カスにだって辛い過去や悲しい記憶はありますよ。別にそれが理由でカスになった訳じゃないのがアレなんですが……
残業が60超えたんで流石に時間なくて短いです。次は週末になります。
――何がバクゥだクソ犬が、チンチンしてみろオラ。ぶっ殺すぞ!
セイル・オランチョ自伝
『英雄の条件/セイル・オランチョという男』
第4章 大天使のキレたナイフ、キラ・ヤマト より抜粋
※名誉毀損により差止め裁判中
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「メネラオスより打電、キカン ノ コウコウ ノ ブジ ヲ イノル とのこと」
「援護感謝します、と返答を」
大気圏突入前に第8艦隊に最後の挨拶を送り、アークエンジェルはアフリカの荒野に降り立とうとしていた。
既に艦載機は全機着艦済みだが、格納庫ではマードックの怒号が飛んでいた。
主にブリッツが。新品同様で出撃して、ジャンク一歩手前で戻って来たブリッツのせいで。
『艦長! ブリッツですがね! スラスターが当分駄目です! パワーエクステンダーは取り外して給電が必要ですよ! それに、どうも脚部は部品の交換が必要みたいなんで、地上についてすぐ戦闘なんてことになったら出られませんからね! 良くて精々、艦の上に乗っけて撃たせるとかですよ!』
頭の痛くなるような報告に、実際頭を抱えるマリュー。
「そうよね、普通あんなミサイルの雨潜り抜けて無事な訳がないのよね」
「ヤマト少尉とストライク、それにフラガ大尉と新型のスカイグラスパーは健在です。宇宙と違い立体的な機動にも制限が出る地上なら、MSの脅威もある程度は軽減されるでしょう。悪い話ばかりではありませんよ」
マリューとナタルの会話に、再びマードックから連絡が入る。
『スカイグラスパーは2機あるってんで、もう1機にはオランチョ中尉が乗るって言ってますが、良いんですかい?』
「……ねえナタル、一応聞くけど、中尉のプロトコルって地上でも有効なのかしら?」
「有効は有効です。ただ幸いスカイグラスパーはビーム砲搭載機ですし、ヤツは元々アーマー乗りです。空戦に限れば放置した方が有用でしょう。本人が言ってきた時だけ合わせてやれば良いのです」
「言われてすぐ合わせられるの、多分貴方だけだと思うのよ……ああ、マードック軍曹、それで構いませんよ」
「全く、迷惑な男です」
ちょっと自慢気なナタルだった。
ゴッピーの胃薬フォルダにまた新しい1枚が加わった。
「先程から偶に、何を撮られているのです?」
「胃痛を和らげるものよ」
「もう痛みは無いと仰ってたじゃないですか」
「痛いと思い込むことにしたの。私が私であるためにね」
「……去年の提督と言ってることが完全に一緒ですね。流石教え子です」
「やめてよね……私が提督に敵う訳無いじゃない……その前に病院送りよ」
戦闘が終わった直後だからかしら、緩んでるわ。
ミリアリアはそう思った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「あれが足つきか……あのクルーゼが取り逃した上に一個大隊規模のMSを損耗したなんて言うからどんなバケモノかと思えば、ずいぶん綺麗な艦じゃないか」
アフリカの空へ降下してきたアークエンジェルを山岳地帯の影から野戦ジープに寄りかかり、双眼鏡で覗く人影があった。
そこへ1人の男が駆け寄ってくる。
若い、というより幼さを残す顔立ちの青年だった。
「バルトフェルド隊長、総員準備出来てます」
その青年から隊長、と呼ばれた男、アンドリュー・バルトフェルドは焼けた肌に野性的な笑みを浮かべると、よく通る美声で返答した。
「ナイスタイミングだダコスタ君。早速ひと当てしてみよう。あくまで様子見だ、命大事にと全員に伝えてくれたまえ」
「了解です!」
青年……ダコスタが持っていた通信機で部下達に指示を出していると、バルトフェルドは持っていた双眼鏡をジープの助手席に放って運転席に座り、エンジンをかけた。
「じゃあダコスタ君、レセップスで会おう。遅れるなよ!」
アデュー、と言わんばかりに指をピッ、として走り出したジープを、残されたダコスタは呆然と見送った。
「ちょっと、嘘でしょ隊長! そのジープここまで運転してきたのは僕じゃないですかぁ!」
慌てて後を追って走り始めるも、途中で4足型のMS、バクゥ達とすれ違い、「副長ナイスラン!」「副長良いよ、輝いてるよ!」「諦めたらそこで試合終了ですよ副長!」などと声を掛けられる、愛される副官マーチン・ダコスタであった。
「あらアンディ、おかえりなさい」
砂上戦艦レセップスの前まで戻ったバルトフェルドを出迎えたのは、猫のような女だった。夜のような黒に三日月のような濃い金のメッシュが入った長髪、軽やかに空を駆け上がるような声音、しなやかな肢体……それはまさに、毛並みの良い黒猫のような女だった。
