《RTA》『限りを齎す者』《完走失敗》   作:アーっr

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今明かされる衝撃の真実───!


RTA本番4

 

 

 『身体を治した』

 

 はい、天才。

 

 

 

 

 

 

 

 一般通過羂索に遭遇してから、反転術式の再現をしましたが………なんかおかしいな?

 

 いや、出来てはいますよ。間違いなく正のエネルギーを使って肉体を治しています。

 でも、なんか、これ………

 

 『呪力を燃焼させる』

 

 反転術式を使いながら呪霊のように呪力で肉体を治してますね。なんでやねん。

 

 魔に近づきすぎるとこうなるんですね。宿儺とかでもほも君ほど呪いに近くないんですけど。

 

 しかも反転術式を使えるってことは、呪霊化とは違い肉体がしっかり存在しているってことです。

 

 反転術式………正のエネルギーは呪いに対して特攻があるので、呪霊などは使えません。

 氷属性の存在が炎を使うみたいな感じで、普通に消滅します。

 

 

 呪霊はその全てが呪力によって構成されている存在なので、呪力を使って身体を治します。

 ですが人間は肉体があるので、ただ呪力を使うだけでは治りません。

 

 

 そのためにマイナスである呪力を掛け合わせて正のエネルギーを生み出し、それによって様々な効果を得ます。

 ですが、これにはかなりの呪力を消費します。

 

 

 

 呪霊は

 

 呪力=回復

 

 なのに対し、術師は

 

 呪力✖️呪力=正のエネルギー

          (無駄な消費あり)

          回復

 

 という図になります。全然違いますね。

 

 そもそも反転術式を使う段階、呪力を掛け合わせることすら才能が無ければ出来ません。

 

 これは生得術式とは違い、単純な呪力操作の延長として存在するものです。

 

 原理としては正のエネルギーが血など、肉体の欠損を補う形で変換されているらしいです。

 同じく呪術廻戦に登場する、ほも君も持っている『構築術式』などと同じ原理だと言われています。

 

 

 ………え?ああ、はい。言ってませんでした?

 

 ほも君は術式を持っています(・・・・・・・・・・・・・)。空を飛ぶ呪霊が登場した辺りで言ってたと思うんですけど。

 まあ、構築術式なんてハズレの部類です。

 

 レギュレーション的にもこのRTAでは使わないので、気にしないでください。

 

 

 話を戻して、構築術式の説明からいきましょう。

 

 構築術式は呪力を消費して物質を生成する術式で、0から物を作るという神の所業みたいなことをしてるせいで呪力消費が半端ないです。

 

 本編では出涸らし(真衣)ストーカー女()が使用していましたね。

 

 

 反転術式は肉体限定の、正のエネルギーを利用した構築術式です。

 ただでさえ呪力を掛け合わせて消費が激しいのに、構築術式同様0から肉体を作るので、よほど呪力量があるか効率が良くないと使えません。

 

 

 工程は普通の術式と同じで、腹から出た呪力を頭に送って使います。

 なのでその途中の地点、首などを攻撃されるとその流れが遮断され、効果が発揮出来なくなってしまいます。

 

 

 

 ただでさえ難しい反転術式ですが、そのアウトプットがもっと難しいです。

 

 輸血する際に血液型が重要なように、呪力にも相性があります。

 相性が良ければ反転術式は問題なく他者にも使えますが、悪ければ拒絶反応が起きます。

 

 

 一説によると、この相性は反転アウトプットが出来るかに大きく関わってくるとか。

 

 両面宿儺と五条悟はかなりわかりやすいですね。

二人は最高峰の術師ですが、呪力に大きな違いがあります。

 

 両面宿儺の指は呪霊が寄ります。呪霊………他者との呪力の相性が良いと思われます。

 

 逆に五条悟が領域展開をした駅では、その残穢のせいで呪霊が近づけなくなっていました。

 他者との呪力の相性が悪いと言えるんですね。

 

