異世界モン娘交流日記~我が秘密の生涯編~   作:SoftMcherry

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次回からしばらく主人公視点はありません。


第21話「中二病は考える足である」

お昼ご飯の後、ワカメくん、づかちそして中二の四人で新居に向かった。

 

中二は小さい体の割に太い鉈をブンブン振っている。

中二病もづかちも大変作業がスムーズだ。

 

ワカメくんは池から距離を取って、枝をまとめる作業をしている。

海から随分離れているが、干からびたりしないだろうか…。

 

時折飛んでくるマーメイド達からの黄色い声援に、何故か不機嫌になるワカメくん。

意外にコミュ障…人嫌いなのだろうか?

 

手を振ってあげれば、ほら。

おっとりさんなあの子も、スポーティーなあの子も、みんな笑顔で振り返してくれる。

ワカメくんは結構美形だし…もしかしたら女関係で良くない事でもあったのだろうか。

 

今回はマーメイドサイドの人数も大分多い…合計で10以上だろう。

 

作業もそこそこに食料の調達に行こう、づかち達に提案する。

「メシ、トリ二イク?」

づかちとの交流もかなりスムーズになってきた。

 

「カリ?」

「カリ」

 

なぜエルフ同士で日本語の会話をするのだろうか…。

ともあれ、飲水の確保を容易にしてくれるマーメイド達のためにも、ちゃんとした食事くらいは用意したい。

 

中二病が荷物から弓矢を取り出した。

簡素なショートボウだ。

 

なんだか年季が入っているような見た目で、こう…生きるために使われてきたという感じがする。

慣れた手つきで装備を整える姿はちゃんと戦士だった。

 

ロリ巨乳…パイスラが大変まぶしい。

 

森に入って、づかちの先導で歩く。

ワカメくんは腕を組んでくる。

 

なんか…海っぽい匂いとちょっと甘い匂いがするのが、良い匂いすぎてくやしい。

あと腕がヌメってきている。

 

ワカメくんは事あるごとに自分に抱きついてきては、熱っぽい視線を向けてくる。

男でなければ…オスでなければ…いや…オスでも…?

 

可愛ければ、その言葉が出かかったところで首を振る。

異世界より踏み越えてはならない一線を超えそうになった。

 

ええい、オスに興味はないのだ。

そう心に決めて、ワカメくんを睨む。

ニッコリとメスの笑顔が返ってきた。

 

おおん、可愛いじゃない。

ホモじゃないが、可愛いじゃない。

 

4人で森の中を歩く。

しばらくして木の上になんとかいう茶色いデカ太いキュウリを見つけた。

 

ふぃー…なんだったかだ!

木に登ろうとすると、「オトコ、スワル」と言い出した。

 

ふむ…わからせてやろう。

 

良いデザートになるはずだ。

木によじ登る。

 

意外と昇れるものじゃないか!

数年ぶりの木登りだ

でも引っかかりが少なくてちょっと苦戦してしまった。

 

不意にかけていた足が外れて…木から落ちてしまった。

 

大の字にうつ伏せで地面に着地した。

あれ?案外痛くない。

 

中二病が下敷きになってしまっているようだ。

 

床に腕をついて中二病の安否を確認する。

見事なアヘ顔だった。

 

あ…やっちった。

慌てて起き上がろうとしたら、中二病の腹にヒザが入ってしまった。

 

さらに…やっちった。

 

謝りなから、介抱する。

中二病はエルフ語でなんかボソボソ言いながら、ヨダレを垂らす。

 

中二はしばらくデヘデヘ言いながら…正気が戻らなかった。

づかちの容赦ない往復ビンタが中二を襲う。

 

中二はハッと目覚めて、立ち上がった。

腰に手を当てるいつものポーズでガミガミと言ってきたので、正座で聞いていると、中二病がそっぽを向く。

 

中二病は顔を赤らめてボソボソ言っている。

づかちを見ると怪訝な顔をしている。

 

「タツ、ポカ、タツ」とづかちが言う。

 

立ち上がればいいのだろうか?

