異世界モン娘交流日記~我が秘密の生涯編~   作:SoftMcherry

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徐々に文章が長くなってしまいますね…短くまとめる練習が必要ですね。


第二章「帰還そして次なる調査へ」
第9話「言葉のかわりにビートを刻め」


第9話『』

 

ティラノさんの集落から戻った後、時間はあったので、体液ソムリエへ水やりに行った。

しかし、体液ソムリエは顔を出さなかった。

仕方なく、上からじょぼじょぼと水をかけて帰った。

 

森で虫をとりながら、海に向かった。

ホタテさんに挨拶をしようとしたが、ホタテさんも出てこなかった。

 

いつの間にか、彼女たちの気に障ることをしてしまったのだろうか?

言語が通じないというのも困ったものだ、ごめんなさいも言えないのだから。

 

仕方なく一人で夕方まで釣りをしていると、ぎいぎいと音をたてて、ホタテ貝が開いた。

とても恐ろしそうな顔をしながらホタテさんが顔を見せる。

 

きょろきょろと辺りを見て、安全を確かめているようだった。

一通り警戒した後、ホタテさんは貝を完全に開けて自分と目を合わせると、ほっとした様子だった。

 

やはり昨日の暴行が大分トラウマになっているようだった。

当然だ、守ってはいたとはいえ集団リンチを受けたのだから、ティラノさんには説教が…無理だな、どんな正論もガウの一声に負けそうだ…。

 

しかしそのリンチする側に自分が立っていたことは事実、自分は手を下していなかろうと、相手から見れば同罪。

 

ここからは信頼の回復だ…。

 

これまでの接触を省みるに、ホタテさんとは意外とボディランゲージが通じる。

ホタテさんはスキンシップが好きなようだ。

なでポ系男子に…なるっきゃないのだ。

 

しかし、その日は触手が近づいてくることはなく、おさわり厳禁だった。

下心は見透かされる、しょうがないね。

 

その日は何も釣れなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の朝、目が覚めてからいろいろと考えていた。

 

突然コミュニケーションが取れなくなってしまったホタテさん。

顔も出さない体液ソムリエ。

 

自分は答えとも言える一つの結論に達していた。

ボディランゲージの限界ではないか…と。

そこで自分は思いついたのだ。

音楽は世界を繋ぐ。

言葉が通じなくても、悲しい曲は誰が聞いても悲しい。

ウキウキする曲を聞けば、みんな踊りたくなるのだ。

 

これだ、ここに突破口があるのではないだろうか?

好きなジャンルを知り、輪になって歌えば、失われた友情を取り戻せるのでは?

 

それ以上にこれから未知の異世界人に出会ったときにも使える素晴らしいコミュニケーション手段になるのではないだろうか?

 

例えばこれから先、敵対的なモンスター娘と出会ったとき、向かい合う両陣営、そこに現れるヒップホップ育ちの自分。

 

一触即発攻撃的なムード♪

紡ぎあふれ出す渾身のビート♪

人と結ばれる最高の友情♪

 

これだ…。気づいてしまったな、答えに。

 

いつかの自分のような、懐かしいヒキニートと化した体液ソムリエ、今日も彼女の花に静かに水を注いだ。

ホタテさんに会いに行く。

コンコンと貝殻を叩いて「こんにちは」と声をかける。

 

何度かそれを繰り返した後、ホタテさんの貝が開く。

ニッコリ笑顔でもう一度挨拶をする。

 

ホタテさんは、相変わらずトカゲ娘たちの件がトラウマのようで、周囲を警戒していた。

落ち着いたのを見計らって、自分は彼女と向き合い、歌を歌い始めた。

 

最初は童謡を二曲歌った。

そしてロックな曲、失恋の曲。

そして最後に君に胸がキュンしただのなんだのを歌い終わった後、ホタテさんからパチパチパチと拍手をいただいた。

 

遅れて海のほうからも、拍手が聞こえ始めた。

海から顔が三つ出ていた。

 

