フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・   作:空の鏡

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フフ・・・幻想郷にチョコはあるのか?

 

 

悪いニュースと悪いニュースがあるよ。どっちから聞きたい?今、どっちも同じだから何でも良いと思ったな。じゃあ前者の悪いニュースから言うね。

 

裁判長と怠惰ヌが外に出してくれないの・・・。そのせいで初詣以降、一回も外に出てないです。仕事は私に見た目がそっくりの天使に任してるから大丈夫と言ってるけど、本人が働いてないからだいじょばないのよね。

 

続きまして後者のニュースです。本日はなんとバレンタインです。遂にきてしまった陰キャにとって酷な日が。前世で一度もチョコを貰ってないから、この日は嫌いやねん。

 

バレンタインなのを主張してくるくせに、誰一人チョコを渡してくれなくてさ・・・。そのくせ私以外は貰ってるんだよ?久々に沸いちゃうね、殺意。

 

とか思ったけど・・・そもそも幻想郷にバレンタインはあるのか?だって夏祭りのときにチョコバナナがなかったから、肝心なカカオが存在しないのか?

 

「先に作っていたのに・・・。」

 

私はバレンタインチョコの受け取り経験がないため、勿論お返しなんて渡したこともない。だからFGOみたいに先にチョコを渡してやろうと思っていたが、カカオがないなら絶対に貰えないよね。

 

生まれ変わって幻想入りしたくせに、サーヴァントからもチョコ貰えないとか、これだから陰キャ君はさぁ・・・・・。何でモテないんだよ(涙)。

 

念の為に紫苑、女苑、桂姫、磨弓の分も作ったから、一旦全員にチョコ上げに行くか。桂姫と磨弓には聖杯で空間繋いで渡したから、次はグラナートにいる人だな。

 

「ダンテおはよー。」

 

「あ、おはようございます。」

 

「おはようー。」

 

リビングにいるのはトロンヌ、紫苑、女苑の三人。裁判長はいない。どこに行ったのか分からないけど、あとで渡せばいっか。

 

「フフ・・・おはよう。君達にこれをあげよう。」

 

私作チョコレートを味わいたまえ。聖杯で作ったチョコだけど、私が聖杯を使ったから実質私作で問題ない。それに黙っていれば、誰もこの事実に気づくことはないしね。

 

「ありがとうダンテ!」

 

「気が効くじゃない。ありがとうね。」

 

この二人の反応的に幻想郷にバレンタインはなさそう。外の世界にはあるのでチョコは渡すけどね。神よ、我が友愛を受け止めなさい!

 

「バレンタインチョコありがと。でもお返しは用意してないよ?」

 

「それでも大丈夫。」

 

安心してください。私は陰キャなので、お返しどころかバレンタインには何も貰ってないからノーダメです!それ以前に推しの幸せな顔以外は要求しないので。

 

「でも何もあげないのは悪いし・・・これあげる。」

 

怠惰ヌが出したのは白い羽ペン。持ち手は銀色で、ペン先は虹色になっている。怠惰ヌが持っているペンと同じと部分がある羽ペンを貰えるんですか!?

 

「初めて作ったけど、ちゃんと使えるはずだよ。」

 

「ありがとう。大事に使うね。」

 

何も貰えないと思ってたから嬉しい。しかも推しが使っているペンと同じところがある。この羽ペンはうちの家宝にします!

 

「私だと思って使ってね。」

 

この羽も綺麗で良いな。しかも白くてフワフワしている。何の鳥の羽だろ。もしかして幻想郷にしかいない鳥かも?

 

「照れるからあまり触らないで。」

 

「フフ・・・すいません。」

 

羽を目の前で触りまくったせいで怠惰ヌの顔が赤くなってしまった。誠にごめんなさい。バレンタインに初めて物を貰ったから嬉しくてつい・・・。

 

「ダンテ、おはようございます。」

 

「あ、メタトロン。おはよう。」

 

裁判長がリビングに来た。早速チョコを渡すそう。お返しはなくても良いから、受け取ってください!

 

「はいこれ。チョコだよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

フッ・・・ノルマ達成。やることが終わったし、部屋に羽ペンを置いてくるか。これ無くしたらさすがに涙が出るからね。

 

「あのダンテ!これを・・・どうぞ。」

 

「・・・・・ありがとうね。」

 

大きな声で呼ばれたときは説教かと身構えそうになったが、チョコを渡すだけか。嬉しいけど焦ったぁー。でもお返しくれるなら、そんなことくらい許します。

 

「その傷は・・・?」

 

「えっ!?これはその・・・チョコ作りのときに切ってしまいまして。」

 

チョコを受け取るときに見えた、()()()()()()()()()()()()()。そんな傷ができるなんて・・・裁判長もミスすることあるんだ。

 

「傷は後で治すので安心してください。それよりもチョコの味はどうですか?」

 

そんなに気になるなら、今ここで食べてみるか。包装を開けると、私の令呪の柄があるハート型のチョコレート。へぇ・・・ハートねぇ・・・。

 

「フフ・・・嬉しいね・・・。」

 

「良いから食べてください!」

 

写真を撮りたかったが、カメラがないので諦めて食べます。作っとけば良かったよぉー!何で作らなかったんだよ、聖杯あるくせに!

 

「・・・美味しい。」

 

令呪のところはストロベリーチョコ、それ以外は私の好きなミルクチョコの味がする。美味しい・・・こんなチョコを前世でも食べてみたかったのに・・・どうして何も貰えなかったんだ!陰キャだから?せやな。

 

「なら良かったです。貴方が喜ぶようにと、()()も入れたかいがありましたね。」

 

今日は怠惰ヌから羽ペン、裁判長からチョコを受け取れるなんて人生最高の日だ。あぁ・・・成仏しそう。異変解決したかいがあったー!!

東方ロストワードの主人公は登場させる?

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