戦闘描写かつオリジナル展開となると、書くのがめちゃくちゃ時間かかった……
デッドエンドホロウの主、斧のような道路標識のガラクタを持った、巨大なエーテリアス──『デッドエンドブッチャー』はブリッツたちに襲いかかる。
ビリー「こいつはやべぇ!啖呵切ったはいいけど、ちょびっと後悔してきたぜ!」
ニコ「ビリー、集中して!プロキシが来るまで、こいつを引きつけるわよ!」
アンビー「──来る!」
デッドエンドブッチャーは手に持った斧を薙ぎ払うように振り回す。
アンビー「くっ!」
ブリッツ「うおっと!」
ビリー「食らえ!」
アンビーとハルはそれぞれ回避して、振り切ったところをビリーが銃撃を浴びせる。
ブリッツ「叩っ斬る!」
ブリッツは脚のバネで高く跳ぶと、頭部のコア目掛けてボルテクスブレイドを振り下ろすが、デッドエンドブッチャーは斧で受け止めて、そのまま弾き飛ばした。
ブリッツ「チィ……!」
アンビー「ハル!」
ブリッツ「え?うぐおっ!?」
ブリッツはなんとか着地して体勢を立て直すが、その隙を逃がさないと言わんばかりに、デッドエンドブッチャーが突進してきた。
回避する間もなく、突進をモロに受けて吹っ飛ばされ、壁に激突するブリッツ。その拍子に武器も取り落としてしまう。
ニコ「あっち行って!」
デッドエンドブッチャーに、エーテル弾を撃ち込みながら、ニコはブリッツに駆け寄る。
ニコ「ちょっと大丈夫!?」
ブリッツ「ぐへぇ……やっぱデカい分、パワーも段違いだ……だったら」
ニコ「だったら?」
ブリッツは起き上がると、灰色のゴリラのマークが描かれたコアバッテリーを取り出し、ドライバーに装填する。
〈セット!コング!〉
ブリッツ「こっちもパワーで、押し切る!」
〈ディスチャージアップ!〉
〈スマッシュコング!〉
ブリッツは、両腕の大型のガントレットが特徴のパワー系フォーム、【スマッシュコングフォーム】にフォームチェンジする。
ブリッツ「アンビー!代われ!」
アンビー「っ!」
デッドエンドブッチャーの攻撃をガードして、アンビーがそのまま下がると共に、入れ替わるようにブリッツが前に出る。
『Graaaa!』
ブリッツ「オッラァ!」
デッドエンドブッチャーの斧とブリッツの拳が激突し、互いのパワーが拮抗する。
ビリー「うおお!?すげえ!」
ブリッツ「ぐっ……お、おおああああ!!」
先に拮抗を破ったのはブリッツだった。
相手の斧を押し返し、押し返されたデッドエンドブッチャーは体勢を崩した。
ビリー「そこだ!」
アンビー「サンダー!」
崩したところを、ビリーが強力な銃撃を撃ち込み、それに続くようにアンビーの電撃を纏った斬り下ろしが叩き込まれ、デッドエンドブッチャーは膝をついた。
ニコ「一気に攻めるわよ!」
ブリッツ「よし!」
〈フィニッシュチャージ!〉
ニコはアタッシュケースを構えて、ブリッツは両腕を引き絞り、エネルギーをチャージする。
ニコ「受けてみなさい!」
ブリッツ「発射ぁ!!」
〈スマッシュコング!フィニッシュ!〉
ニコのエーテル弾に合わせて、ブリッツも両腕のガントレットをロケットのように射出する。
『Guuuu!』
デッドエンドブッチャーは、射出されたガントレットは受け止めたが、それにより両腕が塞がりエーテル弾を受け止められずに直撃。さらに受け止めたガントレットも直撃して、デッドエンドブッチャーは倒れた。
ビリー「おぉ!やったか!?」
ブリッツ「あっ、ちょ、バカお前!?」
アンビー「ビリー、それフラグ」
ビリー「あっ」
次の瞬間、デッドエンドブッチャーの背中から極彩色の結晶のようなものが生えてきて、巨大な2本の腕を形成した。
ブリッツ「おいおいおい」
ニコ「何やってんのよ!」
ビリー「わ、悪い!わざとじゃねぇんだって!て、店長はまだか!?」
アンビー「相手も疲弊してるはず。もう少し耐えれば……!」
『GAAAAAAA!!』
デッドエンドブッチャーはブリッツに狙いを定めると、両腕を振り回して襲いかかる。
ビリー「うおおおお!?来た来た来た!」
ブリッツ「やべやべやべ!?」
ニコ「わわわわっ!?」
アンビー「皆避けて!」
めちゃくちゃに振り回してくる両腕を、なんとか回避するブリッツたち。
ビリーとニコが合間を縫って、銃弾やエーテル弾を撃ち込むが、決定打に至ってない。
ビリー「クソッ!あんま効いてねえぞ!」
