その謎を解き明かすべく、我々はジャングルの奥地へ向かった。
『黒閃が発生した』
マジで強いですね、ほも君。
純粋な身体能力は呪霊化というか、魔に近くなったことでバカ高くなっています。
呪力で強化すればフィジギフ並みです。
黒閃が出ればそれすら超えます。
『変幻自在の呪力』は火だけでなく、雷や秤金次のようなザラザラしたものにも変えられるようになりました。
呪力操作は………おん?
この悪魔の角みたいな部位でも呪力が発生して、しかも呪力をより繊細に扱えるようになっている?
えっなにこれは………。
呪力出力の強化、総量も増えてる………ええ?
まあ角のおかげで呪力面の能力が向上して黒閃の発生率が上がってるのでヨシ!(現場猫)
今はなにをしているかと言うと、1日1黒閃です。
黒閃をいつでも出せるようにしておくことで実戦でも使えるようになり、副産物として120%の力が出せるようになります。
ちびちび村に呪力を込めていくのに黒閃のバフはいいドーピングになるんですね。
薬物を使ってるわけでも無いので、反動もない。最高やな!
村の地面、建物、川、空気に至るまでほも君の呪力の痕跡があります。
そのせいで住民は体調を崩したし、川の魚などもほも君の呪力に当てられて死んでますが。
地獄かな?
村の住人もほも君が何かをしていることはわかっていますが、止められません。
ほも君が村の住人を焼いたり好き勝手奪ったりしてるから怖がってるんですね。
ほも君は生まれた時から誰かに『与えられた』経験が無いので、欲しいものがあれば力で奪います。
圧倒的強者、それ故の孤独────
というか、常識を知らないだけですね。やりたいことを我慢するという発想がありません。
つまり、ブレーキが無いということです。流石に命の危機になったりしたら逃げる……よね?
うーん、ちょっとよくわかんないです。
ほも君は積極的に人喰いをしたりはしてません。肉を削いだりしてますが、母親も含めて殺したことはありません。*1
まあ人間なんてマズイですよね。その代わりに村全体から食料を奪ったりしてますが。
殺すよりはまともです。
でも寝込みを襲われた時に考えたのが命の危機じゃなくて『火が綺麗』だったんだよなぁ。
明らかに異常ですね。命に頓着がないというか、他を優先するのはイカれてます。
まあ呪術師はイカれてなんぼやな!ヨシ!
呪力で満たされた村。
まさに
こんな場所があったとは、と女は笑う。
どうやら、この村に住む一人の術師が土地そのものに呪力を込めているようだ。
莫大な呪力……女が知る中でも最高の、呪いの王にすら匹敵するほどの呪力が込められている。
まさか在野の術師、それも現代の存在がここまでの呪力を持つとは。
「………おや」
子供が現れた。
その頭には赤黒い角が生えており、見ただけでそれが異形の者であると理解させる。
その眼は紅く、まさに魔性の────
バチッ!
子供の姿をした魔性の手から雷が放たれ、女の右手を炭化させた。
「縄張りに入られてお冠なのかい?」
間違いなく、この魔性こそが村全体を呪力に浸した犯人だ。
先程の雷は呪力特性だ。江戸時代の強者、鹿紫雲一も同じ性質を持っていた。
自分の腕に溜めた呪力と土地に刻まれた呪力、その両方を使った帰還電気だろう。
おそらく、女に会ったのも偶然ではなく狙ったものだったのだろう。
呪力によるマーキングが成されているこの土地はこの魔性の体内と言ってもいい。
この村全体が感知範囲なのだ。
「原理としては、未完成の領域に近いかな?」
千年もの間積み上げてきた呪術ノウハウにより、女は魔性の手管を看破した。
「それにしても、君のような存在が生まれるとは。これもバランスが崩れた影響かな?」
呪術師、呪霊、非術師。女からすれば、これは人間という“呪力の形”の可能性の一つに過ぎない。
もっとあるはずだ。誰も知らない、見たこともない『何か』が。
過去には呪霊の可能性を追い求め、呪胎九相図などというものを作りもしたが………失敗だった。
女はさまざまな時代を生き抜き、そしてあと20年もしないうちに死滅回游を、『その先』を見ようとしている。
「その点から言えば、君はまさしく『未知』だ。面白いね」
呪霊と人の中間。そんな言葉では片付けられない異常性が、この魔性にはある。
腕が四本、顔が二つ。奇形で異形ではあったが、術師として他を圧倒するほど有利になれる。
この魔性もそうだ。
それは腹であり、ここを破壊されれば呪力を練ることすら出来なくなる。
また、術式は頭で回すものだ。腹から頭まで───首など───に流れる呪力を遮断すれば術式は使えなくなる。
だが、この魔性はその異形の角でも呪力を練ることが出来る。
つまり、頭さえ無事ならいくらでも術式を展開することが出来るのだ。
「角は感覚器官の要素も取り入れてるのかい?
