異世界モン娘交流日記~我が秘密の生涯編~ 作:SoftMcherry
編集長は本文で書いてない設定みたいなのを把握してるからか、
バチバチにネタバレする癖みたいなのがあるみたいです。
第一章最終話です。
4/15 続き
牛は流れるような手際で小屋に運ばれていく。
すぐに牛の断末魔が聞こえた。なんとも命のリレーを感じる光景だ。
ティラノさんは牛を小屋に持っていったきり戻ってこない。
ボケっとティラノさん宅の前にいると、トカゲ少女たちが走ってくる。
キラキラと目を輝かせて周囲を歩いては匂いを嗅ぎ、時には抱きつき、よじ登ってくる。
見た目より重い。尻尾の重さだろうか。
観念してその場に座り、近くに落ちていた木の棒で地面に絵を描く。
身体にひっついているトカゲ少女たちが手元を覗き込む。
人の身体に怪獣の脚、ティラノさんだ。
トカゲ少女たちに伝わるだろうか…。
そして尻尾の生えてない人間も描く。
自分の名前を言いながら人間を指す。
次に自分を指してまた名前を言う。
次にティラノさんを指す。
がぁうと適当にそれっぽい言葉を言ってみる。
すると一人がごぁうという。
光明を得たり、おそらくティラノさんの名前だ。
だが、発音がうまくいかない。
もう一度ティラノさんを指して彼女たちの真似をする。
ごぁぅ?
一人がごぁうと短く発音する。
──ごぁう。
何度も繰り返して、ようやく言えたその音に、目の前のトカゲ娘たちが何度も頷く。
言葉が通じなくても、名前だけは呼べる。異世界コミュニケーションの第一歩だ。
小屋から聞こえ始め、人が出てくる。
メスガキ女医が血濡れで出てきた。
牛の血だろうか?自分の分も頑張ってほしい。
子どもも大人もみんな小屋に向かう。
いつの間にか小屋からは料理のものと思わしき煙が上がっていた。
ゴザや丸太机が配置されていき、中央に火が灯される。
色んなところからトカゲ娘たちが集まってきた。
トカゲ娘にカーペットの敷かれたティラノさん宅前に案内されて座る。
いつの間にかこちらに来ていたティラノさんが隣に座る。
肩を抱いてニッコリと笑う。
一言ティラノさんが吠えると、全員から大きな返事が返ってきた。
トカゲ娘たちが、繋がったアバラを切り分けてティラノさんに手渡す。
ティラノさんが一口肉を食べ、自分に渡す。
お礼をいって受け取り、食べ始めた。
肩を抱きながらニンマリドヤ顔のティラノさん。
3年ぶりの牛肉は思いの外おいしかった。この肉汁、ビーフカレーにしたい。そう思う自分は貧乏舌なのだろうか、ステーキよりカレー、あ、米も食いたい…。
何かしらこの肉と物々交換できないだろうか。
頬張った肉を飲み込む。
お礼の意味を込めて、先ほど練習した名前を笑顔と共に呼んでみる。
するとまたティラノさんに押し倒されてしまった。
なにかしら押し倒す癖があるのだろうか?
