《RTA》『限りを齎す者』《完走失敗》   作:アーっr

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………(呪術モジュロを見る)
良いんだな、芥見!(ソラ)に夢見て良いんだな!?


RTA本番7

 

 

 きれいな、空のような蒼い瞳。

 

 きらきら輝いて、吸い込まれそうで。

 

 

 「───ほしい(・・・)

 

 

 

 

 

 

 『記憶の旅が終わった』

 

 あまりにも遅いので処理落ちしたかと思いました。タイムロス!

 

 夏油傑から共有した知識で五条悟の存在を認識しましたね。これでヨシ!(現場猫)

 

 

 結局夏油はどうなったんでしょうか。

 ほも君は処理落ちしていたので、食べたりしていないはずですが………?

 

 逃げたんでしょうか。確かに結界はあくまで呪いを閉じ込めるだけで術師は出られます。

 

 まあ別に負け犬が一匹増えたところで私のチャートは狂いません。尻尾巻いて逃げな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───そんなはずがない。

 

 「悟。傑が、任務で───」

 

 ───負けるはずがない。

 

 「上は、お前を派遣して事態の収集を───」

 

 ───だって、俺たちは。

 

 

 

 

 

 

 

 「───オマエ、傑をどうした?」

 

 報告にあった村。その中で。

 

 人型にあるはずのない角

         ───どうでも良い

 

 眼の中にある複数の瞳孔

         ───どうでも良い

 

 呪霊とも呪詛師ともつかぬ異形

         ───どうでも良い

 

 「───きれい(・・・)

 

 「どうでも良い。死ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『五条悟が現れた』

 

 戦いの始まりだ!

 開始の合図は先制攻撃だぜヒャッハァ!

 

 『黒閃が発生した』

 『攻撃が当たった』

 

 幸運(ラッキ〜)

 夏油の記憶を追体験したほも君は、当然無下限のことを知っています。

 

 本当なら初手は無下限で止められ、そこから戦闘が始まるはずでしたが、今回はそんなこともなく。

 無下限の手前で黒閃を発生させ、空間を歪ませる事で攻撃を当てられました。

 

 しかし、黒閃が発生させた歪みを捉えて二撃目を繰り出しましたが、そちらは黒閃が発生しませんでした。

 

 つまり───

 

 『───”赫”』

 

 『弾き飛ばされる』

 

 はい。あんまり効いてません。

 しかも手の内を見せた事で対策してきます。

 

 『“赫”』『“赫”』『”蒼”』『“赫”』『“赫”』

『“茈“』『“赫”』『”蒼”』

 

 つまり、射程外からの徹底した攻撃です。

 

 

 

 

 

 

 連撃、連撃、連撃───!

 

 無下限を突破されたことは純粋に驚いた。“赫”で大きな傷を見せない耐久性には苛ついた。

 そして、心のなかで、ほんのすこし。

 

 これ程強い相手なら、傑が死ぬのも───

 

 「そんなわけねぇだろ!」

 

 否定する。しなければならない。

 俺達は最強だ。二人で最強だ。

 

 “赫”を放つ。避けられる。

 肉体の呪力強化、呪力をジェットのように噴射した事による加速、黒閃による超加速。

 更に、あの時(・・・)のアイツのように、空気を蹴って進む三次元的挙動。

 

 ”蒼”による瓦礫の吸引、壁の作成及び足止め。

 意味なし。周囲の瓦礫にはアイツの呪力が篭っている。それを感知すればこちらの動きもわかるし、瓦礫程度でアレは止まらない。

 

 接近を狙った瞬間の“茈“。

 呪力を多く纏う角に弾かれる。ダメージは分からないが、表面的な視点ではヒビが入った。

 が、瞬時に回復した。

 

 

 火力が足りない。命中させるにはアイツが速すぎる。近付けさせないので限界だ。

 

 このまま行けば呪力消費の差で負ける。

 

 おそらくアイツには、黒閃しか無下限を破る手段がない。つまり、接近するしかない。

 

 チッ、と舌打ちをして。

 

 「──来いよ虫ケラ。潰してやる」

 

 

 

 

 

 

 『何か危ない気配がする』

 

 シン・陰流の『居合』ですね。

 五条ともなれば、即座に解除して無下限を発動し、こちらを狩る事もするでしょう。

 

 その勝負、乗ったるわ(傲慢)

 

 『正面から飛び出す』

 

 行けっ流星のように!黒閃パンチだ!