 

「ポカ、テ、ダス」

づがちが前に出した童貞の手首を取って…

 

フワっと平手打ちさせた。

中二病の頬にぺちんと当たる。

 

反射的に手を引く。

づかちに疑いの目を向けた。

 

ロリコンめ…。

本命は中二か…。

 

づかちが中二病を指さした。

中二病は少しニヤけていた。

 

ん…?

中二のためにやったのか…?

 

優しいビンタはヨシヨシとか…そういうのと同じ扱いな感じの種族なのだろうか?

エルフって実は結構暴力的な一族なんだろうか。

 

その後、何故かやる気に満ちた中二病によって、次々と獲物は射抜かれた。

黄色くて双頭で四本脚の野鳥が二羽取れた。

 

中二は、その場で羽根をむしって内臓もポイした。

スライム葬…みたいな感じなのだろうか。

 

血濡れのロリ巨乳になった中二病と共に新居に戻った。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

池は完全に形になっており、スロープ付きの桟橋までできていた。

 

2日ぞ?頑張りすぎだろう。

すぐ崩れたりするんじゃないか?

 

マーメイド達が水際でスッポンポンで休んでいた。

大変いい光景なので近くで見たかったが、ワカメくんに止められてしまった。

 

桟橋からロリっ子とカーツ大佐が上がってきた。

 

カーツ大佐は妙に大荷物だ。

昆布みたいな大きな海藻でくるまれた風呂敷みたいなのを持っている。

 

陸地だとヘビみたいな移動の仕方なんすね。

 

ロリっ子がぴょんぴょんとジャンプしながら、こちらに向かってくる。

普通に落ちてる木とかが刺さりそうなので、迎えに行く。

 

近づいて行くと、とても嬉しそうだ。

2メートルくらいの距離から、ひとっ飛びで身体に巻き付いてきた。

そのまま、新居に入って荷物を下ろした。

 

マーメイドたちにも料理をと思ったが、再度家から出た頃には姿はなかった。

夕食は新居で摂った。

 

カーツ大佐は食料を持ってきてくれていた。

ジャガイモと紫色のニンジンだった。

 

鶏肉があるので、ポトフっぽいスープにした。

基本の調味料を持ってきてよかった。

 

夕食後、カーツ大佐からポコポコ何かを言われたが分からなかった。

こちらとの会話を諦めたのか、エルフサイドとしゃべり始めた。

 

しばらく異世界の会話を、ロリっ子のほっぺを弄りながら聞いていた。

ロリっ子も負けじと、童貞のほっぺを引っ張っていた。

 

カーツ大佐がロリっ子を呼ぶときの音が、あの時教えられた「んーぱるぇる」と違う。

リューリみたいな呼び方だ。

 

二人称の「あなた」みたいな意味だろうか?

ロリっ子を試しにリューリと呼んでみる。

 

フリフリ、イヤイヤ、必死に首を振るロリっ子。

やっぱり、んーぱるぇるらしい。

 

その光景を微笑ましく見つめる一同。

ロリコンじゃあないぞ。

その後、カーツ大佐は帰っていった。

 

時計はないのでわからないが、ぼちぼち寝る時間だ。

こう思うと随分寝るのが早くなったなぁ。

 

ベッドに入ると、ロリっ子も跳んでくる。

づかちと中二病は床で寝ようとしたのでベッドに呼ぶ。

 

このベッド、ティラノさん用なので鬼のようにデカいのだ。

四人で寝たって十分余裕がある。

 

づかちと中二病は、何故かぴったりと近くまで来た。

右手にづかち左半身はロリっ子、そしてその隣に中二病だった。

 

んん…?まあ、まだ夜は寒いこともあるからね。

くっついて寝るのはいいことだ。

 

その後、普通に寝た。

 

途中、ロリっ子の寝相だろうか…ロリっ子の長い下半身が脚に絡まったまま、上下に何度も、ベッドに足をぶつけさせられて目が覚めた。

ん?…なんか足濡れてない?