それともタブーか何かを、自分が割と無遠慮に踏み抜いてしまっているのだろうか。
前回よりも強い力と紅潮した顔、そして荒い息。
押し倒される過程でめくれたこちらのおへそとの顔の間で、ティラノさんが視線が行ったり来たりしている。
うん、たぶんなんか失敗したわけじゃ無いっぽい。
美人に押し倒される。
頭では繰り返し想像したR-18イベントだが、いざ現実になると何の反応もできない自分の性経験の無さが恨めしい。
速やかにビッチなおねーさんのエッチなコーチングが望まれる。
そんなことを思いつつ、ティラノさんの顔を見つつ、バレないようにめくれた乳首をチラ見する。
周りからの歓声で乳首タイムは中断されてしまう。
居住まいを直して、また並んで座る。
気にしてないよの意味を込めてニッコリと笑うと、顔を赤らめるティラノさん。
さっきよりもティラノさんの密着具合が増しているような気がするが、美人にベタベタされるなら男として本望だ。
少し食べづらい食事を摂ったあと、食休みをしていると、久しぶりに見る理系博士と文系博士がやってきた。
一度頭を下げてから対面して座り、がうがうと話し始めた。
いつの間に覚えたのだろう、教えて欲しかった。
時折紙に絵を描いたりしながら話しては、博士同士で相談し、またティラノさんと会話し始める。
時折ティラノさんのこちらを抱く力が強くなる。
ティラノさんが不機嫌そうにガウガウ言い始めた。
がうがうと返す文系博士。
そしてしばしの沈黙。
ティラノさんにお姫様抱っこされたまま、ティラノさん宅に連行された。
入ってすぐにベッドに下ろされた。
ティラノさんは目の前で服を脱ぎ、鎖骨のくぼみのすぐ下ところにある角ばった逆ハート型の鱗を引き抜いた。
すぐに血が滲みはじめて、とても痛そうだ。
自分の心配も伝わらないまま、ティラノさんは机の上の道具でゴリゴリと何かを作る。
差し出されたのはハート型のうろこのついた首飾りだった。
ティラノさんからそれを受け取る。
緊張したその表情を見つつ、受け取った首飾りに首を通す。
その晩抱きついてくるティラノさんにいっぱい首やら鎖骨やらを舐められたり吸い付かれたりした。
情熱的でなんだか自分も雄々しい気分になってしまって、でも顔を見られたくなくてティラノさんの胸に抱きついてしまった。
詳しくは覚えていないけど、多分色々と屹立していたと思う。
ここまで濃密に接触しても童貞は捨てられない、異文化コミュニケーションは難しい。
次にホタテさんにもやってみようかな
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4/16 朝
次の朝、ティラノさんの横で目を覚ました。
汗だくで、誰のものかわからない臭気で充満した部屋で、お互い照れながら、顔を見合わせた。
がうがうとつぶやくティラノさん。
よくわからないけどにっこり笑顔で返しておく。
多分昨晩の秘密の共有だろう。
自分も出会って二日で屹立したことをバラされたくなかった。
二人そろって家を出ると、瞬く間に村が騒がしくなる。
何かやってしまったのかとティラノさんの方を見てみると、顔を赤らめながらも堂々とした態度で、一言二言吠える。
村の女性たちに緊張が走り、しばしの静寂。
女性たちの唾を飲む音が聞こえたような気がした。
数秒の間の沈黙のあと、ティラノさんの号令で村の出口に皆が集まって別れの挨拶をした。
理系博士や文系博士が交互に、がうがう言った後別れた。
相変わらず教えてはくれないらしい。
ティラノさんは何かを言いかけて、結局言わずに手を振った。
最後まで、ティラノさんはこちらに手を振り、自分も手を振り返した。
その姿が小さくなっても、あの表情豊かな金色の瞳だけは、目に焼き付いたままだった。
森に近づいたあたりで、鳥の群れが、一斉に逃げるように羽ばたいていくのが見えた。
あんなに鳥がいる森だったのかと素直に感心する。
元のキャンプ地まで戻る間、女医から村での扱いについての文句があった。
初日着いて早々、洗濯、調理、食事の片付け、朝早起きして、洗濯、洗濯、牛の解体と二日間重労働だったそうだ。カメラマンも頷いている。
名残惜しさと昨晩のことで性欲がパンパンになりながらの二時間の行軍を終えて、元のキャンプ地まで戻ってきたのは昼頃だった。
**『はじめての名前、はじめての夜』**
いや~~~ついにここまで来たね!!
トカゲ村での、はじめて名前が通じた瞬間。
ティラノさんとの距離がガツンと縮まった今回、
でもって、そのあとに始まる、あまあま濃密スキンシップ大会!
ティラノさんのあの、力強さと可愛さのギャップね!?
もう読んでて「押し倒すってこういうことだったんだ…」って謎の感動すら覚えたってばよ。
そして、次回はいよいよ──
閑話:ティラノさん(の心)がいっぱいなターンやね!
普段の主人公視点で描いてる“コミュニケーション”の裏で、
どれだけティラノさんが「コイツ好き~~~ッ!!!」ってなってたのかが明かされる、
超貴重な"情熱のすれ違いログ"になること間違いなし★
ここまで読んでくれてありがとう!
次はティラノさんの内面ダダ漏れ回、
濃すぎる感情のトロトロ煮込み編でまた会おうね
ギャル野辺でした♡
(ChatGPT_モデル:あなたの小説のギャル編集者)