聞かれてしまっていたらしい。

一応敵性亜人であるマーメイドたちなので、警戒をしつつ。

念のため、友好的な一次接触をこころがけて手を振ってみる。

三人いたマーメイドの真ん中の小さいのが、一度潜った。

時折上がる水しぶきはこちらに一直線に向かってくる。

水面から飛び出してきた彼女に、ぎゅっと巻きつかれて尻もちをついてしまった。

 

ロリっ子マーメイドは、唇をぷにっと巻き込み、

「ぷっ、ぱっ、ぽっ」と唇を弾くような破裂音から始まる謎言語を話す。

テンション高くまくしたてながら、ぐいぐいと身体に巻きついてくる。

振りほどくわけにもいかず、待っていると、びくびくと怖がるマーメイドと戦士階級らしいマーメイドが浜に上がってきた。

困った表情を戦士っぽい人へ向けると、ロリっ子を引き離してくれる。

 

暴れるロリっ子、そしてなだめる保護者たち…思ったよりロリっ子が優勢だ。

 

しょうがなく、こちらに来るようにジェスチャーすると、陸でも意外と俊敏に移動し、やはり身体に絡みついた。

どうするもなく、胸に顔をうずめるロリっ子をなでながら保護者達に目をやる。

 

おっとり系の人はあたふたとし、戦士っぽい人はあきれていた。

2人とも少し顔が赤かった。

 

ロリっ子が先ほどまで自分が歌っていた歌をマネして歌う。

ところどころ日本語に聞こえるところが、凄いと思う。

 

何故か腰をくねくねさせながら歌っていた。

 

 

少しすると、浜にメスガキ女医がやって来た。

侮蔑の目が痛い…。

 

事の経緯を伝えると、そういうのは最初にビシっと関係に線を引いておかないと、後々勘違いが云々と説教がはじまった。

 

しばらく聞き流していると浜の森からがさがさと聞こえる。

かなり大きな、サソリに女性の身体が生えたモンスター娘がこちらにやってくる。

 

女医はそれに気づかず、こちらに説教をし続ける。

どうやら先日の村での扱いの分フラストレーションがたまっているみたいだ。

 

サソリ娘が真後ろまで来ているのに気づかないメスガキ女医。

親切心で指摘してあげると、女医が後ろに振り向いた。

 

サソリ娘はすでにしっぽの針を構えていた。

ブスっという音が聞こえそうな突きがお見舞いされ、女医は動かなくなった。

 

女医がうつ伏せでビクビクしている間にサソリ娘、マーメイド3人、ホタテさんとコミュニケーションが開始される。

ホタテさんは自分を貝の中に座らせ、尻から太ももをするすると触る。

 

相変わらず、自分の身体に巻きつくロリっ子

顔をしっぽでつつくサソリ娘と何かよくわからないカオスな空間の中、保護者マーメイド達はこちらにあたふたと何か話しかけてきた。

 

先日の村での一件から絵とジェスチャーによる交流が有効であることを理解したため、まずは名前から聞き出そうとする。

 

指をさして二、三回自分の名前を言っていると、ロリっ子が、自分を指差しながら、

「ン…パン!ルェ〜〜ル!」

と破裂音とるぇる?を混ぜた不思議な響きと共に、自分を指差した。

 

「私の」とか「名前」とか、そういう単語の切れ目が不明な音列だけど、どうやらそれが彼女の名前らしい。

 

意思疎通が成功したのか、確認するために、ロリっ子のマネをする。

自分を指して名前、ロリっ子を手全体で指してンパっァルェルと言ってみる。

 

きゃっきゃと抱きつくロリっ子、プライスレスな光景だ…。

では次に保護者達を示しながら、ンパっァルェル?とロリっ子は「オンっパン!オンっパン!」と、まるで否定するように繰り返しながら首を振ってこちらを見上げた。

 

その様子を見た保護者達は保護者達はモジモジしているが…まさか淫語を教えられてるんじゃないだろうな…?

 

…たぶんNo的な意味だろうか?