確かにイッカクの角は──厳密には歯だけど──
海水の塩分濃度や環境変化を感知する能力がある」
「他にも、カタツムリの触角は、触覚、視覚、味覚、嗅覚を統合する役割を果たしている」
「キリンの角なんかは脳に溜まった熱を放出するためという説があるらしいよ」
「そういった意味では、呪力の最適化を果たした生物が呪力を扱う角を持っていても不思議ではないのかな?」
「角と一括りにしても、その成り立ちは全く違うことも珍しく無いんだよ」
「君のそれはウシ科、インパラ*2などに見られる洞角に形が似ているね」
「シカの角などは生え変わるけど、君のはどうなんだい?」
「角というのは呪術的にも意味のあるものでね。ほら、鬼の角はウシ科のそれだろう?」
「角は昔から強さの象徴とされてきた。日本刀の置き台にしたこともあったんだ。今でも探せばあると思うよ」
「サイの角なんかは漢方として使われた。医学的に効果はないけどね」
知識、考察、問いかけの嵐。
好奇心で千年間活動してきた女にとって、目の前の『未知』に対して溢れ出る欲を抑えることは出来ない。
「………………」
魔性は興味無さそうに、先ほど女の右手を炭化させたように手に呪力を込める。
これが頭か腹、術師としての弱点に打ち込まれれば女であっても危険だろう。
「せっかちだね。もっと余裕を持つべきだ」
そう言って、女は炭化した右手を
高度な反転術式。正の呪力を扱うことで肉体の欠損すら治してみせた。
「……………!」
「気になるかい?」
魔性は興味を持ったようだ。
ここで呪術についての知識をこの魔性に教えてもいいのだが………
「────いや、
自らの手から離れた渾沌。それこそが、女が求める『未知』が生まれる場所だ。
なにも知らないこの魔性が、どう成長するのか。それを見てみたい。
「とはいえ、少しヒントはあげようか」
村と外の境界線に沿って結界を形成する。
呪力は村から出られない。その代わり、それ以外の全てが出ることができる。
全てのものが村に入ることができる。その代わり、一定以上の呪力がないとこの村の異常を感知できない。
「他の呪術師に見つかると面倒だ。気休めだけど隠してあげよう」
『女は立ち去った』
びっくりした(素)
まさか一般通過羂索が現れるとは。
この時期は宿儺の器の作成(出産)に力を注いでいるはずなんですけど。
あ、もう出産したのか。*3
羂索は千年以上生きた呪術師で、マジで強いし知識もあります。
大抵のものは聞いたことがあったり、見たことがあります。呪術も、そうじゃないものも。
本編で
まあ漫才の起源は平安らしいので、羂索も好きだったんでしょう。
そんな体を張るお笑い芸人羂索ですが、強さにムラがあります。
身体能力や術式は肉体に依存するんですね。なので戦闘用とそれ以外では差が出ます。
今回は虎杖の母、香織としての肉体でしたね。
戦闘用ではありません。宿儺の器を産むために調整した肉体なので、虎杖悠仁が生まれた以上、次の肉体を得るまでの繋ぎなのでしょう。
場合によってはほも君が肉体を乗っ取られていたかもしれません。こわ〜。
しかし、羂索がここまでほも君に興味を示すとは想定外でした。
考えて見たらわかることですけどね。こんな珍獣みたいな存在、絶対見逃すはずがありません。
まあ、戦いになっても勝てます。(常勝不敗)
魔性の肉体に呪力強化をしながら黒閃出して殴れば勝てます。
芸のない戦い方ですが、これが一番強いですね。
別に、ほも君なら他の戦い方も出来ます。
この呪力出力でグラニテブラストの真似したら村どころか向こうの山まで被害が出ます。怪獣?
呪力特性は呪力に効果が上乗せされるので、火とかにしたら山火事です。
まあ呪力がスッカラカンになりますが、それでも遠距離ではかなり有効です。
でも、それって肉体に同じだけの呪力を纏った方が攻撃力出るよねって話になっちゃうんですよ。
殴れば黒閃で威力2.5乗のチャンスまでありますし、絶対そっちの方がいいんですよね。
こんなんだからゴリラ廻戦になる。やっぱ大事なのはパワーやで。
特殊な防御とか無ければ、ゴリラ力で完全に上をいく存在には勝てません。
だからゴリラ力を鍛えるんですね。
Q 五条は特殊な防御を持ってますが
A ゴリラ力でどうにかしろ
先輩走者による手助け。ありがて〜!