 

 反転術式はあくまで呪力操作の延長です。しかも、両者とも自らに反転術式を使用できます。

 

 ではなぜ、宿儺は反転アウトプットができて五条悟には出来ないのか。これこそ、呪力の相性と言えるでしょう。

 

 

 

 

 とまあ、ダラダラと反転術式について語りましたが、何が言いたいかと言うと。

 

 

 ───ほも君、おかしくね?*1

 

 

 これは私の想像になってしまうのですが、今の

ほも君は同化しなかった天元と同じ存在になっているのではないでしょうか。

 

 まあこんな場末のRTAもどきを見てる方は知っているかもしれませんが、一応説明します。

 

 

 天元は不死の術式をもつ術師です。ですが、不老ではありません。老います。

 

 どうやら呪術廻戦の世界では、一定期間*2同じ体で生き続けると、肉体が強制的に『進化』してしまうらしいです。

 

 

 「個人としての自我が消え、天地そのものが自我となる」と作中で天元は語りました。

 

 これはおそらく、仏教における『捨』、あるいは『解脱』に近い概念だと思われます。

 簡単に言えば、肉体に囚われなくなります。

 

 

 これによって、同化しなかった天元は呪霊に近い存在となり、どうかした天元になっちゃいました。(どうかだけに)

 

 

 

 

 では、ほも君はどうでしょう。

 まだ10年も生きていませんが、よく食べているのは呪霊。人間の負の感情の塊です。

 

 呪霊を食べる時、ほも君はその呪霊が持つ呪力に合わせて自らの呪力を変化させます。

 

 

 他人の負の感情(呪霊の呪力)と同じになる事、すなわち同じ呪力を持つならば、呪術的には同一人物なのでは?

 

 ………個人としての自我がないのと同じでは?

 

 

 おそらく、呪霊と同じ方法*3をとれた理由はここにあるんでしょう。

 ほも君は解脱しかけているという事です。

ほも君は仏だった………?(ヘイトスピーチ)

 

 回復する方法が二種類あったのは、ほも君が未だ肉体に囚われているからだと思われます。

 ですがそれは、呪霊の部分もあるということ。

 

 

 何が問題かって、呪霊操術の対象になってしまうんですよ。

 

 五条悟と戦うために村を調整していますが、もし闇堕ち前の夏油が来たら?

 夏油の肉体を乗っ取った羂索が来たら?

 

 

 戦闘にはなります。多分勝てますが、かなり消耗します。

 もしも、その一瞬で呪霊操術を発動されれば。

 

 ほも君はゲットされてしまいます。

 

 

 そうなれば記録は無駄に延長、今までの努力が水の泡です。

 

 

 祈るしかないですね。

 俺のRTAいっつもこうじゃん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『黒閃が発生した』

 

 はい、また2年経ちました。今は2005年です。

 

 あれからずっと考えていましたが、天元と同じ存在になるだけだったら羂索があんなに興味を示すとは思えません。

 

 そもそも、ほも君の自我は薄いとは思えません。生きるためとはいえ村中から物を略奪するやつの自我が薄いはずないだろ!

 

 つまりほも君にはもっとやばいネタがある………

ってコト!?

 

 まあ、そうでしょうね。

 

 

 今まであった角は太く長くなり、紅い目は重瞳に変化しています。

 

 重瞳というのは一つの眼球の中に複数の瞳孔がある状態のことで、古代中国では地位が高い者の特徴とされていました。

 

 

 両面宿儺を思い出しますね。あちらは眼球がいっぱいありましたが。

 

 歳を重ねる度に人から外れていくほも君。一体どこまで行ってしまうのか。

 

 

 …………呪霊の部分と人間の部分が二つに分かれて宿儺みたいになったりしないよね?

 

 

 

*1
今更

*2
500年ほど

*3
呪力=回復




無から物を作り出す、神のような力を持つ存在が
解脱しかけている。
こう書くとなんかすごそう。
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