている。そう言う者達は、世界を渡る際に特殊な能力を獲得するらしい。」

 

 なるほどな。俺がサイヤ人に転生してことで気弾を放ったり、探知できる能力を得たのも、それでか。

 俺が獲得した能力は他にもあると思うが・・・ん?待てよ。もしかして、大猿にもなれるってことか・・・?

 

スライム「とりあえず、その異世界人を探して会ってみようと思います。なあ、お前も一緒に行かないか?」

 

空良「そ、そうだな。いつまでもここにいる訳いかないしな。」

 

ヴェルドラ『なんだ?もう行ってしまうのか?』

 

空良・スライム「「しょんぼりしてる!?」」

 

 俺がそう考えてると、スライムがヴェルドラに向けてそう言ったため、俺も続けてそう言う。

 それを聞いたヴェルドラはしょんぼりしてしまったがな。

 

スライム「え、え〜ともう少し居ようかな?どうせ暇ですし。」

 

空良「ま、まあそうだな。別に急いでいる訳でもねぇし、異世界人にすぐ会えるとは思えねぇからな。」

 

ヴェルドラ「そうか!ゆっくりしていくがよい!」

 

 俺達はそう言うとそれを聞いたヴェルドラは嬉しそうにそう言った。

 この際、気になってた事を質問すっか。

 

空良「なあ、ずっと気になっていたんだが、ヴェルドラの周りを覆ってるこの結界は一体なんなんだ?」

 

ヴェルドラ「これか?これは我を封印している無限牢獄だ。」

 

空良「封印?どう言う事だ?」

 

ヴェルドラ「よくぞ聞いてくれた!300年前のことだ。ちょっとうっかり町をひとつ灰にしちゃってな。」

 

リムル「しちゃってなって・・・」

 

空良「うっかりなんてレベルじゃねぇだろ・・・」

 

 そんな時、加護を受けた人間の勇者が現れてヴェルドラは戦ったようだ。

 その勇者は強かったようで、ユニースキル『絶対切断』で圧倒し、もう1つのユニークスキル『無限牢獄』でヴェルドラを封印したそうだ。

 

空良「なるほどな。それ以来、ずっとここから動けないということか。」

 

ヴェルドラ「うむ。そういうことだ。」

 

リムル「その勇者も、異世界人なのか?」

 

ヴェルドラ「いや、その勇者は自分のことを召喚者と言っていた。」

 

リムル「召喚者?」

 

ヴェルドラ「30人以上の魔法使いで何日もかけて儀式を行い、異世界から呼びだすのだ。」

 

空良「ほう、それが召喚者ということか。だが、異世界に住む人間からしたら、たまったもんじゃないな。」

 

リムル「確かに、勝手な召喚で元の生活を奪われるんだからな。」

 

ヴェルドラ「そして召喚者は、強力な兵器としての役割も期待されている。」

 

空良「兵器?まさか、召喚主のか?」

 

ヴェルドラ「そうだ。召喚者は召喚主に逆らえないよう魔法で魂に呪いを刻まれる。」

 

空良「ひでぇ話しだな。異世界に住む人間を召喚して元の生活を奪った上に、逆らえないようにするなんて・・・!」

 

リムル「全くだな!」

 

ヴェルドラ「酷いか・・・元の世界ではどうだったのか知らぬが、この世界では弱肉強食こそが絶対なる真理だ。」

 

 弱肉強食か・・・悟空以外の悪いサイヤ人なら、容赦なく侵略しに行くだろうと、俺はそう思った。

 そしてヴェルドラからその後の話を聞いたスライムさんは、何か考え、そしてある事を思いついたようだ。

 

スライム「・・・なあ、友達にならないか!もちろんお前も!」

 

空良「えっ?友達に?」

 

ヴェルドラ「何!?スライムの分際で我と友達だと!?」

 

 スライムさんがそんな提案してきて俺は驚き、ヴェルドラもそう言った。まあ、突然そんな提案をされたらそりゃあ驚くか。

 

空良「俺としてはありがてぇが、いいのか?」

 

スライム「もちろんだよ!同じ同郷人なんだしさ!お前はどうする?嫌なら別に・・・」

 

ヴェルドラ「馬鹿者!誰も嫌だとは言っておらぬではないか!!」

 

空良「なら、どうすんだ?俺としては嬉しい提案だと思うがな。」

 

ヴェルドラ「そうだなぁ・・・どうしてもと言うのなら・・・考えてやっても、良いんだからね。」

 

スライム (ツンデレか!?)

 

空良「竜のツンデレとか、引くんだけど・・・」

 

ヴェルドラ「なぬっ!?」

 

 ヴェルドラがツンデレでそう言ってきたため、俺は思わず引いてしまった。それでヴェルドラはショックを受けたようだ。

 仕方ねぇだろ。そんなツンデレを見たら誰だって引くだろ。

 

スライム「ど、どうしてもだ!嫌なら絶交。二度とここには来ない。俺は同じ同郷人であるコイツと一緒に外へ出る。」

 

ヴェルドラ「なっ!?し、仕方ないであるな。お前達と友達になってやる。感謝せよ!」

 

スライム「素直じゃないな。」

 

空良「よろしくな。ヴェルドラ、スライムさんよ。」

 

スライム「おう。よろしくな!」

 

 こうして俺、スライム、ヴェルドラの3人?は友達となった。




今回はここまでです。
本当は名付けまで書く予定でしたが、ヴェルドラのスライム(後のリムル)と友達になるまでの話に変更しました。
次回は名付けの話ですが、オリ主はどんな名前にしようかはまだ考え中です。
オリ主のヒロイン複数のハーレムにする予定ですが、誰にするかはまだ未定です。

それでは、また次回。

オリ主のヒロインを誰にするか(再)

  • シュナ
  • ミリム
  • ルミナス
  • ヒナタ
  • 悪魔三人娘
  • テスタロッサ
  • ウルティマ
  • カレラ
  • その他
  • 全員ヒロインでいい
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