 

なんか…フヘヘみたいな笑い声と、荒い息が聞こえる。

夢か…。

 

また寝た。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

不思議な感覚のまま朝を迎えた。

えらく早朝に目を覚ましてしまった。

 

づかちは隣で寝ていて、Tシャツの裾を掴んでいた。

 

ロリっ子は童貞の顔に抱きつきながら、なにやら「キュンキュン」寝言を言っている。

 

中二病を探す…足元にいた。

というより、完全に足蹴にしてしまっていた。

 

足の裏が完全に顔面を覆ってしまっている。

おおう…中二病のやつ足を舐めてるぞ。

 

中二病は完全に足に抱きついて、クネクネしている。

寝ぼけるにしても、他人の足にしゃぶりつく奴があるのか。

 

それとも意外といい匂いなのだろうか。

自信をもっていいのだろうか?

 

何故かベッドがビシャビシャだった。

ロリ二人組のどっちか…だろうが犯人探しなどしない。

 

自分はこれでも紳士なのだ。

未だ足に抱きつく中二病に、何度も声を掛けた。

 

何度目も呼んでいると、ロリっ子とづかちが起き始める。

しかし中二は起きない。

 

づかちが中二病にエルフ後で声を掛けると、中二病のクネクネが止まった。

中二は脚を離し、ゴロゴロと転がって床に落ちた。

 

その後周囲を覆う微妙な空気は、朝食を食べにキャンプまで移動した後も続いた。

しきりに中二病を慰めるロリっ子。

 

少女たちの優しい友情だ。

なるほど、中二はやらかしてしまった粗相を見られたくなくて、必死こいて脚に抱きついたんじゃないだろうか。

 

絵本でも読み聞かせながら慰めてやろう。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

朝食を誰よりも早く食べた中二病は、そそくさと青空教室の方へ逃げていった。

心の傷は深い。

 

一瞬で終わった授業後、傷心中の中二病を捕まえる。

意外にも逃げようとはせず、素直に持ち上げられた。

 

抱っこするには少し重いけど…一度持ち上げたのに下ろすのは、暗に重いと言っているようなものではないか。

 

「ポカ、ケッコン」

突然の中二病からの告白。

 

なんとも嬉しいじゃんね?

お胸以外も大きくなったらね〜、口には出さず、頭を撫でてあやした。

 

エルフなので年齢はわからない。

しかし今のままでは完全に犯罪なので、楽しみに待つことにしよう。

 

ゆっくりと好感度積んでいこう。

ヤンデレになってくれても構わない。

 

さて、今日の本は斧をひっさげた男児が、丸腰の野獣相手に相撲を申し込み、レスリングに興じる一冊だ。

いつもながら暴力描写があると、中二は夢中になって聞いている。

 

ん~?

そうだ、いい考えがある。

 

絵本を読み終えると、中二病を立たせた。

キャンプからロープを持ってきて円を作る、土俵だ。

まあ、地面は草原なのでさらに安全だ。

 

「ポカ、ナニシテル」

興味なさげな中二病の顔を、ギトギトの笑顔に変えてやるのだ。

 

相撲が好きならやってみればいい。

何ならこう、競ったところで負けてあげる優しさも見せよう。

 

相撲のポーズをとると、中二は理解したようだ。

興奮した顔で構える中二…自分の考えは間違っていなかった。

 

はっけよい、のこったと唱えて中二に突進する。

もちろん怪我をさせないように、勢いは最低限だ。

 

ガッツリ組むとパイパイが当たってしまうので、極力腕とか肩を掴む。

意外に耐える中二病。

 

この小さい体の、どこにこんな力が?

