フフ・・・気づいたらダンテになって幻想郷にいた・・・   作:空の鏡

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皆様のおかげで日刊ランキング237位に入れました。本当にありがとうございます!評価、感想、お気に入り・・・全てが投稿の励みになります。これからも是非ダンテが勘違いされる所を嘲笑いましょう。


フフ・・・もうダメだ・・・おしまいだぁ・・・

 

 

「何故あんなことをするのですか?私とは遊びだったのですか?」

 

「見捨てるつもりだったの?お願い、私を置いて行かないで・・・。」

 

いやあの・・・その・・・何も悪いことしてないのにどうしてこんな目に遭うの?あ^〜罪悪感が身を包むんじゃあ〜。誰か助けてくれ頼む。

 

「何か言ったらどうですかアリギエーリ?」

 

「何で否定しないの?本当に捨てる気なの?」

 

ウワァー!腕組まれながら推しの説教ASMRされて罪悪感でSAN値がゴリゴリ削れていきます!(建前)

マッテホントムリ…オレタエキレナイ…ザイアクカンデシンジャウ…。(本音)

 

蘇る前世の記憶。親の説教で頭が真っ白になってしまい、ただ涙を静かに流すしか出来なかった俺・・・。

 

嫌な記憶が鮮明に思い浮かびまくる・・・本当に死んじゃう。だが慌てる時間じゃない。今、全力で門を抑えているから、私が耐え切れるうちに終わらせないと・・・。

 

「いやっ・・・その・・・えっと・・・・・。」

 

落ち着け私、落ち着け私、落ち着け私。こんなときこそ冷静になるんだ。常に余裕を持って優雅たれと魔術師も言ってる。大丈夫だ私ならできる。ふぅ・・・少しはマシになったじゃないか。

 

「えっとじゃ何も伝わりませんが。」

 

「そんなに私たちに言いたくないの?」

 

慣れて来た。数秒前の私なら消滅するくらいのダメージだったが、今なら致命傷のダメージで済む。ガッツがなければ死んでいた。マジでガッツ偉大。

 

胃どころか頭も痛い・・・胃がキリキリ、頭がズキズキ。ただ名前を付けただけなのに。何でこんな地獄を体験しないとダメなんですか!?

 

「私は二人を捨てるつもりなんてないです・・・信じてください。」

 

「嘘ではないみたいですが、それなのにあの女をダンテは求めるのですね。私がいるのに。」

 

「何ヶ月も暮らしたのに、何の関係もないあの女をダンテは求めるんだね。私がいるのに。」

 

浮気クズ男扱いされながら推しに説教されるとか、トラウマになりそう。もう逃げたい。今すぐにこの場から離れたい。でもその願いは叶わない!

 

私は扉から遠い壁に寄りかからせられながら、冷や汗ダラダラで全力で地獄門を抑えている(精神的)。これが現在の私の様子。

 

右腕を裁判長が組んでる(私が振り解けない力で)。左腕を怠惰ヌが組んでる(私が振り解けない力で)。これが現在の二人の様子。これで分かるな。

 

大 天 使 か ら 逃 げ ら れ な い !

 

本当に誰か助けてくれ。今なら悪魔だろうが、邪神だろうが何だろうが、首を垂れて助けを求めれる。

金ならあげるし、寿命もあげるし、聖杯(予備)もあげるから助けてくださいよぉー!!

 

「私じゃ不満なんですか?あのとき言った好きも、愛してるも、可愛いも、美しいも、全て嘘だったんのですか?」

 

「何でポッと出の女に目移りしようとするの?一緒にいてくれたのにどうして?何で?天使よりも人間の方が良いの?」

 

・・・・・すみません!私が悪かったです!反省してます!もうしません!だからどうか・・・え?何が悪かったのか言ってみろだって?

 

・・・すみません。よくわかりません。べっべべべ別に聞き逃した訳じゃないし!聞いたけどすぐに忘れた訳じゃないし!とにかく俺は悪くないもん!

 

「いっそのこと"あれ"をするしかないようですね。」

 

「今回ばかりは私も同感。早速"あれ"をしようか。」

 

一体何をする気なんですかねぇ・・・。とりあえず私の命が飛ぶのは確定やろな。何も悪いことしてないはずなのに死刑にされる・・・!

 

推しが何も悪いことしてないのに有罪にするなんて・・・!実際にあったな。奏章IVでも藤丸にやってたし・・・人類の嫌悪で有罪確定にしてたもんな。そんな推しも私は好きです。

 

「二人とも・・・?何をする気なの・・・?」

 

目の光がない。見た瞬間に、ここから逃げたいのに絶対に逃げられないと、心で理解した!あと出来れば腕の力を抜いてくれますか・・・?跡が出来ちゃう!