「アイシャ……なに、噂の大天使が思ったより余裕ぶった降臨をするものでね。胸やけしそうなシーンだったから逃げて来たんだ」
アイシャ、と呼ばれた女はそれにコロコロと喉が鳴るような笑みを浮かべた。
「で、頼れる貴方の副官君は?」
「走りたいそうだ」
「嘘ばっかり」
呆れたように言いながら、アイシャは指先でバルトフェルドの頰を突いた。
「実は君とこうするひと時の為、犠牲になってもらったんだ。ほら、彼は……優しいからな」
「男の人が男の人に言う優しいって、残酷よね。上からじゃないと出ない発言だもの」
「こいつぁ手厳しい、はっはっは」
「うふふふ……」
そんな2人の姿を、最短距離を走って来たダコスタが岩陰から血涙を流して見ていた。昔はあんなじゃなかった、ジョークのツボとコーヒーの好みは最悪だけど優れた上官だったのに。
あの男を知って、アンドリュー・バルトフェルドは変わってしまった。
マーチン・ダコスタはそう確信している。
あの日、砂漠を攻める隊長と真っ向から渡り合った連合の戦闘機乗り。
自らを『あの方の右腕』と名乗る謎のナチュラルを捕虜にして、何度か会話をする内に、バルトフェルドはなんというかこう、頭のネジが、一本欠落したような言動になってしまった。
優秀さは輪を掛けて上がり、異性にも更にモテるようになった。
そしてそれは、捕虜を返還しても元には戻らなかった。
早く昔の隊長に戻って欲しい。
ダコスタは強く願った。
そして決意を新たにした。
かのナチュラルが『あの方』と呼んだ男、セイル・オランチョを許さない、と。
故にアークエンジェルに対する殺意が最も高い地上のザフト兵は、実はダコスタだったりするのだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
アークエンジェルは早くも襲来したザフトに戦闘態勢を取っていた。
「左舷に敵、MS3、戦闘ヘリ5、こちらと並走するコースに入りました」
サイからの報告に、マリューは各部署へと指示を出していく。
「対空砲火用意、基本は振り切る事を念頭に。こちらの艦載機は準備でき次第発艦、敵機を接近させないで! ノイマン曹長、回り込まれないようにコース取りを。迎撃はバジルール中尉に一任します!」
「了解。左舷イーゲルシュテルン起動、航空戦力から無効化する。母艦からの遠距離砲撃に備えろ! 艦載機、準備はどうか!」
『こちら格納庫、ストライクはランチャーなら出せますぜ。エールは1回メンテしないと駄目でさぁ。後はフラガ大尉とオランチョ中尉が揃って早く出せと!』
「艦長、スカイグラスパー2機から発進させます、よろしいですね?」
「結構、各機発進を! また、本艦は低軌道からの連戦となります。敵に増援があるようなら空域離脱を視野に立ち回るので、各員そのつもりで!」
ブリッジの士気は高い。
つい先程目の当たりにした、余りに一方的で圧倒的なセイル・オランチョの戦果が、図らずもクルー達の心に闘志の火を灯していた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「セイル・オランチョ、スカイグラスパー出すぞぅ!」
『ムウ・ラ・フラガ、出るぞ!』
2機の白と青で塗られた戦闘機型のモビルアーマーが発艦した。
そのままロッテを組み、底面同士を近付けて、まるでアーモンドの様な形のまま敵へと距離を詰める。
「タカちん、どれやる?」
『ありゃあザフトの地上戦用MSだろ? 少しは減らしといてやらないと坊主が大変そうだ』
「犬かよありゃ……武装は頭と背中か……MSってか、足の生えた戦車だな」
『その分速そうだ。油断すんなよ』
「アイアイ」
『ブレイク!』
アーモンドが2つに割れ、破壊をもたらす双子の翼が戦場に解き放たれた。
『う、うわ、沈む……っていうか滑る!』
その頃キラは出撃早々、砂の大地に足を取られていた。
刹那、脳裏を過るこれまでの経験から来る確信。
(あっさりブリッツを降りたのはこれが理由か!……これ絶対に後でOS更新やらされる……僕だって低軌道から戦いっぱなしなのに!)
新たなタスク襲来の予感だった。
カス式育成メソッド、蔓延中。
置鮎さんは美声オブ美声、ハッキリわかんだね。
あったかもしれないカスIF
Vガン
マスドライバーを支えようとするケイトを押しのけてダルマにしたベスパのMSを蹴って詰め込むカスの図がアウト。
ウッソが早々に脱童貞しクロニクルは最終決戦前にストレスでハゲる。
初代
アムロの良き兄貴分としてシャーが酷い目に合い続ける
ゼータ
カミーユの良き兄貴分としてシャーとジェリドが酷い目に合い続ける
ダブルゼータ
ジュドー達の悪友としてマシュマーと身を隠すも逃げ切れなかったシャーが酷い目に合い続ける
逆シャア
シャーが酷い目に合い続ける