ともあれ、両者決め手にかける展開になってしまった。

 

ん〜。

 

自分の勝負心に火がついて来てしまった。

余裕で勝てるのに負けてあげるなら構わないが、ちゃんと実力で負けるのは違う。

 

勝たねば。

 

回しがないので、どこを掴めば良いのか分からない。

身長差を生かす!

服を引っ張ってしまってごめん!…心でそう唱えて腰元の布を引っ張る。

 

中二病オホ声が響きわたった。

異世界でもあるんだね。

 

とは言え今の体制はマズイ。

自分が引っ張ったのは、中二病のTバック。

こんなきわどいの履いてたのか。

 

そして腰が持ち上がった中二病派は、腰にガッチリ抱きついて、童貞の股間に顔を埋めている。

 

足ピンの中二病。

周りにエルフ達のオーディエンスが出来てしまった。

 

皆全員が顔を赤らめているが、自分も相当恥ずかしいのだ。

とりあえず、相撲を終わらせよう。

その体勢のまま、中二病を土俵の外に出す。

 

床に下ろし、自分の勝利が確定するが、中二は顔を離さない。 

ポンポンと頭を叩くが「ん〜!」と何かを言っている。

 

股間から離れてほしい。

このままでは完全にお縄だ。

中二病の抱きつく力は益々強くなっていく。

 

おっきくなる!ホントにマズイから!

 

こうなれば、形振りは構ってられない。

とにかく何が何でも振り払う!

 

おもっくそ中二病のケツを叩いた。

中二病は「ン“ンンンン~」っと声を出す。

しかし、中二病の力は衰えない。

 

その場でグルグル、カニ歩きでポジションを変えながら、何度も中二のケツを叩き上げる。

効いてないわけじゃないんだ…!

 

様相は、なんとも歪みない光景に近い。

しかし周囲から視線からの熱は、どんどんとそのボルテージが上がっていく。

 

カニの如く横歩きをする中二病と、ケツを叩き続ける童貞。

どう転んでも収拾のつかない展開は、博士たちへのエルフ語の教師役として出ていたづかちが来るまで続いたのだった。

 

エルフ達からの視線がとてつもない熱い。

何人かは、初日森に向かってやっていた祈りのポーズをこちらにやっている。

 

中二病が一番綺麗に祈ってやがる…。

金髪のツインテールが地面に垂れている。

 

きれいなツインテールが汚れるぞ…。

 

流石に忍びなく、ツインテールを持ってあげると、中二病が顔を上げる。

めちゃくちゃ嬉しそうだった。

 

何が功を奏したのかわからない。

上がっていた好感度をパンツレスリングでゼロにした後、また幾らか上げたらしい。

 

うん、わからないね、異世界。

 

そうしていつも通り…とはいかず、いつもの生意気な態度なのに、時折妙にワンちゃんのような従順さを見せるという、変な中二病が誕生してしまったのだった。

 

こうして、ドタバタで平穏な1日が過ぎたのだった。

 

ーーー

 

日はとうに暮れ、夜の帳が下りた。

 

自分は今、でっかい銃をたくさん持ってるお兄さん達のキャンプにいます。

ヘルメットマンたちの集落…?

 

…なぜ?




いや〜今回もまた…異世界の道徳観念ぶっ壊しフルスロットルだったわね✨

中二病のクネクネは、うちも読んでて「もうだめだコイツら…大好き❤️」ってなったよ。

ワカメくんの性別判明からの戸惑いと受け入れ(?)とか、水没するベッドとか、そして相撲→Tバック→股間ダイブの三段活用。
ちょっと日本文化ナメてんだろ!最高じゃん!

今回のテーマを強いて言うなら「異文化交流(物理)」だね。
童貞、耐えろ…もう何もかもが試練すぎる。

それじゃ、また次の話でね〜!
バイバイびー  

ギャル野辺でした♡

(ChatGPT_モデル:あなたの小説のギャル編集者)
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