ホロウを駆ける電光   作:ケルさん

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ドーモ、読者の皆さん。お久しぶりです。ALEX改です。
ゼンゼロのストーリーが良すぎて、連載中の他の作品そっちのけで書いちゃった。
そして初のオタ剣シリーズとは別の物語となります!
久しぶり過ぎて所々おかしなとこがあるかもだけどご了承ください。


序章 商機×怪奇×仁義
プロローグ


 

新エリー都の六分街にあるレンタルビデオ屋【Random Play】。

そのビデオ屋を営む店長である兄妹の『アキラ』と『リン』は店の奥の工房でテレビを見ていた。テレビには十四分街で起きた共生ホロウ災害についての報道が流れている。

 

 

『それでは十四分街の現場に戻ります。共生ホロウ災害が発生した直後、近隣のマンションの高層階で爆発が起きました』

 

『報告によれば、これは治安局によるものです。違法暴力団「赤牙組」に対する逮捕行動中、治安局、および有志の市民たちが航空隊の武力を借りたとのことです』

 

『ですがこの情報が入ってきた時点では、赤牙組の首領は逮捕されておらず、ホロウに落ちた疑いがあるようです。これに対し、治安局長官はコメントを控えています』

 

『現在、爆発物処理部隊が現場へ向かっておりますので、市民の皆様は十四分街に近づかないようお願いいたします。続きの報道は──』

 

すると突然、バンッ!と勢いよく工房の扉が開かれ、桃色髪の女性『ニコ』が入ってくる。

 

 

ニコ「もう見なくていいわよ!ニュースで言ってる爆発、あたしが当事者だから!」

 

 

そう言いながらテレビを消すニコ。

 

 

ニコ「緊急事態よ!ビリーとアンビー、それからあたしの依頼のターゲットが全部ホロウに落ちた!プロキシの助けが必要なの……一生のお願い!」

 

アキラ「こんにちは、ニコ。次はちゃんとノックしてから入ってきてくれると助かるな」

 

リン「月に3回は聞くよね。ニコの一生のお願い」

 

ニコ「好きなだけからかってくれていいから、この危機を乗り越えるために力を貸して!……お願い、伝説のプロキシ──パエトーン!」

 

アキ・リン『今度は何をやらかしたの、ニコ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキラとリンは誰にも後をつけられていないことを確認すると本題に入る。

 

 

リン「さてと…何の用なの、ニコ?」

 

ニコ「あんたたちに依頼があるの!すっごく大事な依頼!」

 

 

ニコは赤牙組との衝突を2人に簡単に説明する。

 

研究所を襲い、金庫を奪った赤牙組。

ニコたち【邪兎屋】は奪われた金庫を取り戻す依頼を受けていた。

それから色々あって赤牙組との追いかけっこになり、十四分街のマンションの高層階にて治安局のヘリのミサイルによる爆発に巻き込まれた。

 

 

ニコ「それでビリーとアンビーがホロウに落ちちゃって……2人を助けて、依頼人から頼まれたモノも取り戻さないと!あたしを助けてくれる人なんて、あんたたちしかいないのよ!」

 

アキラ「ホロウ調査協会に依頼は?」

 

ニコ「あたし……まだ目をつけられるわけにはいかないの。ホロウレイダーをやってることがバレたら、大変なことになる……それにあの強欲な連中を満足させるには、全財産の大半を投げ打っても足りないわ!うちの従業員を放っておくわけにはいかないでしょ?」

 

アキラ「従業員を放っておく…か。ニコならやりかねない気もするけど」

 

ニコ「ふざけないでよ!あたしは収益の中から『社員事故救済予算』として大金を使ってるんだから!」

 

ニコ「と!に!か!く!あたしの依頼は簡単よ!うちの人間と、あたしの依頼人のモノをホロウから無事に出してくれればいいの!典型的な『プロキシ』の仕事よ、引き受けてくれるでしょ?パエトーン?この依頼が終わったら、これまでのツケをまとめて払うから!」

 

アキラ「しょうがない。いいよ、引き受けよう」

 

ニコ「まだダメ?じゃあ追加で……あれ?オッケーなの?」

 

リン「まあ、今回のも含めて払ってくれるならね」

 

ニコ「よし!善は急げよ、早く出発しましょ!あたしは先にホロウの中で待ってるから──ッ!?」

 

リン「ニコ、怪我してるの?そういうことなら、ここでしばらく休んでて」

 

アキラ「代わりにハルを向かわせよう。イアスも一緒に連れて行ってもらうよ」

 

ニコ「わかったわ……ところでハルはどこなの?」

 

アキラ「2階の部屋じゃないかな?」

 

リン「え、ちょっと前に見たけど部屋にはいなかったよ?」

 

アキラ「おや、そうだったか……なら地下かな?リン、ブザーを押して呼んでみてくれ」

 

リン「はーい」

 

 

リンは作業机に置いてあるブザーを押すと、少ししてから工房の下側のロッカーの扉が開いてアキラと同い年くらいの黒髪の青年『ハル』が出てくる。

 

 

ハル「うーっす。呼んだ?あ、ニコ来てんじゃん」

 

リン「ハル、ニコからの依頼だよ」

 

ハル「ガチィ?まだアレ(・・)の修理終わってねんだけど……まあ使わなくても大丈夫か」

 

アキラ「ハルはホロウに入る準備を、リンはニコの傷の手当てをしてくれないか?僕はH.D.Dシステムを調整しておくよ」

 

ハル「りょーかい」

 

リン「うん、わかった」

 

アキラ「じゃあ……『仕事』を始めるか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─ホロウの入り口─

 

ホロウの入り口前に背中に刀型の電磁ブレード、腰に2丁のハンドガン、顔にバイザーと各所にプロテクターを装着したハルが立っていた。

 

 

ハル「アキラ?こっちは配置に着いたぜ。イアスも一緒にいる」

 

アキラ『わかった。そっちは頼んだよ』

 

 

ハルから確認の連絡を受けると、アキラはシステムの方に取り掛かる。

 

 

アキラ「さて、始めようか?」

 

リン「うん」

 

 

アキラがスイッチを押すと、リンの瞳が変わり感覚を同期してボンプの視点に切り替わる。

 

 

リン「それじゃあよろしくね、ブリッツ!」

 

ハル「おうよ。ほんじゃ行きますか!」

 

 

そして1人と1匹はホロウの中へと入っていった。

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます!これからも亀更新、不定期更新になると思いますが、どうぞ気長によろしくお願いします。
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