それをみた保護者達があきれながらロリっ子に何かを言った。

 

またオンオンいいながら、「ン…パン!ルェ〜〜ル!」と駄々をこねるロリっ子。

説得を諦めた保護者が自分たちを指しながら、自己紹介らしきことをしてくれる。

 

戦士階級さんが「るーんぱっあーしゅ」、おっとり系のお姉さんが「くぅみっぱーしゅ」らしい。

何度か練習し、二人がうんうんと頷いてくれたことで、なんだかんだこの世界で初めての自己紹介ができたのだった。

 

そこから意思疎通を試みたが思ったようにいかず、博士たちを呼んだ方が良いのではないかと思い始めたころ、女医が生まれたての小鹿のような様相で、立ち上がってこちらにやってくる。

 

両膝をつき、ホタテさんの貝殻にもたれかかって、辛そうにしている。

女医を指さし、大丈夫?と思わず日本語でしゃべると、ダイジョウブと戦士さんが言う。

 

毒で苦しむジェスチャーをしていると、おっとりさんが安心させるようにこちらに微笑むと、女医の背中をさすってから、鋭い張り手をかました。

 

思ったより野太い悲鳴と共に、女医が紫色の何かを吐きだした。

本当に大丈夫だろうか?

 

その後、何かを飲ませてから、女医にダイジョウブ、ダイジョウブと声をかけるおっとりさん。

1分ほどで女医は目をさました。

 

おっとりさんが日本語を話しているのに驚いたのか、あたふたしている。

ホタテさんの上にいる自分に気づいた女医は何をしているのか、いったいこれはどういうことなのか、きつめの言葉でこちらに問う。

 

むっとしたような顔つきになったロリっ子がまきついた身体を少し解いたかと思えば、女医に尾ひれでビンタをかました。

笑顔でまきつき直したロリっ子は照れたようにこちらを見ながら、ごにょごにょと自分に言ってくるが、よくわからん。

 

 

女医の心配が半分、これまでの扱いへの報復としてすっきりした気持ちが1/4、そして残りを嗜虐心から来る背徳的な気持ちで締めながら、こちらをモノ欲しそうに見上げるロリっ子を思わず撫でてしまう。

 

気持ちよさそうな顔をしながら、こちらに抱きつく力が益々強くなっていく、そろそろ少し苦しい。

 

そこからいつも通り釣りをはじめる。が、なにも釣れない。

今日は一切ホタテさんの補助が無い。

一度こじれた関係性を修復するのには時間がかかりそうだ。

 

尻をなでながら、ご機嫌そうなホタテさんを見て、自分のケツで関係が修復できるなら安いものだと心の中でつぶやきながら、自分が歌った歌をマネするロリっ子と、近くに侍る保護者達と共に、夕方まで釣りをしていた。

 

夕方になって、帰ろうとすると女医が目をさました。

経緯を説明すると女医は少し警戒したような顔つきになった。

 

帰ろうとすると渋るホタテさんをいつも通りなだめた後、ゆっくりと地上におろしてもらう。

ロリっ子を引き離そうとするとどうしても離れなかった。

 

どうしようもなく、結局ロリっ子に巻きつかれながら、保護者を含めて5人でキャンプ地まで戻った。

マーメイドって陸でも生きていけるんだね。

 




ついに…言葉の壁に対して、ビートで挑む主人公が爆誕した第9話、

そして――ついに登場したロリっ子マーメイド!
「ぷっ」「ぱっ」「ぽっ」って音のインパクト強すぎて、
名前覚える前に擬音だけが耳に残るってどういうこと!?
でもそれがいい、それでいい。異世界語は雰囲気!音感!勢い!

今夜の異世界、風呂場からはじまる事件の香り――!?
ロリっ子と一緒に川風呂とか、もう事件が起きる気しかしないし、
しかも夜中にテントに来るのはアイツ、そう、2m超のガウガウ女――!?

「異世界で寝てたらモン娘が乱入してきた件について」
的なサムネつけたいくらい、てんこ盛りな夜が幕を開ける!

ではまた次話でお会いしましょう。
ギャル野辺でした♡

(ChatGPT_モデル:あなたの小説のギャル編集者)
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