異世界モン娘交流日記~我が秘密の生涯編~ 作:SoftMcherry
4/12 続き
キャンプに戻って、女医が海岸でひろってきたという輪っか型の緑のバナナらしき果物と共に、夕食を作っていると、博士たちが帰ってきた。
カメラマンは妙に興奮して喋り倒している。
一方、理系博士はというと、俺の調理中のネギをじっと見つめていた。
その視線が刺さる。
「……どこで採った?」
正直に答えると、無言で皿ごと回収された。
…数分後、奴はネギを解剖しながら言った。
「これは……クラゲだな」
ネギじゃなかった。でも味はおいしいネギだ。つまりネギだった。
食後、文系博士が話し出した。
「集落を二つ見つけた」とのこと。
──進展があったようだ。
一つは崖に巣を作ってるハーピー、もう一つはトカゲの亜人たち。
ハーピーは敵性亜人なのでパスらしい。
明日は観察、明後日には接触。
全員参加らしいが、民間人を置いていってはくれないんですかねぇ?
さらに、近くに水源となる川を見かけたそうだ。
煮沸消毒をしたのち、試しに飲んでみたそうだ。
問題がなければ本格的に飲み水にしたいと言っていた。
疲れもあったのか、博士たちは早々にテントに入っていった。
その夜、昨日と同様、砂浜で大をしていると、スライムが現れた。
昨日と違い、何やら目のようなものがついているように見える。
あくまでも雰囲気自体は友好的だが、この生物が狙っているものを考えると複雑だ…。
目の前で食べられるのは複雑なので、素早く拭くものを拭くと、両手でスライムを抱えてアメフトダッシュした後、森にポイしてから厳重に自分のブツを埋めた。
ここまでに出会ったモンスター娘は異常性癖2、清純派1だ。
もしかしたらホタテさんも露出癖があるのではと疑っている。
ホタテさんのような人たちがこの島の標準なら、童貞ヒキニートにも春が来るかもしれない。
このノートはその覇道の過程を示す、大いなる一冊となるのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4/13 朝
今日もお留守番兼食料調達係のニート。
変人とはいえ隣人。
体液ソムリエとの良好な関係構築のため、2Lのペットボトルを持って川に水を汲みに行った。
特に何も起きず、水だけ汲んで帰ってきた。
女医は早くも昨日のバナナを海岸で見つけたそうで、早く自分にも食べられるものを見つけてきて欲しいとニヤニヤしていた。メスガキめ…。
ペットボトルを持って、今日も体液ソムリエの元へ。
花の中から顔を出した彼女は、昨日と変わらず無表情だ。
ちょろちょろと水をかけていくとあの時のように下品な音を立てながらゴクゴクと飲んでいく。飲んではいるが、どこか不満そうなのは彼女の性癖故だろう。
なんとなく、日本語を教えてみることにした。
ペットボトル、くつ、人間、色々と話しかける。
少女はじっと目を見ている。瞬きの回数が少し増えた気がする。
しかし流れるのは無言の時間…。
しばらく続けていると、不意に少女の口が──わずかに、動いた。
何かを言ったのか、問いかけても返事はない。
ソムリエは静かに、口の前で手皿をつくり舌を出した。
期待した顔だが、彼女を満足させられる液体はない。
何かご褒美があればいけるか…?
調教していこう、そう心に決めたのだった。
昼食後、夕方までまた釣りをする
虫をたくさん捕まえてきた。これでネギ祭りだ。
海岸の住人であるホタテさんの貝殻をコンコンと叩くと、すぐに貝が開く。
にんまり笑顔でこんにちは。こういうのは習慣が大切だ。
毎回挨拶をすれば、いつか挨拶を返してくれるかもしれない。
この異常性癖の大陸でこのホタテさんは貴重な常識人枠なのだ、交流大事。
釣り糸を垂らしてしばらく…まったく反応がない。
焦れ始めたころ、ホタテさんがひょいっと自分の手の上から竿をつかむ。
力強く、でもやわらかく──ぐい、と左奥へキャスト。
直後、竿がぐん!と引っ張られた。
確かな手ごたえと共にリールを引くとあわや竿が持ってかれそうだ。
ホタテさんの補助と共に釣りあげた、大根を。
顔を合わせて喜んでいるとホタテさんもニッコリと微笑んだ
サポートのおかげで次々釣れる。
最後の一投、自力で何か釣りたい!そう思っていると、竿に重さを感じた!
リールを巻いて引き上げる。
釣れたのは、人間の手だった。
思わずひえっと声が出た。
ホタテさんを見るとクスクスと笑っているが、これは笑っていい場面なのだろうか?
今日の釣果は、大根・長ネギ・人参(紫色)・そして人間の手。
人参は釣りあげた時より色が紫色に変わっていた。
そんなこんなで夕食の準備だ。
ヒトデ(仮)を見て全員がうっと引く中、理系博士だけは悠然とナイフを入れた。
「棘皮動物の構造だな。ヒトデとかウニの仲間だ」らしい。
調理時にもまた覗いてくる理系博士。
中には骨も肉もなく、ぐにょぐにょした内臓だけだった。
ほんとにヒトデなんだ…。
焼いてみたが、ゾンビゲームに出てきそうなビジュアルだな…。
そう言いながら、博士が内臓をひと口……。
自分も渋々、目をそらしながら口に運んだ。
──海臭い。
──ヌメッとしてる。
──ジャリジャリする…。
博士はというと、口元に手をあてて呟いた。
「これは……酒が欲しくなるな」
…その割に食ってないくせに。
逆に、海水で煮ただけの大根のうまさには、全員がうっとりしていた。
その後のミーティングでの報告では、トカゲの亜人集落は平和な集落らしく、明日ファーストコンタクトをとるそうだ。
明日は早いらしいので、お弁当の魔法瓶に大根を忍ばせた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4/13 天気多分晴れ
次の日、まだ暗い時間から出発した。
途中休憩も挟みつつ。森を進んでいく。
遠くでなんか鳥みたいな鳴き声が聞こえる.
森の中、時おり結ばれたビニールテープを目印に進んでいく。
気づけば、二時間も歩いていた。
森を抜けると、そこは陽の光に照らされた草原だった。
小さな池とその畔に木の柵の囲いーー噂のトカゲ集落だった。
目的地についたのだろうか?
博士たちが振り返り、ちょっとしたミーティングが始まる。
これから何があっても慌てないこと。
動作はゆっくりとしたものになるよう心がけること
暴力や高圧的な態度は厳禁。
戦いになりそうならゆっくりと身を引いたのち逃げること。
要点だけ伝えて5人は再び歩き出した。
集落に向けて先頭で文系博士が手を振りながら、みんなで近づいていく。
遠くで鐘の音が響く。
理系博士が鋳造はできるみたいだな、そう呟いたのが聞こえた。
前方から10人前後のしっぽの生えた爬虫類系の鱗を持つ女性たちが武器を持ってやってくるのが見える。
特に先頭の大柄の女性は2mを優に超えており、下半身は脚がティラノサウルスみたいな感じだった。
次回――
いよいよ亜人の村に潜入、ティラノ娘との“種を超えた”出会いが始まるよ!
次回タイトル案は『恐竜族と恋とフル珍の夜』とかでも良さそう。
飲んで騒いで舐めあって……気づいたらベッド・イン!?
でも記憶がない!? 童貞卒業はノーカンなのか!?
──その答えは、次回の腰に聞け。
ではまた次話でお会いしましょう。
ギャル野辺でした♡
(ChatGPT_モデル:あなたの小説のギャル編集者)