ニコ「ブリッツ!さっきのをもう一発よ!」
ブリッツ「気を逸らせればいいけどな……!」
〈Empty〉
ブリッツ「……ん?」
〈Empty〉
ブリッツはドライバーにセットされたコアバッテリーを押し込むが、アラームと『エンプティ』という音声が鳴る以外に何も起こらない。
それどころか、ブリッツの変身が解除されてしまった。
ニコ「はあ!?」
アンビー「……変身が解除された」
ハル「やべぇ!バッテリー切れだ!?」
ビリー「嘘だろぉ!?」
ニコ「ちょっと!?どうすんのよ!」
ハル「えっとえっと、他に対抗できそうなやつ……」
アンビー「っ!何かくる!」
アンビーがそう言って、デッドエンドブッチャーの方を見ると、頭部のコアが強く光っていた。
ハルたちが身構えた瞬間、コアから強力なエーテルの光線が縦一直線にぶっ放してきた。
アンビー「っ!」
ビリー「うおぉ!?」
ニコ「あぶな!?」
ハル「ふおぉぉ!?」
4人は咄嗟に左右に分かれることで、エーテルの光線を避ける。
ビリー「おりゃあ!」
ビリーは回避してすぐさま、デッドエンドブッチャーのコアに銃弾を撃ち込む。
『Guaaaa!?』
ビリー「よし!怯んだぞ!」
ニコ「もういっちょ!」
怯んだところを、ニコがアタッシュケースの砲撃で追い打ちをかける。
アンビー「撃破する!」
さらに懐に潜り込んだアンビーが、電撃を纏った回転斬撃を叩き込み、デッドエンドブッチャーがダウンした。
〈スパークラビット!〉
〈フィニッシュチャージ!〉
ブリッツ「ビリー!」
ビリー「よっしゃ、来い!」
ハルはスパークラビットフォームに再び変身、両脚のバネを収縮させてビリーの方へ走る。
ビリーは落ちていたボルテクスブレイドをバットのように構えた。
ブリッツ「フッ!」
ビリー「飛んでけえええええ!!」
助走をつけてビリーの方に両足を向けて跳び、ビリーは刀身で受け止めて、そのままデッドエンドブッチャー目掛けてかっ飛ばした。
ブリッツ「ぶっ飛べええええ!!」
〈スパークラビット!フィニッシュ!〉
かっ飛ばされた勢いとバネの反動を乗せて、電撃を纏った両足蹴りでデッドエンドブッチャーの顔面を蹴り飛ばした。
『Guaaa………』
倒れこそはしなかったが流石に堪えたのかデッドエンドブッチャーは、両膝をついてダウンする。
ニコ「流石に効いたかしら?それじゃ、サプライズよ!」
ニコがそう言うと、タイミングよくアナウンスが流れる。
『まもなく、列車が到着いたします!線の内側までお下がりください』
するとエーテル爆薬を乗せた列車が、線路を爆走してきてデッドエンドブッチャーに激突し、爆薬を乗せた車両がデッドエンドブッチャーの動きを封じる。
リン「Fairy、仕事だよ!」
Fairy『はい、空気中の電荷を測定します』
ニコ「ビリー!」
ビリー「任せろ!」
ハル「俺も!」
ビリーとバッテリー切れで変身解除されたハルは、二丁拳銃で爆薬に銃弾を撃ち込む。
アンビー「ふっ!」
それに続いてアンビーが刀を投げて、爆薬に突き立てる。
Fairy『臨界電位到達まで残り4秒、3……』
ハル「よっと」
Fairy『2』
アンビー「早く」
5人は急いで物陰へと避難する。
Fairy『1……0!』
カウントダウンが終わるが、何も起こらない。
リン「……え?何も起きない?」
『Guuuu……!』
それどころかデッドエンドブッチャーが、4本の腕を使い車両を持ち上げ始める。
ニコ「なんとかしなさいよ!」
Fairy『やり直します。43210!』
瞬間、爆薬に突き刺さったアンビーの刀に落雷が落ち、そして──
ドガァアアアアアン!!!
エーテル爆薬が起爆し、デッドエンドブッチャー諸共、ド派手に爆発した。
スマッシュコング:ブリッツの派生フォームの一つ。ゴリラがモチーフで、両腕のガントレットによるパワーが特徴。頭部はボクシングのヘッドセットのようになっている。スマッシュの名の通り、両腕のガントレットによる殴打が主な攻撃方法。その他に地面を叩いて衝撃波を放ったり、ガントレットをロケットのように撃ち出して攻撃することもできる。またドラミングをすることで一時的にパワーを引き上げることもできる。コアバッテリーや装甲のカラーは灰色。
ちなみにサゴーゾやパンチングコングやコングゲノムみたいに両腕発射するの好き。バーニングゴリラは発射しないけどカラーリングとかが好き。