 

 『動きが止められた』

 

 引っかかってて草ァ!

 

 

 

 

 

 

 一瞬。

 獣のように飛び出したソレは、五条悟の正面10m程で突如動きを止めた。

 

 呪力を噴射して脱出しようとするが、後方にも無下限がある。

 

 

 『居合』はブラフ。ヤツが飛び出すその瞬間に解除し、前面に無下限を貼る。

 

 『自分の身を守らない』という縛りで自身から離れた位置に出現した無下限は、ソレを捕まえた。

 

 「九綱、偏光、烏と声明、表裏の間」

 

 呪詞と掌印を省略せずに放つその一撃を、更に『一点だけに攻撃する』という縛りで強化したもの。

 

 その一撃が向かうべき箇所を、五条悟は見抜いていた。

 

 「(一撃で終わらせるには頭しかない(・・・・・)。反転での回復を防ぎ即死も狙える頭を、消し飛ばす!)」

 

 「虚式 ”茈”」

 

 ───最強の一撃が、放たれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『()が破壊された』

 

 何を四天王!?(素)(慢心が帰ってきた)

 ほんの少しだけ無下限を中和して(・・・・・・・・)身を捩らなければ、頭に当たって即死でした。

 

 ………まぁ、とはいえ。

 

 『呪力出力が低下した』

 『呪力総量が低下した』

 『呪力生産量が低下した』

 

 バッドステータスだらけです。

 

 アオーン!許してピーヤ!とっとり!

 もうやだ!小生やだ!

 

 

 捕まった虫みたいに潰されて死んじゃう〜!

 慢心して突っ込んだせいだぞテメェ!RTAは忍耐が大事だろうが!突発的なオリチャーに走るな!

 

 今の牽制で火でも放てば良かったやんけ!何で真正面から突っ込んでんだよ!

 

 『呪力を溜めている』

 

 ほらもう五条が攻撃するよ。

 

 終わる………RTAが。

 完走失敗です………。

 

 

 

 

 

 ───RTAを失敗するのは良い。慣れている。

 走者のミス(メガトンコイン)のせいでもある。

 

 ───しかし!敗北は嫌だ!

 何が何でも勝ちたい!今そう思った!

 

 だから───行くぞほも君!

 どうせRTA失敗なんだ!

 

 どうせ失敗ならレギュレーションを破ったとしても勝って終わらせたい!

 

 

 と、いうわけでぇ(ネットリ)

 

 

 

 

 

 五条悟は、トドメの一撃を加えようとしていた。

 しかし、五条悟は見た。

 

 呪霊ならざる怪異、ヒトならざる化性。

 その、命の脈動を。

 

 

 

 ───術式(・・)が回る。

 

 逆再生のように、或いはタイムラプスを見ているかの様に、角が再生する(・・・・・・)

 

 それどころか、背中には蝙蝠のような翼、腰には尻尾すら生えている。

 

 

 角はただ再生しているだけではない。

 2本4対だった角は、まるでドリルのように大きな一本に纏められている。

 

 

 「───きゃ」「きゃきゃ」「きゃっきゃっきゃ。きゃきゃきゃきゃ」「きゃきゃきゃきゃ」「きゃきゃきゃっ」

 

 

 そうして、悪魔(赤子)は生まれ堕ちた。

 

 




RTAにおいてレギュレーションは神への誓い。
それを破るということは、神に背くという事。
レギュレーション違反者=悪魔
            L.E.D 照明完了。
レギュレーションを破ったので強制敗北。
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