 

なんか二人とも背高くね!?さっきまでよりも背が伸びてる。ちょっと背を越さないでくれますかー?うわっ!?腕組まれたまま羽に包まれていくよー!すっごいふわふわしてる・・・これから死刑(推定)なのに、こんな目に遭っても良いんすか!?

 

「最後の確認です。」

 

「嘘つかないでね。」

 

「「私たちのこと、愛してますか?」」

 

「勿論。愛しているよ。」

 

条件反射で言いました。後悔はない。私はこの返しで良かったと思う。何に怒っているのかよく分からないが、とりあえず機嫌を良くしてもらえば良いのだろう?分かっているとも。

 

「私は受け入れるさ。どうぞお好きに。」

 

機嫌良くしてください。犯罪行為と自殺以外ならなんでもしますから。私の聖杯が。文句は受け付けません。この私が願いを叶えられる訳ないだろうが!

 

「・・・・・怠惰な私。これは今の状況を分かった上での発言だと思いますか?」

 

おい聞こえてるぞ。小さい声でビビらせるようなことを言わないでくれよ裁判長。サーヴァントならマスターに優しくして。役目でしょ。

 

「どちらにせよ、新しい女増やさないためにやらなきゃダメでしょ。ここまで来たんだから分からせないと・・・。」

 

おい待て今聞き捨てならんことが聞こえたぞ。この状況になった原因はお前かい。怠惰なのによく頑張ったね!それはそれとして、よくも驚かしてくれたな絶対に許さんぞ!

 

せや!聖杯よ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!これでやり返せるにぇ・・・。相手が推しだけど、それはそれとしてやり返したいのでね。

 

流石に過度なやり返しはしないよ。有罪になっちゃうし。皆んなも気をつけて驚かそうね!

 

「裁判長、覚悟は良い?私は出来てる。」

 

「・・・・・わ、私も出来てましゅ!」

 

噛んだな。可愛いなこの大天使。語尾にマシュが来て、ファーストサーヴァントで、ルーラー(適正あり)とか、これもう実質マシュ・キリエライトやろ。メタトロン・パラディーンの実装はよ。

 

「じゃあダンテ、私たちから目を離さないようにしてあげる。今日を忘れられない日にしよっか。」

 

左上から乙女ゲーでよくあるセリフを囁かれてる!いつもは怠惰で一緒によく遊んだり、食べさせたりした相手が、高身長の怠惰な面影が見えない姿になって乙女ゲーのセリフを吐いてくる。

 

「ダンテ、いやマスター。私たちの純潔・・・貴方に捧げます。嫌ではないので安心してください、ね?」

 

右上からネット小説で見たことあるセリフを囁かれてる!いつもは真面目で公平公正を守ろうとする相手が、高身長になって明らかに天秤を傾かせたセリフを吐いてくる。

 

二人とも背が高くなったせいで胸が肩に乗っているし、またに顔に当たる。しかも羽に包まれているせいで、隣の二人以外見えない。匂いがこもって頭が悪くなりそう。

 

だが賢い私は気づきました。二人の言動から察するに、()()()()()!だって私は弱いし、最近働いてないし、顔は・・・ダンテだから良くても性格悪いから絶対にモテない。故にここは夢だ。Q.E.D 証明完了!

 

推しと同棲しているのにこんな夢を見るなんて・・・私じゃなかったら好き勝手にしていたね。一線を越える前に早く起きるか。・・・おかしいな。起きろと思っても全然起きれない。これってピンチ?

 

「「ダンテ、準備は良いですか?」」

 

いやいやいやいやいやいやいや!!!!!!!

良くない良くない良くない良くない!!!!!!

 

このままだと恥かくことになるから!目を覚ましたときに魂見られたら、絶望することになるから!セクハラだって言われるから!契約解除されるから!誰か助けてぇぇぇぇええ!!!

 

そんな思いが伝わったのか、目の前にスキマが出てくる。その中から()()()()()()()()()()()()()()()()()()が飛び出してきた。

 

場の空気が凍りついたものになっている。いきなりの出来事に裁判長も怠惰ヌも私も反応できぬまま、赤い封結晶は一人でに動き出した。

 

 

 

 

 

 


 

数日前からグラナートのポストに放置された手紙

 

ダンテ・アリギエーリへ

 最近幻想郷で見たことがないもの。私が封結晶と名付けたものが現れています。本来なら癪に触りますが、貴方の力は使えるので手伝ってもらいます。

 私は青い封結晶を調べるので、ダンテは赤い封結晶を調べてください。現物は数日後にそちらに送らせていただきます。八雲紫より。




イベント序盤の俺「呼延灼可愛い!」
イベント中盤の俺「FGOが健全なゲームじゃなかったら絶対魔力供給してるやん!」
イベント終盤の俺「何やってんだ夏延灼ッー!」
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